テラーノベル
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学パロ 長いです
「br!お前授業中居眠りしすぎだぞ」
br「はーいすいませーん」
絶賛職員室で説教中
理由は授業中の居眠り
だって仕方なくない?あんなつまらない授業
聞くだけ無駄だよ
「なんだその態度!?」
この先生、怒ったらだるいんだよな〜..
「お前罰として図書室で居残りな」
br「…えぇ、なんで??」
「先生には敬語を使え敬語を」
「本に触れたら少しは道徳心学べるだろ」
「授業中眠られるこっちの気持ちになれ!」
うっわぁ..まってなんか面倒臭いことになってない?
僕本とか授業以外読んだことないんだけど
ましてや図書室なんて自主的に行ったこともない
「今図書室開いてんだよ。早く行ってこい」
br「え、ちょっとまってよ先生」
絶対着いても何も読まないけど、
帰れないのは面倒臭すぎる
こっそり帰るか…
「ちなみに。他の先生にもお前が帰らないか見張ってもらうからな」
br「うげ、なにそれ」
「やっぱ帰ろうとしてただろこの馬鹿野郎」
「俺が呼びにいくまでは絶対帰るなよ」
仕方ない。図書室で寝るか
「ほら、さっさと行ってこい」
br「…はぁ〜い」
ていうか、図書室の場所さえも曖昧なんだけど
三階なのは覚えてたけど…
手当たり次第に教室の扉を開ける
勿論鍵が掛かってるから開かない
br「…こっちの校舎だよね…?」
少し不安になりながら、最後の教室の扉に手をかける
すんなり開いた
br「よかったぁ〜、僕の記憶力天才」
br「失礼しま〜す…」
図書室だから少し小声で、ゆっくり入る
あれ、図書室の先生いないんだ
ならなんで開いてるんだろ
その理由が分かったのはすぐだった
「…」
1人の男の子が、席に座って本を読んでいた
橙色の夕日に照らされていて、なんとも美しい
まるでお人形さんみたいで
一瞬にして、目を奪われた
集中して本を読んでいる
その子以外、人はいないようだ
ドンっと、肩が本に当たってしまった
ぱらぱらと本が落ちてくる
br「ぅわっ、やば、!?」
本が数冊、落ちてしまった
全部難しそうな本ばっかり
「..大丈夫ですか?」
男の子は僕に気付いたようで、声を掛けてくれた
態々本を読むのを中断して。
br「ぁ、う、うんっ、大丈夫大丈夫〜..」
br「ごめんね..?うるさくしちゃって..」
「いえ、全然」
想像していたより、声が高くて、
優しい、落ち着く声をしていた。
急いで本を元の場所に戻していく
「….あ、」
ふと、男の子が声を漏らした
br「ど、どうかした、??」
男の子はこちらに近付いてくる
心臓の鼓動が早くなる
「そこ、入れる所間違えてますよ」
br「…え?あ、そうなの??!」
「はい、これ五十音順に並べてあるので」
そう言い、本を拾って本棚に戻してくれた
br「わっ、ごめんね、?!」
「大丈夫ですよ。暇なので」
手慣れた手つきで、本を元に戻している
br「…もう放課後だけど、いつもここにいるの?」
「そうですね、本好きなので」
すごい、僕と真逆だ
「..あんまり本とか読まなそうですけど、どうして図書室に?」
やっぱバレてるよね、本の並べ方も知らないんだもん。
br「..あっはぁ笑..居残りってやつ?」
「あぁ..」
男の子は納得したかのように、返答をする
え?僕ってそんな居残りしてそうなの??
br「…あの、さ」
「..はい?」
br「僕、本とか全然読まないんだよね」
「…はい」
br「だからさ、おすすめ。教えてよ」
ふと、興味が湧いた
本なんてただの文字を凝縮させたかのようなもの、全然好きじゃなかったけど
この男の子が好きな本が知りたい
その気持ちでいっぱいだった
「..俺の好きな本でいいんですか..?」
br「むしろ君の好きな本が読みたいな〜」
「..わ、かりました、..」
少し歯切れの悪い返事をした後、そっぽを向かれた
br「あ、え嫌だったら全然いいんだよ!?」
「..あ、そうじゃなくて、」
「…ちょっと、恥ずかしくて、」
そう言った男の子の顔はほんのり赤くなっていて、耳まで赤かった
さっきまで、すごい大人そうな雰囲気が一気に崩れ、まるで恥ずかしがり屋な子供のような、可愛らしい一面に動揺する
「えーと、俺のおすすめは、」
そう言い、歩き出した。
僕はそれに黙ってついていく
「これ、これです」
本を手に取り、僕に見せてくれた
その本は少し、いや大分難しそうで、
普段の僕なら絶対に読まないであろう本
「..これ、すごくおもしろいんです、」
そういう男の子は、微笑んでいた
さっきから、一度も頬を緩めることはなかったのに
ほんとに本が大好きなんだなぁ..
