テラーノベル
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rbru/nmmn/ご本人様関係NOTHING
誤字あるかも/純愛?
rb『』 ru「」
ri.kgt.skng出てきます
解釈不一致な部分多めかも
結構長いです
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〈カゲツー?ロウー?星導ー?ちょっと来て〜! 〉
「何?」
『何ですか?』
[なんやね?]
〈ちょっとめんどくさい依頼が来てて。〉
「すまん。頭痛いから寝る。」
『俺お昼食べてないので食べてきます』
[タコ、狼。逃げようとすんな]
〈せめて話を聞いてから行って来い〉
〈で、どんな依頼かっていうと⋯〉
〈まとめるとなんか近くの高校で演劇をしろって頼まれてて。〉
『あ、そういうの無理なのでオリエンスに回して下さい』
「だな。こういうのはオリエンスだ」
[僕もそう思うぞ。]
〈みんな人任せにするの一旦やめね?〉
〈ていうか俺だって出来るならオリエンスに任せてたよ。〉
〈その日、収録とかいろんなものが重なって忙しいらしくて。マナから泣きつかれて今話してるってわけ。〉
『ていうか高校なら普通演劇部とかあるでしょ?何でヒーローに回ってくるんですか。』
「確かに、普通あるのに何で俺たちがやらねぇといけねぇんだ。まずなんでそんな依頼くるかね。」
[ライ、こいつらあかんわ。]
〈おっ、奇遇じゃん。俺も思ってた〉
〈そんな愚痴を叩いてる2人に朗報だよ〉
〈演劇の指名。主役お前ら2人だってさ〉
「は?ごめん耳詰まってるかも。もう1回言ってくんね?」
『俺もよく分かりませんでした。もっかい言ってください。』
[早速こいつら現実逃避しとるな。]
〈どういう演劇やるかはまだ教えてもらってないけど、オリエンスだと本当はリトとイッテツがやるみたいだから身長差的にお前ら二人になるってわけ。〉
[まぁ俺らはテツとリトとの身長差がでかいしな。]
『ちょっと待って?カゲツ普通に飲み込んでそっち側ついてるの辞めない?』
「というか演技力皆無な俺達にどうしろと?」
『俺を巻き込まないでくれません?』
「事実だろ。」
〈まぁボイスで磨いてきた実力を出せ。〉
『まぁ殺し合い殴り合いの演劇なら良いですけどどういう演劇やるかによっては本当に俺達無理ですよ』
「そうだぞ。」
[殺し合い殴り合いは出来るのおかしいやろ。]
〈確かに、⋯⋯って、丁度マナから連絡きたよ〉
〈⋯っ、ぶ、っ、ハハハッ、!www〉
〈っふw、演劇っw白雪姫だってっww〉
[っぁははwwタコっ、w狼っw頑張れよwwっ]
『⋯⋯小柳くん、後で1回話すとして。とりあえずこの人達殺します?』
「奇遇だな。俺も同じ事考えてた。」
『よし、2人とも覚悟して下さい』
〈ちょっと!ごめんって!〉
「すまんすまんすまんすまん」
「⋯はぁ⋯、真面目にどうするんだよ」
『本当ですよ。当日ブッチするしか無いですかね?』
〈安心して。なんとか台本は考えるから。〉
「安心できねぇよ。お前どんな台本作る気だよ。」
[でも高校生達の前でやるんやぞ?お前ら幼児にやるのとは違うからな?]
『うわぁ⋯めんどくさぁーい⋯』
〈みんなウェンだと思っておけば良いよ。全員ギャルって思っとけば気が楽になる。〉
「っはww」
『全員⋯ウェン⋯笑笑笑』
〈⋯あ、やば、⋯⋯そういえば⋯〉
「?」
『まぁ台本出来上がるの楽しみにしておきますよ。当日ブッチしますし気が楽です。』
〈そんな事したらお前の命は無いからな〉
「怖すぎん?」
[なぁ!ライ!台本で⋯⋯⋯ゴニョゴニョ]
〈⋯だよなぁ、そこ入れないと流石にやばいよなぁ〉
「てかまず白雪姫ってどういうやつ?」
『俺も知らないです』
ーーーーーーーru side
『俺も知らないです』
頼りなさすぎるぞこの相方。
白雪姫、名前を聞いたことはあるが実際どういう話かなんて一切知らない。
ピノキオが出てくる話っていうのは聞いた覚えがある。
「ピノキオが出てくる話だっけか」
『ちょっ笑笑笑ピノキオじゃない笑笑笑
小人ね笑笑笑笑』
「嘘だろ、俺の脳ではピノキオで保存されてるぞ?」
『たぶんそれ色んな物混ぜて脳内保存してるでしょ。』
「ちょっと分解させとくわ。」
『そうしといてください』
『そういえばいつ演劇のがあるんです?』
〈⋯⋯明後日〉
『「は?」』
〈仕方なくね!?マナに言われたの今日なんだよ!?〉
[⋯ライ⋯こいつら2日で覚えないぞ⋯]
〈まぁスパルタで行くよ。〉
