…笑っていた私だが、ふと気がついた
これって今後 どうするんだろう 、と。
付き合ったのは良いが、恋人同士でやることが何も分からない 。
2人の期待どうりのことが出来なかったら嫌われるか、?
なんて考えて、 頭を抱えていると、ゼノに声をかけられる。
ゼノ「 千星 、君は本当にキュートだね 。 」
ゼノはそう言った後、私の身体を引き寄せ、そのまま 額に 優しいキスを落としてきた。
急なゼノの行動に、まだまだ子供な私は 直ぐに顔を赤らめ てしまうと同時に、少し嬉しい気持ちになる 。
それにプラス 、恋人というのはこんなにもスキンシップをとるものなのか、と疑問に思ったので、2人に問いかけてみる。
千星「なぁ、 関係を持つと、こんなにもスキンシップが 激しくなるものなのか? 」
14歳という 未熟な私は、恋愛も恋人という関係も知ったものでは無い。
すると、経験が豊富そうなスタンリーが 口を開く。
スタンリー「あぁ 、今よりもっと激しくなんよ。 」
と言っては 、口角を上げる 。
そんな表情に何処か色っぽさを感じていると、スタンリーは私の腕の間に手を通し、持ち上げた。
千星「 ん、な、!? スタンリーッ 、下ろせ !!」
急に体が宙に浮いた私は、” 下ろせ!” と言い乍 、手足を動かしてみるが、流石は軍人だ、ビクともしない。
スタンリー「あんた 、ちゃんと食ってる ?」
千星「食ってるわ っ、 また私を子供扱いしてるよな、!? 」
と、スタンリーの問いにまるで子猫のような威嚇をするが、全くと言っていいほど歯が立たなかった。
そんな光景を見ていたゼノは私の腰に手を伸ばし、指で私の身体をなぞるかのように触る。
千星「 ひ ぁ” 、 っ 、 !? 」
その行動に私は身体を跳ねさせ、声を漏らしてしまった。
自分でも何が起こったか分からず、愕然とする。 頬が熱くなって来るのを感じ 顔を隠したかったが、スタンリーに持ち上げられていてそれも出来ない。
そんな声を漏らした 私に2人は 一瞬驚いた表情をするが 、直ぐに薄く不敵な笑みを浮かべた 。
ゼノ「 … スタン 。 」
スタンリー「 あぁ 、分かってんよ 。 」
2人は顔を見合せ、目線で何かを伝えている。
幼馴染だからこそそんなことが出来るのかと、スタンリーに持ち上げられたまま 感心していたら、
突如に身体が半回転し 、スタンリーに姫抱きをされる形になった。
自分の姿を確認しては、又もや恥ずかしさが 込み上げてくる。
しかし目の前には、自分が好きだと言った 彼の顔があり、思わず身体がキュンと疼いてしまう。
そのまま、スタンリーは私を姫抱きした状態で 歩きだし、ベットに 仰向けで寝かせる。
この行動に 2人が何を企んでいるのかが知りたくなった私は、つい好奇心で問いかけてしまう。
千星「 ……ゼノ 、 スタンリー 、 何で私を ベットに 寝かせた? 」
その私の問いに2人は、
ゼノ 「おや、分からないかい? こんな大の大人 2人に囲まれて、 更にベットに追い込まれているんだ、 危機感が無さすぎるよ、心配になる 。 」
スタンリー「 つまり俺らは、あんたのさっきの 声に興奮したってこと 。 こんくらい言えば分かんだろ? 」
なんて言われる 。
その発言を まだ完璧に理解していない私だが、危機感、興奮 …1つ1つの単語を聞くごとに、普段じゃ考えられない 感情が芽生えて、
そのことを考える度に 自分の身体が可笑しくなっていくことを次第に感じる。
《 私は 、この2人になら何をされてもいい 》
…そんな感情だった。
気がつけば、ゼノは自分の顔の横に座っており、私の唇を奪う 。
頭がぼんやりと霧がかかっているよう に感じ 、心臓も早く動いている気がする。
でも恐怖感なんてものは感じず、温かくて心地よい くらいだった。
スタンリー「… 目 、トロンと してんよ 。 誘ってんの? 」
そう言った彼はいつもの 優しくて かっこいい目 ではなく、鋭く、余裕のなさそうな目をしていた。
私はそれを見て、目の前にいる彼に向かって 腕を伸ばす。
そのまま、彼の問いに応えようと、小さく コクっと 頷く 。
誘ってる 、その言葉の意味だって分からない。でもゼノとスタンリーは絶対に私の嫌なことはしないと言う自信があった 。
するとスタンリーは私の両手をとり、キスを送る。
まるで王子の様なその姿に 、思わずクスリと笑ってしまう。
千星「 … ク ク ッ、 何をやるかは 知らねぇけど、 ゼノとスタンリーなら安心して任せられるな 、 … 私を、好きにしてくれ 。 」
と、横にいるゼノと目の前にいるスタンリー を交互に見ながら 微笑んでみせる。
こんな女気が無い彼女の何処がいいんだろうか、と少し心配になる部分はあるが、ひとまず2人に身を委ねて見るか、
なんて考えていると、
ゼノは私と唇を重ね、何度もバードキスと言うものをしてくる。
その間に、スタンリーは服の上から私の腹辺りを指でなぞり 、焦らしてくるので 、
無意識に 息を漏らしたり 、身体をピクりと反応させたりしてしまう。
ゼノ「 千星 、君は敏感なのか…、 身体が跳ねている よ 。 」
と、耳元付近で呟いてくる。
耳に息がかかり 、 「 ッ あ、 っ “ 」 と声を漏らす。
千星「 ぜ、 ノ ッ 、 それ 、や め… っ 」
ゼノ「 嫌そうには見なかったがね 、… 嫌だったかい? 」
可愛らしく首を傾げてくる。 完全にわざとだ、だって図星なのだから。
顔を赤く染め、 つい顔を手で隠してしまうが、首は横に振り、嫌では無いことを伝える。
その光景を見ていたであろう、スタンリーは、
スタンリー「 チセ 、俺にも集中 。」
と言って、腰部分のみ服を捲り上げ、私の腰 に直接キスを落とす。
突然の事で 、私は先程よりもビクッと 腰を跳ねさす。
千星「 ん ッ… “ スタ ン、っ … 」
ついゼノの愛称で名前を呼んでしまう。
すると 、それが良かったのか スタンリーは軽く微笑み、
スタンリー「今度から そう呼びな 、そっちの方が呼びやすいだろ? 」
と言われたので 、 私は少し掠れた声で
「 I will you that… , (そうするわ…、 )」
とだけ言う。
難なく受け入れてしまったが、この後 、私が思っている以上に発展していってしまう… 。
( 初めての R18 …ミスがあったらすいません )
コメント
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これはこれは次回が楽しみですなぁ( *´艸`)グフフ