???「…..俺、いつまでココにいるんだろ」
______________
あいつとの”約束”
忘れるはずもない、今でも覚えてる
あの光景、彼の表情、彼の声
彼は、悔しそうに涙を流し震える声で
がんばって喋っていた
嬉しかった、自分のことを、俺の中身を
大切にしてくれた、必要としてくれた
そんな彼が、俺は大好きだった
コンコン
pn「はーい」
いつも通り、両親が来て勉強をしているか聞かれる
そう、思っていた
???「…..兄さん、」
pn「…..!?」
pn「ぶるー…..く、?」
弟が、病室へ来た
信じられなかった、彼は数年前行方不明になったはずだったから
pn「…..どうして、ここに….?」
br「一緒に、来て欲しいんだ…..ッ」
br「会わせたい人が、いるの……ッ」
ぶるーくの真剣な顔を見て、俺は微笑み
pn「もちろん」(ニコッ
と言った
___________________
下半身麻痺で、車椅子で運ばれる俺は
どうしようもなくみっともない、そうやって嫌っていた
pn「…….ぶるーく、久しぶりだね」
br「うん….ごめんね、兄さん」
なぜか謝るぶるーくに、俺は笑って言った
pn「なんでぶるーくが謝るの、w」
pn「誰も悪くないよ、ね?」(ニコッ
br「……ずるいなぁ、兄さんは、笑」
pn「へへへ…..笑」
兄弟だから当たり前だけど、俺達は結構似てると思う
笑い方や考え方
そう思うと、自然と笑顔が溢れる
pn「ぶるーくに会えてよかった、本当」
そう俺が呟くと、ぶるーくは少し驚いた顔をしながら俺に言った
br「こんな僕、会っても仕方ないと思うけどな…..」(笑
ぶるーくは笑いながら自虐をした
けど、俺は言い返した
pn「俺の大事な弟なんだから、いいに決まってるだろ?」(ニカッ
相変わらず恥ずかしいセリフを言ったな
そんな風に思いながらも、ぶるーくを励ましたいから後悔はない
そうすると、ぶるーくは
br「ふふ…..ありがと」(ニコッ
笑顔を見せてくれた
俺は今、一番幸せかもしれない
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!