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こんにちは〜!今回も書いていきます!

それではどーぞ!!


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太中(太←中)BL

切ない 不穏


中也視点

こんなにも海は綺麗だったなんて。

ガラスの奥に映っている海は月光で光り輝いていた。

瞳に映り込んでくるその海は現実とは思えない程、綺麗だった。

俺はそんな海を眺めながら無意識にこんなことを呟いていた。

「あと…どのくらい一緒に…..」

その一言が示す意味。

それははっきりと分かった。

あいつは…太宰は。

「この組織を…」

俺を裏切る…?

手前の最近の違和感も。

事情を聞こうとすると突き放されるのも。

俺に向けたあの鋭くて冷たい眼差しも。

全部、全部…..。

何か手前をそうさせる原因があって、理由があって…。

そして手前は何かをきっかけにこの組織を出ていく。

そんな気がした。

未来が見えた気がしたんだ。

゙なら俺はどうすればいい?゛

引き止める?また話を聞いてみる?

…いや、そんなこと出来ない。

なら…..


 引き止める

 もう一度話を聞く

▶知らないフリして見送る

もう、運命を選ぶことすら許されない。

たった一つだけの最初から定まっていた運命。

たった一つだけのそれを…受け入れるのみ。

引き止めても振り切られ、話を聞いてもきっと意地でも話してくれないだろう。

なら、尚更。

運命ってものは残酷で、神様って言う存在も冷酷無情で。

きっと神様は、こんな人殺しなんかに救いの手を差し伸べてくれることなんて無い。

俺は傷ついても、失っても…

ずっとこれから先も…

闇の中で生き続けるしかないんだ

じゃあな、太宰。

いつか、別れる日が来た時─。

知らないフリして、別れの言葉も無しに見送ってやるよ。

本当に *最悪な別れ* だろう?

俺たちはいつ、どんな時でも最悪な相棒だったさ。

路地裏で最悪の出会いを果たし、任務では汚濁を使うまでの最悪な状況に出くわし、そして別れの時も─。

あぁ、でもな?

少しだけ、本当に少しだけだが…楽しかったさ。

喧嘩ばかりしていた日々も悪くねぇって思うんだ。

そんな”最悪な相棒”の関係を壊したくない。

だから最後の最後まで ゙最悪 ゙でいようぜ、相棒。


今回はこれにて終了です!

またまた短くなってしまいましたね…

長文得意だったらよかったんですけど…

はい、という訳で次回もお楽しみに!

とはいえこの作品人気ある訳じゃないんですけどね((

ばいゆら〜!!

水泡に帰すフェンネルよ、今咲き誇れ

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