〈さっそく今日からやるからとりあえずそれぞれやらなきゃいけないことやってきて 〉
『さすがに無理くり過ぎません?』
「おいおい話すら知らねぇのにどうやれってんだ。」
〈はい!!解散!!コンビニでも行って来い!!〉
流石に無理矢理すぎるぞ、と思いながら呆れていると星導が顔を覗かせてきた。
『一緒にコンビニ行きます?』
まぁ良いか。
「あー、行くわ。」
靴を履き外に出る。
『流石に小人をピノキオって間違えるくらい話を知らないとは思ってませんでした』
「あれは仕方なくね。小人とピノキオって似てるやん。」
『いや微塵も似てない』
「目腐ってるの?」
『あ?俺が間違えてた?』
「そうだよ。俺は正しかったって。」
『あ、まじか。』
そんな雑談を交わしながらコンビニへと歩いた。
rb side
あっという間に迎えてしまった当日。
まぁ2日だしあっという間なのは当たり前か。
あの後コンビニから帰り、皆で一度話し合って決定させた。
身長差的に、と王子役は俺になり、白雪姫役は小柳くんになった。
衣装はどうするのだ、となった時に
小柳くんが姫の衣装は絶対に着ないと断固拒否した為、白雪姫は素朴な服を着てパンツスタイルにした。
折角なら姫の格好をした彼を見て馬鹿にしたいところだったが、まぁ俺も変に面白い格好をされるよりかはマシだ。
ちなみに髪はエクステを付けて長くするそう。面倒くさいからメイクも髪も全部当日に一発で成功させると言っていた。
小道具はめんどくさくなり、鳥などの動物はオトモで代用。
小人は存在しない事にされた。
王子のキスで⋯⋯、
これはお楽しみだ。
継母には四季凪先輩に手伝って貰うことにした。
急遽連絡してお願いしたのに即OKを出してくれた。流石先輩だ。
先輩は女装が出来るから、といって全部自分でやってきてくれるそうだ。
一度写真で見させていただいた時に思ったより似合ってて吹き出してしまったのは秘密。
ちなみに俺は用意された服を着て髪を多少整えるだけだから簡単だ。
小柳くんも乗り気になっていて少し可愛らしいなと思ったのは墓まで持っていくつもりだ。
俺はもう用意が終わっているからあとは舞台の準備と小柳くんが終わるのを待つだけ。
椅子に座ってボーッとする。
暗くて少し眠くなっていると肩を叩かれた。
「星導こんな所にいたのか。」
『あ、終わったんですね。』
そういって椅子から立ち上がり小柳くんの方へと顔を向ける。
『⋯⋯似合ってますね』
「お前こそ。なんかおもろくなってきたわ。」
いつも戦闘中に長くなる髪とは違って少し可愛らしく目が飛び出しそうになっていた。
「舞台の準備も後少しで終わるみたいだから準備しとけってさ。」
『そうなんですね、分かりました』
〈お、2人ともやっと見つけた。〉
〈良いね。似合ってんじゃん。〉
[え?どんな感じなん?]
ライの後ろからひょこっと顔を覗かせてきたカゲツは、なぜか頭が埃だらけになっていた。
『頭どうしたの?ホコリだらけじゃん』
[上にあるもの取ろうとしたら埃が降ってきた。]
「まじかよ。」
『そういえば先輩は?』
〈舞台の準備手伝ってくれてる〉
〈もう後ちょっとで始まるから。心の準備しとけよ〉
「了解。」
そう伝えてくると、ライとカゲツは去っていった。
『急に驚いたりとかして失敗しないで下さいね?』
「ははっ、俺を誰だと思ってんの。」
そう言って笑う彼が、心強かった。
高校の生徒の子が呼びに来てくれた。
〚わー!お二人とも素敵です!!!〛
〚もう後少しで司会が終わって幕が開くので白雪姫役の方は先に舞台に立っていて下さい!〛
「⋯ぁ、はい」
そう言って舞台の方に向かっていった。
俺は舞台袖で出番が来るのを待つのみ。
司会の子の大きな声が聞こえ、拍手が鳴り響く。
幕が開くのを眺める。
《鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?》
ーーーー白雪姫です
《⋯⋯なんですって!?》
思ったよりもスムーズに進み、俺の出番は早く来た。
『おや?この美しい女性は誰ですか?』
『眠っているのでしょうか?』
物語の大目玉と言っても過言ではない
白雪姫がキスで起きるシーン。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー二日前
〈だよなぁ、キスシーンは絶対必要だもんなぁ⋯、〉
『俺の髪で隠れるようにします?』
『最大限まで顔を近づけて観客側に背を向ければ見えないでしょ』
〈あー、確かに〉
「いっちゃんそれが良いかもな。」
「流石に大目玉を無くすわけには行かないし」
[やなぁ、まぁそれならタコも狼も大丈夫だろ?]
