仮面ライダー剣

文章との日常（XXXワールド）は多幸論に包まれた気付かない一時のささやかな一コマ。寮ではパーティーが行われていた、剣崎がケーキを切り分ける。四人の仮面ライダーは武器を捨て休戦の刻を迎える……。

「人間はこんな羨ましい事をしていたのか。心が暖まる、剣崎」

「相川。バトル・ファイトは停戦協定中だ、眉間にしわを寄せるな」

出前寿司にピザ。その場しのぎだと解ってるけど止められない、勝ち組の性！！

「アンデッドサーチャーは反応しないわ。冬眠でもしたの？　橘さん、BOARDの資料を見据えて」

「飯が不味くなる。文子、睦月ーこんな時代だからこそ支え合いの精神だ」

皆が頷く、物々しい過去に忌まわしき記憶……憐れな末路を歩んだ負の遺産。俺達は諦めない！！　太陽は沈まず言ノ葉に残響した愛が地球を廻す。上級アンデッドの死はレンゲルのベルトの伊坂の実験体・ホムンクルスー谷口が遺してくれた物は男の雄々しき能力と絶対なる力の誇示！　現実と理想のギャップ……不可思議な【謎】が二つの天秤の矛盾を呼び彼方への時空の因果律を奏でる。噂話に耳を傾けば新世界の鼓動を時間が解決してくれる神々の祭り、何事も慣れ。睦月は文子の笑顔を隣で見て安心した。僕が衛る、掛け替えのない命。お腹の中の娘は健気に胎盤に居る。

「妊娠何ヵ月？　女の子なんでしょ」

「ミルク代稼げよ新米ヒーロー」

アンデッドが街を歩く。

「グウウ、っッ……。」

水星の通信が都民を干渉する真夜中の協議、政府は経済と政治の進化に思いを馳せる警察との銃撃戦を化け物との駆除に生き急ぐ。二十体の魔物は人々の性活を脅かすーハンターは変わらない星座の血族の証をAB型に恋い焦がれる……。追い風は明日の足音を誰よりも奪わせないー

銃撃戦がヒートアップする、バリケードに工場区の避難シェルターの春の気配が物怖じしない酒池肉林のユメと変わる！　ブレイドのキングは会得済み、残るは……最期のピースの欠片と統べてのからくりを脱ぐ未来予知（予定調和）の到来の予感、図らずも砂時計の逆さまの快晴の青空に溶けて行く慕情……もうすぐだ。誰しもが願い謳う購いの時間。

キングフォームにて闘う戦士が双剣を構えヒートアップする、ライダーの風に扇ぐ究極進化の絶頂！　まだ見ぬ未知なる敵が彼等の行為を乱す夢現の日々。壁は壊されたバトル・ファイトの新時代（NEXT GENERATION）の適格者為る思想が皮膚感覚の姿見に写し出す。

天王寺は神の支柱とシンパシーをした。最後の審判。

「私が手懐ける。愛する者の為の統制と第二世界の創世へと続くゴールへ」

人は夢を見る。終わらない岐路の最愛の烙印！！