テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
T .
123
1,751
117
小豚ちゃん
甚爾「なおや。」
直哉「んー?」
甚爾「いつか、家出よ。」
直哉「ええけど、どしたん急に」
甚爾「…呪術高専っていう、学校があって、そこで世話してもらえればいいかなって。…でも、15からじゃないと入れてもらえないから…。」
直哉「じゃあ、そこに行って、よやくすればええんちゃう?」
甚爾「たしかに。なおや頭いい。」
直哉「せやろ?」
甚爾「うん。」
直哉「10過ぎたら、そこに行こ!」
甚爾「わかった。じゃあ、それまで辛抱だな。」
直哉「せやね。でも、あっという間やで。あと3年や」
甚爾「そっか。」
ー3年後。 禪院甚爾、禪院直哉 10歳
直哉「おれらの誕生日は10月22日やもんな。明日やで。」
甚爾「そっか。じゃあ明日の6時ころに、一緒に行こ。」
直哉「うん!」
ー翌日
直哉「ん…、とうじ、朝やで。」
甚爾「…何時…?」
直哉「5時半や。あと20分。」
甚爾「もう行こ。」
直哉「えっ、でも6時にいくんやないん?」
甚爾「いいから。」
直哉「…どこにあるかわかってるん、?」
甚爾「わかる。」
直哉「どこ?」
甚爾「東京の外れ。」
直哉「めっちゃ遠いやん…。」
甚爾「そう。だから電車使う。」
直哉「でも、お金かかるやろ、?」
甚爾「この家の倉庫の中にある金庫から盗む。鍵は仮の鍵みたいなのをこの前盗んだ。」
直哉「わ、とうじすごいなぁ…。」
甚爾「当たり前。」
ー8時間後 高専校門前
甚爾「…高専は術師が身を守るためにある場所だ。呪霊や危険人物が入らないようにするために結界を張ってるらしい。」
直哉「そうなんや…。」
甚爾「手、繋いでいこ。」
直哉「うん…。」
ー高専内
悟「あっ、?」
傑「誰かが結界内に侵入したね。」
悟「めんどくせぇ…。」
傑「早く行かないと、呪詛師とかだったら危ないよ。」
悟「はいはい。」
甚爾「誰もいないのか…?」
悟「おっ?ガキ?」
傑「みたいだね。君たち、どうしたの?」
直哉「えぅ…。」
甚爾「…誰。」
傑「私たちはここの生徒。迷子かい?道案内くらいはしてあげられるよ。」
甚爾 直哉「…。」
悟「よくこのなっがい階段登ってこれたな。」
傑「悟。ただの迷子じゃないみたいだよ。」
悟「あ?」
傑「私たちは悪い連中じゃないよ。正直に話してごらん。 」
傑「御三家の子供か…。なるほど、家出してきたってことでいいかな?」
甚爾「それでいい。足手まといになるならここにいるだけでいい。戦力になるなら戦わせろ。」
悟「はぁ、可愛くないガキだな。」
傑「悟。」
悟「はいはい。とりあえず学長に相談して、お前らの状態見てもらう。わかったか?」
甚爾「それでいい。」
直哉「なぁ、とうじ…。ほんまに大丈夫なん、?」
甚爾「大丈夫だって。あぶなそうなやつらじゃない。」
直哉「とうじがそういうんやったら、おれも信じる…。」
コメント
1件
ああ、この第2話、すごく良かったです。甚爾と直哉の間に流れる静かな信頼関係が、関西弁の軽やかなやり取りの奥にしっかり描かれていて、胸がぎゅっとなりました。特に「とうじがそういうんやったら、おれも信じる」という直哉の台詞、あそこに全てが詰まっている気がします。悟と傑の登場も絶妙なタイミングで、これからどう転ぶのか、続きが本当に気になります。素敵なエピソードをありがとうございます🌷