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kn視点
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弟みたいな存在だったスマイルは中学生の時に妄想性パーソナリティ障害だと診断された
調べてみると 結構当てはまることもあった
全てにおいて、被害妄想が酷く 人付き合いも苦手だった
sm 「彼奴はどうせ俺の事なんて考えてないからどうでもいい、」
「裏で陰口言ってるだけだ」
kn 「そんなことないよ、 」
「スマイルがこの前会った時、その子すごい嬉しそうにしてたじゃん」
sm 「演技ってもんだろ、」
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kn 「明日何かあるの ?」
sm 「なんで毎日毎日 予定把握しようとしてくるんだよ」
kn 「いや、…少し分かっておいた方が楽かなって、っ」
sm 「自分でできる、 」
kn 「そっか、ごめん…、」
1番大変だったのは薬を飲ませるとき、
俺の家に泊まりに来た時、スマイルの親から薬ケースを預かっていた
俺が薬ケースを取り出した瞬間 取り上げて床に叩きつけた
sm 「いらない、ッ」
「よく分かんねぇ薬飲まされるとか本当に無理」
kn 「ちが、ッ…それはスマイルの」
sm 「障害? …まぁ、こんなに面倒臭い奴なんてそりゃ障害あるよな」
kn 「障害ってスマイルが悪いもんじゃないの、ッ!」
「薬飲めば落ち着くからさ、?」
sm 「飲まないからな」
全部、全部全部 束縛だったか
ごめんね、苦しかったよね、すごい憎かったよね
誰が敵になっても 俺だけは味方でいたかった
一生をかけて 向き合うつもりだった
もう何箱飲んだか分からない、
何回も吐いて 力が入らないし痙攣する
あ、このまま失神したらもう目は覚めないな
スマイル愛してるよ
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これより先は続きとなります
結構ファンタジックなので ここまでのシリアルな雰囲気を崩されたくない方、 自分で想像した結末が良い、という方はここで終了することを強くおすすめします
私の考える結末ですので 想像とは違う可能性が大いにあります
没
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sm視点
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暗い、どこ ここ
トンネルになってるのか、 最終地点は地獄だ
もう足を進めるしかない
kn 『明日学校で体育あるんでしょ ?』
『前捻挫してたところもう大丈夫なの?』
kn 『一緒にお出かけする ~ ?』
『カフェとかで勉強しようよ』
sm 「きんとき ッ?」
きんときの声がする、 どこッ
どこにいるんだよ、っ…
kn 『薬飲も 、?』
『大丈夫だから、』
違うッ…これ生きてた時の会話だ…っ”
俺が馬鹿だったんだ、 なんでッ勝手な被害妄想できんときを殺したんだ
反響してくる声に耳を塞いで歩き続けた
もう会えないから
優しい声掛けを全部否定した
何も信じなかった
きんときはそばにいてくれた唯一の人だったのに
何時間歩いたッ?
終わりも見えず きんときの声が反響し続けるトンネルを彷徨い続ける
sm 「…っ! “」
「きんときっ…”きんときどこ ッ”!」
微かに聞こえた俺を呼ぶ声
地獄への誘いだとしても 何でも良かった
そこから数分歩いてやっと光が見えた
そこには1つの影があった
もうクタクタな足を無理矢理前に出して走った
今すぐにでも倒れそうなほど疲弊していた体は思うように動かない
死んでもこうなのかよ、なんて文句を抱きながら影に近付こうと必死に走った
kn 「スマイル ~ !」
sm 「きんとき、っ…”!」
きんときに抱きつき 押し倒すように倒れた
「ごめん…っ”ごめん、”」
kn 「全然怒ってないよ、w」
「スマイルとまた会えて嬉しい、」
「俺の方こそ謝りたい、スマイルが付いてきてくれたことに喜んじゃってるから」
sm 「やっぱ無理だった、ッ”」
「きんときが死んですぐにもう全部無くなった気がしたから」
「なぁ…、ッ」
kn 「ん ?」
sm 「生まれ変われたら また俺のこと好きになって、っ」
「俺もちゃんとありがとうって言うし大好きって言う」
kn 「ずっとそのつもりだよ、w」
「どんな状況になっても 俺はスマイルの隣にいるから」
2人で 真っ白な空間を進み続けた
甘い香りがしてきて 急に野原に包まれた
kn 「地獄になんて行かせないからね、」
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