皆さんは吸血鬼という生物を知っているだろうか?
なぜこんなことを聞いているかと言うと、
何を隠そう!この私こそがその 吸血鬼だからだ!
と言ったものの私は今、とても途方に暮れ
ております。
訳を言うと、私はなろうと思って吸血鬼になったのでは無く、ならざるを得なかったのです。
私が吸血鬼になったのは最近どころか昨晩のことで…….
「ねえ。もう朝よー 」
「わかった〜」
モゾモゾ
んん〜やっぱり朝は憂鬱だな
起きたばっかりの頭に当たるこの眩しい日差しは 毎朝浴びても嫌な気分になる。
でもいつまでもそんなことは言ってられない。
今も刻々と学校に行かないといけない時間が近づいて来る。
まだ目覚めたばかりの身体を渋々動かして階段をおりていく。
「ふぁ〜
お母さん、おはよう」
「あんたもうちょっと早く起きたら?もう7時40分よ 」
「だって〜」
「言い訳してないでさっさと 朝ごはんを食べなさい 」
「はーい」
言われた通り朝食を口の中にいれていく。
「じゃあもう時間ないから学校行ってくるね」
「ちょっと!お弁当忘れてるわよ」
「ほんとだ、ありがとー」
「いいからさっさと弁当持って学校行きなさい」
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
ガシャン
んん〜
晴れてるのはいいけどここまで晴れてると暑いし日焼けしちゃう。
「ん?」
周りの景色を見ながら登校していると
身体中を火傷している人がいた。
「あっ」
目が合った瞬間に猫みたいにめっちゃ早く逃げていった。
あの人何だったんだろう?とか思いながら歩いていたらいつの間にか学校に着いてました。
時間もギリギリセーフ!
ガラガラガラー
「あっ!圭奈やっと来た!」
「やっほー露理」
彼女は私の友達の南北 露理。
彼女は年齢に反してだいぶ幼い(小学5年生レベルの)見た目をしているがちゃんと同級生だ。あとちょっとおバカ
「圭奈いつ も遅刻スレスレじゃん。 なんなら何回も遅刻してるし」
「別にいいの どーせ地元の高校なら入れるし 。私より自分の心配したら? 」
「だ、大丈夫だよ たぶん…大体は3以上を
取れてるし… 」
「なんだか心配だなぁ」
「というかそんなことより時計見て! あと5分で授業が始まっちゃうよ!」
「大丈夫でしょ〜なんだかんだ距離近いし間に合うって」
「もう!そんなんだから遅刻しちゃうんだよ!
早く行くよ!」
下校中
「あぁ〜学校疲れた〜」
「今日は大変な授業が多かったもんね」
「ホント、6時間の理科は辛い 」
「先生怖いもんね。 私寄るとこあるからこっちから帰るね、 バイバーイ!」
「またね〜」
それから暫く歩いて….
そういえばあの火傷の人を見かけたのこの辺りか…大丈夫かな〜
「あっ」
あの人、さっきの人だ! また逃げていった!
時計見て…..よし!時間はあるな
気になるし丁度 暇だから大丈夫だったか
聞く為に追いかけてみよう。
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どうでしょうか?
第1話はお楽しみいただけたでしょうか?
おそらく次回には吸血鬼になります。 見切り発車の処女作ですが、 感想や”こうした方が読みやすい”などを ドンドン 言っていただけると有難いです。 また誤字脱字などのミスも教えていただきたいです。
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