「やっと来たか。小娘。」
え、誰??
凄く虎杖くんに似てる…
でも、何か…
「イヴ先輩…!?」
『虎杖くん…!?』
…?呪言が発動されない…?
「ふむ…貴様は興味深いな。」
『虎杖くん。…誰、あれ』
悠「あー…えーと…俺が食べた宿儺の指…」
悠「り、両面宿儺。」
あれが!?
超虎杖くんに似てるよ!?
えぇ…
悠「なんでイヴ先輩はここに…?」
『私も分からなくて…』
宿「さっきっから俺を無視して何をしている?」
いつの間に目の前に…!?
宿「…おい小娘。貴様、何者だ?」
いきなりそんな質問を投げかけられた
『…へ、?』
宿「貴様の中にいる特級呪霊。
それも1人や2人ではない。」
宿儺が私に触れるとすると…
バチッ!!
宿「チッ…これは、守護の呪い…」
月「気安く妾の姫に触れるでない」
私の後ろから月が出てきた。
怒ってる。血管浮き出てるもん
宿「月読命か。久しいな」
月「1500年ぶりくらいか。」
宿「だが、貴様は俺が殺したはずだが」
月「お前も瀕死だったはずだが?」
宿「ふむ、やっぱりあの小娘は興味深いな」
月「姫に近づいたら殺す」
今にも殺しそうな目で月は言う。
私と話してる時とは違う、殺意MAXの目。
『い、虎杖くん…!!宿儺止めて…!』
悠「無理っすよ!!!」
『えぇ…!!』
すると耳元で声がした。
またしても目の前にいる宿儺
宿「ふむ…なかなか愛い。」
えっ…愛いって…可愛いってこと、だよね?
わ、私が??いや、それはないか
宿「どうだ?俺と契約するか?」
えぇ…困る…
パチン
ふわっ宙に浮き、
気づけば月の腕の中にいた
月「妾の姫で遊ぶな。半端者が」
悠「宿儺。それ以上先輩に言い寄るなら
俺も容赦しない。」
月…虎杖くん…!!!
月「怖かったのう…」
よしよししてくる月
私子供じゃないんだけど
宿「はははっ!!!
月読命だけでなく、
小僧もその小娘の味方をするとは面白い」
『…』
やっぱりこの人…本で見た
いやでも姿が違うのは、
虎杖くんが宿儺の指食べたのと関係あるのかな
宿「…そろそろ時効だな。
ではまた話をしよう。」
『待ってください。
何故貴方は
私をここに連れてきたんですか?』
宿「…俺は連れてきていない。」
『え』
連れてきてない…?
じゃあ私が迷い込んだってこと…?
月(また、新しい呪術が目覚めたか…)
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『ん、』
肩が妙に重いと思って右を見たら
憂くんが私の肩に頭を乗せて寝ていた
ちょっと待って。なんでいるの?
たしか私、水飲みに来て、
それから寝ちゃったんだっけ…
チラッと手を見ると握られていた
(…あったかい)
思わず頬が緩む
憂「ん…?い、ゔ…」
『ごめんね、起こした?』
憂「ううん、大丈夫。」
『憂くんあったかいね』
憂「そ、う、だね…」
憂(そうだったー…
僕棗ちゃんと手繋いでたぁ…)
顔を赤らめる憂くん
どうしたんだろ…
憂「イヴも僕も部屋着のままだね。
着替えようか」
あ、いいこと思いついた
『じゃあ!!』
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真「で、制服交換をしたと?子供かよ」
『薔薇!ランラン!!』(うん!可愛くない?)
真「さぁな」
パ「真希も素直じゃないな」
真「うるせぇ」
なんだかんだ認めてくれてる禅院さんと
嬉しそうなパンダくん、
そして
棘「…」
何故か不機嫌なお兄ちゃん
憂くんの白い制服を身にまとって
ズボンを履く。
ちょっとダボってるのいい感じ。
「純愛だよ」って言いたくなる
『サクラサクラ!!クローバー?』
(憂くん憂くん!!どうかな?)
憂「すごく似合ってるよ」
『薔薇ぁ!!』(やったぁ!!)
ぎゅーっと憂くんを抱きしめようとすると
棘「おかか!!!」(ダメ!!!)
今まで黙ってたお兄ちゃんが
私の腕を強く引いた
棘「おかか!!高菜!すじこ!?」
(なんで憂太と制服交換したの!?)
