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うわぁぁぁ!!! 若井さん騙されてたのか…!! ものもらいもらっちゃった?! お大事に…!🩹
「 あの 夏 」
りょつぱ
若井side
今は学校を抜け出してただ涼ちゃんと歩いている。
「 あっち ぃ “… 」
「 …ねぇ、カーディガン脱いでいい ? 」
汗だくで聞いてくる涼ちゃんは耳まで赤く、暑さでなのか目がうるんでいる。
いいよ、と言う他の選択肢なんてないし、そもそも俺の前では着なくてよかったのにな。
首を縦に振ると、ありがと、と一言発してカーディガンを脱ぎ始めた。
「 アイス 買いに行こーよ 、 奢るから 、 ね? 」
「 ん 、やった ~ っ 、行こ 、 」
半袖のシャツから見える傷を見ては涼ちゃんの事を傷つけた奴に怒りが芽生えるが、見すぎても涼ちゃんが絶対気ににするな、と思い涼ちゃんの腕から目を離した。
ー コンビニ ー
「 涼ちゃん どれがいい ? 」
「 ん~ っ 、若井は? 」
「 … 俺、は … これかな? 」
手に取ったのは逆三角形のコーンの上にバニラのアイスが乗っているもの。
「 じゃぁ 僕もこれ ~ !! 」
俺と同じものを手に取る涼ちゃんはキラキラ目を輝かせて此方を見てくる。
「 んふ 、笑 」
笑いを零すしたら、なんで笑うのさぁ!と肩を軽めに叩かれた。
涼ちゃんのアイスと俺のアイスを手に持って、レジへ持っていく。
246円、ちょうどを支払って涼ちゃんにまだ冷たいアイスを渡した。
「 んま、っ … 」
暑いコンビニの駐車場へ2人並んで座る。
「 ね、おいひぃ、 」
ニコニコしながらアイスを食べる涼ちゃんに可愛いな、と不覚にも思ってしまった。
あー、やっぱり恋かよ、笑
虐められてできた痣から全て涼ちゃんが好き。自分で自分を傷つけてできた切り傷も、頬に貼られたカットバンも。
全部愛おしくて堪らない。
「 ねぇ涼ちゃん 、 」
「 ん ~ っ …? 」
「 今、幸せ? 」
「 … 、若井と居れる時は幸せだよ、全部忘れられる 、!笑 」
「 … そっか 、 笑 」
にこっと微笑んで口角を上げる涼ちゃんが当時は愛おしくて堪らず、
“騙されていた”なんて知る由もなかった。
「 …涼ちゃん 、好きだよ 、 」
「 …っ 、 笑 ぼくも、好きだよ、 」
あの笑顔に、偽りがあったなんて 、_
#3.「 告白 」
なんか自分でも楽しくなってきちゃった!!目にものもらい出来ました…多分霰粒腫かな??