テラーノベル
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風磨と樹が仲良いからたまにご飯一緒に行ったりしてるため樹とは昔からの付き合い。本当はいつもみたいに3人での飲み会だったはず、、
しかしちょうど樹と北斗くんが2人で仕事していてそのまま今ここに合流した感じ、?🍻
樹「乾杯〜!」
菊池「今日は仕事抜きな」
松村「はい、よろしくお願いします」
〇〇「北斗くんかたい笑」
松村「かたくないです」
〇〇「敬語だし」
松村「先輩なので」
樹「距離あるな〜」
菊池「北斗、壁あるぞ」
松村「そんなことないです」
〇〇「北斗くんってさ」
松村「はい」
〇〇「真面目すぎない?」
松村「普通です」
〇〇「つまんない」
樹「お、早い」
菊池「火種投下」
松村「つまらなくてすみません」
〇〇「ほらそれ。すぐ敬語」
松村「じゃあ何て言えばいいんですか」
〇〇「普通に話してよ」
松村「普通に話してます」
〇〇「違う。心開いてない感じ」
〇〇「樹みたいな感じで話してみてよ!」
樹「核心」
菊池「酔う前から刺すな」
一時間後。
〇〇「樹ほんとおもしろいんだけど!」
樹「顔赤いぞ〜」
菊池「弱すぎ」
松村「水飲んだほうがいいですよ」
〇〇「大丈夫だもん、北斗くん」
松村「くんいらないです」
〇〇「なんで?」
松村「なんとなく」
〇〇「変なの」
樹「北斗くんって呼ばれて照れてる?」
松村「違いう!!」
菊池「否定早い」
〇〇「北斗くん!」
松村「……」
〇〇「ねえ」
松村「何ですか」
〇〇「距離あるのやだ!!!」
松村「ないですって」
〇〇「ある」
松村「ない」
〇〇「ある!」
樹「小学生か」
菊池「ほっとけ」
〇〇「敬語やめて」
松村「無理です」
〇〇「なんで?」
松村「線引きは必要なので」
〇〇「線とかいらない」
松村「いります」
〇〇「いらない!」
樹「お、きた」
菊池「スイッチ入った」
〇〇「北斗くんさ」
松村「はい」
〇〇「ビビってるだけでしょ」
松村「は?」
樹「おお」
菊池「言ったな」
松村「ビビってないです」
〇〇「ビビってる。先輩だからって壁作って」
松村「壁作ってないです」
〇〇「じゃあなんで名前呼ばないの」
松村「呼んでますよ」
〇〇「呼び捨てで」
松村「……」
樹「空気変わった」
菊池「いけ北斗」
松村「それは」
〇〇「無理なんだ?」
松村「無理じゃないですけど」
〇〇「じゃあやって」
松村「……〇〇さん」
〇〇「違う」
松村「……〇〇」
一瞬、静まる。
〇〇「敬語」
松村「……酔いすぎ」
〇〇「タメ口できるじゃん」
樹「おお」
菊池「革命」
〇〇「最初からそうすればいいのに」
松村「強制される筋合いない」
〇〇「は?」
松村「なんで俺が合わせなきゃいけないんだよ」
〇〇「合わせるとかじゃない!」
松村「そっちが距離詰めたいだけだろ」
〇〇「悪い?」
松村「悪くはないけど」
〇〇「けど何?」
松村「……面倒」
樹「北斗それは」
菊池「言い方」
〇〇「面倒?」
松村「酔って絡まれるの」
〇〇「……へえ」
樹「やば」
菊池「地雷踏んだ」
〇〇「北斗くん最低」
松村「事実だろ」
〇〇「だから敬語なんだ」
松村「は?」
〇〇「壁作って、真面目ぶって、余裕あるフリして」
松村「してない」
〇〇「してる」
松村「してない」
〇〇「してるって!」
松村「なんでそんなに距離詰めたがるんだよ」
〇〇「仲良くなりたいからに決まってるじゃん!」
一瞬の沈黙。
樹「……」
菊池「……」
松村「……」
〇〇「それの何が悪いの」
松村「……」