〈よし、じゃあその方向で進めていくか〉
『はーい〜』
一番の大目玉。
なのに俺はミスをした。
観客席側に背を向けなければならないのに
反対に立ってしまって、もろ隠せない位置にいた。
やばいどうしよう。
小柳くんは目を瞑っているし、助けを求めれない。
観客の目が痛い。
どうしょうもなくねぇか、これ。
もうこれ腹くくるしかないじゃん。
ごめんよ、小柳くん。
許してね。
髪をどかして彼の唇にそっと口づけをした。
観客からの悲鳴やら何やらで館内は凄いことになっている。
そんなんでも話は続いて行き、
白雪姫が目を覚ます。
白雪姫は王子と目を合わせる台本の為、
小柳くんはこっちを向いた。
真っ赤な顔をした小柳くんからの視線が痛すぎる。
でも、可愛いと思ってしまう。
もう俺アドレナリンで脳可笑しくなってるかも。
これ、四季凪さんから問い詰められるなぁ。
王子の方を向いた白雪姫の手を取り、
踊り始める。
顔が真っ赤な彼を隠すことしか出来ない俺はなんとか観客に顔を見せないよう踊るしか無かった。
踊りのフィナーレに姫を抱っこする、というシーン。
お姫様抱っこをするから、といい練習の時は苦戦したがなんとか成功し彼をお姫様抱っこすることが出来た。
まだ彼は真っ赤な顔のままで、観客のほうを向いて笑顔を向ける筈だったが、
俺の腕をなんとか駆使して小柳くんの顔を俺の胸板へと向けさせ隠した。
湧き上がる拍手に圧倒されながらも、
俺は小柳くんのことを気にするので精一杯になっていた。
幕が降り、抱っこしていた小柳くんを降ろす。
「⋯おまえ、なに、やって⋯っ、!」
『間違えて反対側立っちゃったんです⋯
本当にすいません⋯』
真っ赤になっている小柳くんと謝罪をしまくる俺。
そんな場面の時に四季凪さんがやってきた。
小柳くんを急いで後ろに隠す。
《お疲れ様〜!って⋯?》
《どういう状況なんです⋯?》
『いやぁ⋯少し⋯』
《そういえば凄かったですねぇ〜キスシーンの所の歓声!》
まるで俺はぎくっ、と効果音がなったかのようにテンパる。
《⋯あ?もしかして⋯》
そういって先輩は俺に耳打ちをしてきた。
俺の耳から口を離した先輩に頷く。
この人勘良すぎだろ。
《⋯まぁ、私はここらで⋯⋯⋯⋯》
そういって止めることもできず先輩は舞台裏に戻っていった。
俺の後ろで呪文を唱えるかのようにごにょごにょ言ってる彼に顔を向ける。
こっちを向いてくれない彼の頬をつんつんと触る。
『ねぇ〜本当にすいません〜』
「⋯⋯⋯⋯ばかやろ⋯⋯⋯」
『⋯ごめんね?そんなに嫌だった?』
「⋯いゃ、じゃないけど⋯、」
『え?』
まさかの返答が返ってきてびっくりする。
『⋯俺がする質問答えてね?』
『キスされて嫌ではなかったんだね?』
「ぅん⋯、」
『俺に抱っこされても嫌じゃなかった?』
「ぅん⋯⋯、」
『⋯もう一回キスしてもいい?』
『⋯⋯⋯⋯うん、』
きちんと了承を得たから今回こそ良いだろう。
彼の可愛く柔らかいその唇にキスをする。
「⋯⋯⋯⋯好き」
『⋯もっと早く言ってください』
『⋯俺も好きですよ、小柳くん』
「⋯⋯⋯でももう演劇はパス⋯」
『俺もです⋯』
「⋯毎日起こしてくれよ」
『⋯ふふっ、可愛いこと言うじゃないですか』
演劇のハプニングで、こんな事が発覚するなんて予想もしなかった。
元から少しは好意があったけど、今日の姫の格好と最後の方の可愛さで完全に落ちたのは内緒。
おまけ1
《いやぁ〜!演劇久しぶりにやりましたよぉ〜!》
『すごいですよ、2日であの完成度』
《それを言うなら星導くんたちもですよ。》
「あざっす、」
『ありがとうございます、にじさんじ演劇部に入ってたからあんなに上手なんですか?』
《あぁ、それもあるかもしれないけど元から演劇とか好きですからね〜》
「⋯⋯ごめん、体制変えたい」
『ん、いいよ』
『これ食べたら?』
「食べさせて?」
『いいよ、はい』
『あ、すいません!何でした?』
《いいえ、何でもないですよ》
ng(⋯これ、付き合ってんなぁ⋯⋯)
距離感で四季凪さんにバレたのは、
また別のお話。
ーーーーーーー fin
本当はもうちょいキュンキュンする感じにしたかったんですけど諦めました。
これ学パロとかでロミジュリとかみたい方居ます?
もうちょいどうにかしたかったんですけど
諦めました。
次回頑張ると思います⋯。多分⋯。
コメント
8件
最高でした キスされて真っ赤になってる小柳可愛すぎてなんかと悶えたことか!本当に好きです!!
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹” とても美味。感謝
うわ大好きです🫶🫶 白雪姫似合い過ぎててやばいですね🥹💕 めっちゃキュンキュンしますね😎尊い😇😇