そう思ったらなんだかこっちまで頬が緩んでしまった
br「…ねぇ、君の名前なんていうの?」
「え、..俺の名前ですか、?」
br「うん、君」
br「僕はbrだよ」
「kn、です」
br「..kn、ね、よろしく!」
kn「よろしくお願いします..?」
br「..あの、さkn」
kn「..はい、?」
br「僕、これからここ来てもいいかな」
kn「..え、と俺は大丈夫ですよ、?」
br「ほんと!やったぁ〜!」
あの日から、僕は毎日放課後に図書室に通っている。
本は難しくて、毎日少ししか読んでなかったけど、やっと今日読み終えた。
本を読むのは嫌いだった
でも、心地よかった。
君と一緒に本を読んでいる空気が
すごく、好きだった
br「…わ、みてよkn」
kn「ん?」
br「まだ夕方なのに、月が出てる」
kn「ほんとだ..すごい綺麗な満月だね」
最初の頃は全然外してくれなかった敬語も
今じゃその面影がないくらいラフに話してくれてる、君
br「..kn」
kn「なに?笑」
今じゃ本だけじゃなく、僕にもその優しい笑顔を見せてくれる、君が
br「…月が綺麗ですね」
何かで見た、告白の台詞だっけ。
君は小説が好きだから、きっと意味も知ってるよね
kn「….あはっ笑」
kn「まさかbrの口から夏目漱石の言葉が出るなんて、笑」
目の前の彼は何故か笑っている
br「..なに、そんな面白い?」
僕にとってはあれが精一杯の告白だったのに
それを無下にされたようで、
kn「うん、だいぶ」
kn「br夏目漱石好きなの?」
br「別に、好きじゃないよ」
kn「へぇ、俺は好きだけどね」
あー、もうなんで僕にはそういうの言ってくれないのかな
br「..ぼくも」
kn「さっき好きじゃないって言ったじゃん笑」
br「夏目漱石はね?」
kn「それ以外誰が、..」
br「…誰だと思う?」
kn「…な、なに、?」
br「…ん〜、僕の好きな人はね」
kn「うん、?」
br「本が大好きな癖に人の気持ちを察するのが下手な子」
kn「…えーと、??」
kn「…どういうことだ、..??」
br「ほら、今もへたくそ笑」
kn「は、下手じゃないですけど」
kn「…え?」
やっと理解したのか、途端に口数が減る
br「…kn、月綺麗だよ」
br「でも僕は月よりknの方が綺麗に見えてるの」
br「…意味、わかった?」
kn「….ぁ、え」
br「…ごめんね、でも僕は本気だから」
kn「…しんでも、いいよ」
br「…え?、」
kn「…」
br「..え、ど、どういうこと、?」
knは下を俯いたまま顔を上げない
br「…knさん、?」
kn「..ばか、」
小さく聞こえたのが可愛らしい暴言
br「…ごめん」
kn「…もうほんとにばか」
br「うん、ごめん」
br「…これからも友達でいてくれる?」
kn「…ぁ〜っ!もうばかでしょ!!」
br「えっ、?」
いきなり顔を勢いよくあげた
knの顔は今でも爆発するんじゃないかってくらい真っ赤だった
kn「なんなの!!?告白の台詞言うくらいなら返事も覚えとけよ!!」
br「え、返事…??」
kn「あー、ほんとにさいあく..」
kn「…しんでもいいって、言ったのに」
br「…んん、??」
br「それどういうことなの..??」
kn「….月が綺麗の意味は?」
br「え、貴方が好きです」
kn「はい、俺もすき」
br「…..え?」
br「ま、まって理解が追いつかない」
kn「もう何回返事すればいいの..」
そういつもみたいに冷たい返事だけど、
顔は全然真反対な反応をしていて
br「…僕も大好きだよ。愛してる」
kn「…むかつく」
br「なんで?笑」
夕日に照らされて、橙色の光に混じって
真っ赤な色で頬を塗りたくったみたいに
照れていて、可愛らしい
小説の終わりは、恋の終わり
恋の終わりは、愛の始まり
僕らはまだ始まったばっかり、なんてね
_______________end________________
あとがき
結構文豪寄りにやりてえなと思ってましたが全然下手でした。やっぱ小説家ってすごいですね私の書くbrkn殆ど一目惚れなのはちょっと目を瞑って貰って…じっくり好きになるのも好きなんですけどね。短編なのでそんな尺稼げないんですよ。一目惚れが1番手っ取り早いですこれすごい熟成してたのでいっぱい褒めてくれたら嬉しいです。あと因みに月が綺麗は貴方が好きですと言う意味で死んでもいいわは私も好きですって意味です。有名なので知ってる方も多いんじゃないでしょうか。エモいっすね。
コメント
4件
最近ちゃむまろさんの話を見始めた新参者です。普通に秒でニヤけました。 金ブロというだけで嬉しさしかないのに、このシチュで金ブロを描くのかと勉強にもなります……これからも陰ながらに読ませていただきます…
私の直感で頭いいんだなっておもいました(小並感)月が綺麗ですねは知ってたけどその返しまで知ってるとか頭の引き出しいくつあるんですか?短編でこんなにも素敵な作品かけるのすごい!!