〇〇「北斗くんはどうなの」
松村「……」
〇〇「言えないの?」
松村「……」
〇〇「やっぱりビビってる」
松村「ビビってねえ」
〇〇「じゃあなんで敬語やめないの!」
松村「……」
〇〇「北斗くんさ」
松村「……」
〇〇「ちゃんとこっち見て」
松村「見てる」
〇〇「見てない」
松村「見てる」
〇〇「嘘」
松村「……」
〇〇「ねえ」
松村「何」
その瞬間。
“何”だった。
敬語じゃない。
〇〇「……今」
松村「何だよ」
〇〇「タメ口」
樹「お」
菊池「戻るなよ」
松村「……だから何」
〇〇「だったら」
松村「だったら?」
〇〇「私もやめる」
松村「何を」
〇〇「くん」
松村「……」
〇〇「北斗」
樹「きた」
菊池「完成の音」
松村「……急に呼び捨てかよ」
〇〇「嫌?」
松村「別に」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「やっと同じ目線」
松村「……」
〇〇「敬語もいらない」
松村「……わかった」
樹「誕生」
菊池「ザ・不仲コンビ」
〇〇「でも」
松村「何」
〇〇「さっきの“面倒”は許してない」
松村「悪かった」
〇〇「は?」
松村「言い方きつかった」
樹「素直」
菊池「レア」
〇〇「……北斗」
松村「何だよ」
〇〇「そういうの最初から言えばいいのに」
松村「〇〇がうるさいから」
〇〇「は?」
松村「笑いすぎ。声でかい。距離近い」
〇〇「全部悪口!」
松村「でも」
〇〇「でも?」
松村「嫌いではない」
樹「……」
菊池「……」
〇〇「……北斗」
松村「何」
〇〇「ムカつく」
松村「知ってる」
〇〇「でも」
松村「でも?」
〇〇「それでいいかも」
松村「……」
樹「これだな」
菊池「これが完成形」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「これからも喧嘩する」
松村「するな」
〇〇「する」
松村「勝つのは俺」
〇〇「無理」
樹「もう付き合えよ」
菊池「いやこの距離がいい」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「よろしく、不仲コンビ」
松村「よろしく」
数分後。
〇〇「北斗おもしろ……」
松村「どこが」
〇〇「全部……www」
樹「酔いピーク」
菊池「そろそろ寝るぞ」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「さっきはありがと」
松村「何が」
〇〇「タメ口」
松村「……別に」
〇〇「北斗」
松村「何だよ」
〇〇「ねむい」
松村「ほらな」
〇〇「……」
樹「落ちた」
菊池「早」
松村「ほんと弱いな」
樹「どうする北斗」
松村「……送る」
菊池「優し」
松村「うるさい」
その日から。
“北斗くん”は消えた。
“北斗”になった瞬間、
不仲コンビが完成した。
―――――――――
次の日☀️
現場・控室。
樹「おはよー」
菊池「昨日生きてた?」
〇〇「……頭いたい」
松村「水」
〇〇「ありがとう……北斗くん……」
一瞬、止まる。
樹「くん?」
菊池「戻った?」
松村「……」
〇〇「え、なに」
樹「昨日のこと覚えてる?」
〇〇「え?」
菊池「何も?」
〇〇「普通に飲んで笑ってたのは覚えてる」
樹「それだけ?」
〇〇「え、なんかやらかした?」
松村「……」
菊池「北斗」
樹「言う?」
松村「……別に」
〇〇「えなに怖い」
樹「昨日さ」
菊池「敬語やめろって詰めて」
樹「呼び捨て強要して」
菊池「ガチ喧嘩して」
樹「“北斗”って呼び捨てになった」
沈黙。