『桔梗、牡丹』(憂くんと、したかったから)
棘「おかかーーー!!!」(やだーー!!)
ポカポカ叩いてくる
ちょっとくすぐったい
パ「棘ーそれくらいにしとけ」
真「そうだぞ。
制服交換ならいくらでも出来るだろうが」
棘「明太子ぉ…」(そうだけどぉ…)
憂〘ごめん、棘くん〙
憂くんの心の声が聞こえた
でも昔お兄ちゃんの服私着てたから
一応成り立ってはいるんだよね…?
悟「はーい。
今日は鬼ごっこするよー」
びっ、くりした…
真「急に現れんな」
悟「あ。そうだ
棘。これあげるね」
五条がお兄ちゃんに渡したのは私と同じ薬
棘「おかか?」
憂「あ。イヴと同じ薬。」
憂くんも分かったみたい
悟「この薬を服用してる間、
普通に喋ることが出来るよ〜」
棘「明太子!?」(ホント!?)
悟「ホント〜」
五条…親から奪ったこと言わなかった
まぁなんで知ってるのって
問い詰められるかもしれないからかな。
棘「高菜?」(飲んでもいい?)
悟「いーよー」
1錠手にして飲み込む
棘「あー、あーー…喋れる!!憂太!!」
憂「良かったね」
棘「イヴー!!」
『ヴッ』ポキッ
まって力強。肋骨死ぬ
棘「イヴ僕喋れるよ!!」
『ば、薔薇…』(そ、そうですか…)
そんなことより離して欲しい
そろそろガチめに肋骨が…
さっきポキッて言ったよ??
折れたんじゃね??
悟「でも服用してる間は
呪言使えないようになってるからね」
…それ私知らなかったんだけど。
後で説教しよ。
悟(あ。やべ。僕死んだ)
悟「じゃあ10分後に校庭集まってね」
あ。逃げた
真「行くか」
パ「おう」
憂「頑張ろうね」
『薔薇っ』
真「棘。てめぇはいつまで引っ付いてんだよ」
『ききょう…』
現在進行形でお兄ちゃんは私に引っ付いてる
ていうか憑いてる???
なんか唸ってるし。怖いよお兄ちゃん
棘「いゔ〜…」
『ラン、クローバー』
(このままでいいので行きましょう)
憂「大丈夫?」
『薔薇っ』(うんっ)
憂「イヴは力持ちだね」
憂くんが頭を撫でてくれる
『へへっ…』
憂&棘「!?///」
はっ…笑った…?今、
憂「今!笑ったよね!?」
『…薔薇、?』(笑った、?)
笑ったの…?私、
自覚できないほど自然に
憂〘棗ちゃんが笑ってくれた…!!
初めてかも…!!〙
憂くんも嬉しそう
棘「…」
頬に手を添えたお兄ちゃん
(気づかれたかな…)
棘「棗に、似てる」
『!?』
憂「!?」
ごめん。お兄ちゃん。
私、知らないフリするね
『クローバー…?』(棗…?)
棘「…なわけないかぁ…」
棘「どこにいるのかな((ボソッ」
ここにいるよ。お兄ちゃん
なんて、言えないけど。
ちゃんと、守るからね
月「…ふむ」
『…へっ』
憂「…へ?」
月「…しぃ…」
あっ…
トントンッと胸を軽く叩く月
(心の声聞けってことかな…?)
〘呪力は消してるから大丈夫じゃ〙
あ。そうゆうこと。
だから五条いるのに気づかないのか
〘鬼ごっこやるって聞いた。
妾も観戦してて良いか?〙
(楽しくないけど)
〘どうせ姫と憂太のことじゃ。
一緒に逃げるのだろう?〙
まぁ、たまにはいいかなぁ
(いいよ。)
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悟「あーー!!!そこのバカップル!!
先生の前ではイチャつくの禁止!!!」
憂&棗「『バカップルじゃない/です!!』」
パ「ハモるほど仲良いのな」
パンダくんもそろそろ殴った方がいいかな
悟「じゃあ早速…といきたい所なんだけど、
イヴ薬飲んだ??」
『桔梗。』
悟「じゃあイヴも薬飲もうか。
僕に呪言使われたら元も子もないからね」
『薔薇。』
『薔薇。』
悟「それじゃあ、僕に見つからないよう
上手く逃げてね!!」
よーい…
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