テラーノベル
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「もっと早く言っていれば…もっと早く言っていれば…もっと早く言っていれば..」
ルシーカに追いついた頃にはルシーカは座り込み、ガタガタと震えていた。
「大きく深呼吸しろ。」
過呼吸気味のルシーカに声を掛けながら少し骨ばった背中を摩っていく。
「はぁ..ッ..はぁッ…ッ!うああああああああ。」
ルシーカはまるで子供の様に泣いた。
「私からッ..!キィニチに言いたかったよぉ!皆んなから嫌われててッ..ヒグッ….【大蛇の呪い子】って煙たがれてるって会った時言えなくてごめんなさい..!!」
昔の自分を見ている様で心が痛くなった。俺も母親に捨てられた日は酷く悲しみ、部屋で泣いた。
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