私の妹

私の妹はわがままだ。

私の妹の性格を一言で表すと…妹を最優先に扱ってよ女子？みたいな感じだ。

上手く言えないけど、そんな感じ。

私の妹がわがままなのは、自分以外の誰かじゃなくて私限定なのだ。

例え話をすると…

「お姉ちゃんのほうがあたしより可愛いお人形さんだよ！ずるい！交換して！」

「やだよ…」

「いやなの！お姉ちゃんはあたしより可愛いお人形さん持ってちゃだめなの！」

「うわあああん！」

「…友香（私）、お姉ちゃんなんだから譲ってあげたらどう？」

「…わかったよ…」

スッ

バシッ

「！」

「やったあ！やっぱりお姉ちゃんよりあたしのほうがこのお人形さんは似合うわね！」

…こんな感じでいかにも女王様、みたいな感じなの。

こんな私の妹が私はずっと、

「お姉ちゃん…ごめんなさい…」

ずっと、

「お姉ちゃん、ごめんなさい、あたし、なにかしたなら、あやまるから…」

ずっと…

…

あなたは私だけ見ていればいいのよ。

大好きだった

私だけにわがままを言ってくれていて私だけを見下してくれていて…ずっと、ずっとそんなところが大好きだったの。

でも、周りには『私が妹のせいで苦労しているお姉ちゃん』に見せるために必死だったの。

だってもし、うん！いいよ，あげる！

なんて言ったら絶対に『優しいお姉ちゃん』で終わってしまうじゃない

だから私はわざと冷たくしていたの。

私が冷たくすれば周りは可哀想な子、苦労してるのね、あんなわがままな妹をもって、親は何も言わないの？って私に同情の目が向けられるようになる。

もし親が周りからの態度を悟り、妹を強制するようになれば‥その立場を私がとったら？

妹はどんな反応をするのか、それが気になるからそこを狙っているの。

だって姉なんだから妹のいろんな感情や表情、気になるじゃない？

…でもある時、私の妹はある時急に私の方を見てくれなくなった。

それは

アイツ（養子の姉）が来てから。

アイツが来たせいで私の妹の目標が私から変わってしまってあのクソババアに移ってしまって、私はついには妹に相手にされなくなって、とっても悔しかった、とっても憎らしかった。

だからね、

殺すことにしたの。

そして、妹を

監禁することにしたの。

私だけの妹にして、誰にも邪魔されないように。

誰の目にも映らないように

誰にも目移りしないように。

「どうして、こんなことするのっ」

「ぐすっ、ぐすっ」

なぜかって？

そんなの決まってんじゃん

誰のものにもならないように、

私だけのものになるように、

「お姉ちゃん（養子の姉）…」

「…」

私だけを考えれる脳にするように、

…そのために…

…だから私は今日もこう答えるの

「私だけの妹だから♡」

END