〇〇「……は?」
松村「事実」
〇〇「うそ」
樹「マジ」
菊池「しかも“よろしく不仲コンビ”って乾杯してた」
〇〇「え待って無理」
松村「覚えてないのかよ」
〇〇「え、私そんなこと言った?」
樹「めちゃくちゃ言ってた笑笑」
菊池「ビビってるって煽ってた笑」
〇〇「最悪……」
松村「……」
〇〇「ごめん北斗くん」
また止まる。
樹「くん」
菊池「戻すな」
松村「……」
〇〇「え?」
松村「昨日、自分でやめた」
〇〇「え」
松村「“北斗くん”いらないって」
〇〇「……」
菊池「ほら」
樹「どうする?」
〇〇「……」
松村「……」
〇〇「……北斗??」
樹「きた」
菊池「記憶なくても採用笑」
〇〇「正直全然覚えてない」
松村「だろうな」
〇〇「でも」
松村「何」
〇〇「なんか今の方がしっくりくる」
松村「……」
樹「顔」
菊池「北斗顔」
松村「うるさい」
〇〇「昨日、私なんて言ったの」
樹「“仲良くなりたい”って」
〇〇「え」
菊池「真顔で」
松村「……」
〇〇「やば、」
樹「北斗黙ってたけどな」
〇〇「え?」
菊池「黙ってた」
松村「別に」
〇〇「何それ」
松村「……」
〇〇「何」
松村「俺も敬語やめた」
〇〇「……」
樹「相打ち」
菊池「平和な戦争」
〇〇、少し笑う。
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「昨日の私、うざかった?」
松村「……」
樹「ここ大事」
菊池「逃げるなよ」
松村「……うざかった」
〇〇「は?」
松村「でも」
〇〇「でも?」
松村「今より素直」
沈黙。
樹「うわ」
菊池「北斗それは反則」
〇〇「……イラ」
松村「何」
〇〇「今は素直じゃないってこと?」
松村「今は意地張ってる」
〇〇「誰のせい?」
松村「〇〇のせい」
〇〇「は?」
松村「昨日から距離ゼロ」
〇〇「そっちもじゃん!!」
松村「否定はしない」
樹「完成済みだな」
菊池「不仲コンビ安定」
〇〇「ねえ北斗!!」
松村「何」
〇〇「昨日の“面倒”ってやつ」
松村「……」
〇〇「まだちょっとムカついてる」
松村「ごめん」
〇〇「え」
松村「言い方悪かった」
〇〇「……」
樹「北斗素直DAY?」
菊池「レアすぎ」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「じゃあ今日は」
松村「今日は?」
〇〇「ちゃんと仲良くする日」
松村「無理」
〇〇「なんで!」
松村「不仲コンビだから」
〇〇「バカ!」
松村「知ってる笑」
〇〇「笑」
〇〇「でもさ」
松村「何」
〇〇「北斗呼び、嫌じゃないならさ、、」
松村「……嫌じゃない」
樹「即答」
菊池「早」
〇〇「じゃあこれからも北斗ね」
松村「勝手にして」
〇〇「北斗」
松村「何だよ」
〇〇「昨日よりちょっと好き」
静まり返る。
樹「え」
菊池「爆弾」
松村「……は?」
〇〇「あ、不仲コンビとしてね?」
松村「……」
樹「助かった」
菊池「今のは危なかった」
松村「調子乗るな」
〇〇「乗らない!」
松村「乗ってる」
〇〇「北斗がビビってるだけ」
松村「ビビってない」
樹「はい始まりました」
菊池「通常運転」
〇〇「北斗」
松村「何」
〇〇「今日も喧嘩しよ」
樹「するな」
〇〇「する」
松村「負けない」
〇〇「負けない」
樹「声揃うな」
菊池「やっぱこれだわ」
昨日より自然に、
“北斗”と呼ぶ声。
昨日より少し近い距離。
不仲コンビ、二日目です。
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