この作品はいかがでしたか?
506
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スタンリー「 そういえば 、あんた 気づいてたか ? 今日の朝 の事 、 」
スタンは私の腰をなぞり、そんなことを言う。
私は少しだけ 息を漏らし 乍 も、
窓見てたらゼノが来て…ネックレスに無線がついてるのを教えて貰って、スタンリーも来て …着替えようと思ったら邪魔されて…
と、今日の朝の様子を軽く振り返ってみる。
しかし、特に思い当たることがなく、疑問に思っていると、 私の顔を見つめていたゼノが思い出したかのように 、口を開く。
ゼノ「 あぁ、朝食を食べに行く前に君がしたことだね 。 毒ガスを吸わない 千星には 分からなくて当然じゃないか 、 」
ふむ、と腕を組んでスタンに言うゼノを横目に見ては、 私は “ 毒ガス……? ” と考えていた。
スタンリー「毒ガスじゃねぇよ、 チセが混乱してんだろ、 煙草だ煙草 。 」
そのようにゼノの言葉をスタンが撤回してくれたので私は漸く納得がいった 。
しかし、朝 煙草関係で何かあったとしたら、 顔に煙を吹きかけられたことしか思い当たらない 。
すると、私の心を読み取ったかのようなタイミングで 、
スタンリー「 煙草の煙を他の奴の顔にかけんのには意味があんだよ 。 」
と、私の腹にキスをし乍、教えてくれた 。
千星「 ん 、っ… そ、そうなのか 、? 」
ゼノ「 一応あるよ 。 しかし…全く、僕の千星を 毒ガスの匂いにしないで欲しいね 。 」
そう嫌味のように言っては、ゼノも私の頬にキスを落とす。
スタンリー「 ふっ、 チセは俺が部屋で煙草吸ってもいいかって聞いたらいいって言ってくれたしな。それなら文句ないだろ? 」
言い争いに発展しそうな予感がした私は 、少し声を張り上げ、「 ス、stop!! 」と2人の話を遮る。
千星「 そんな話より 、さっき言ってた意味が知りたいんだが、… 」
私は2人に言い争いをして欲しくなく、話題を逸らす 。
すると、2人は急に雰囲気を変え私の方をギラりとした目で見つめてくる 。
そんな様子に 、私は少し身構える。
スタンリー「…あ” ~ 言っていいのこれ 、 …なぁゼノ 」
ゼノ「 おぉ、僕に聞かないでくれ 。 君がそのつもりなら、一緒に参加するがね 、 」
ゼノがスタンに向けて ニヤと、笑う 。
スタンはその表情を見て 大きく深呼吸をする。こんな 緊張しているかのような姿を見るのは初めてだった。
スタンリー「… あれはな 、 “ 今夜お前を抱く ” っー意味 。 」
千星「 ………え 、?? 」
…困惑して言葉が出ない 。
いや、好きにしろと言ったのは私だが、まさか今日の朝からその気だったとは … 思わず ごくんと唾を飲み込む 。
一瞬だけ沈黙が訪れるが、そこから話し始めたのはゼノだった。
ゼノ「 僕もスタンもさっきからその気だったよ 。 流石に強制はしないがね 、 君の意見が聞きたい 。 」
と、私の頬を触り乍尋ねてきた。
…私にはそんな経験もないし 、こんな大人2人を満足させてあげれるわけが無い ……
が、もしそれでもいいと言うのなら私は、
“ ゼノとスタンに抱かれたい ”
そう思ってしまった。
私は、わざとゼノの手に頬を擦り寄せ 、2人に応える 。
千星「 … 全然 、慣れてないから 2人に 任せっぱなしに なるかもしんねぇけど… 、それでもいいなら … 」
話していくうちに、段々と顔を赤く染めていく。声も小さくなっていくが、2人にはちゃんと聞こえたらしい 。
スタンリー「 あぁ 、あんたは俺らに身を委ねてな 。 絶対天国見せてやんよ 。 」
ゼノ「 承認が取れたようで良かったよ 。さて、ここからは 僕らも 本格的に行っていくが、何か嫌なことがあったらすぐに言ってくれ。 」
そんな発言を聞いて私は 、ちゃんと彼らは私のことを気遣ってくれていると実感できた。
そんな2人の優しい口調に安心感を抱く。
本当に 復活させてくれたのが ゼノとスタンで良かった。
と、思い乍、表情を柔らかくし、 2人の目を見 つめる。
ゼノとスタンは私の目を確認したのか、今いた場所を交換する。
ゼノは私に覆い被さるように目の前に移動し、
スタンは私の顔の横に座った 。
スタン「 チセ 、口開けれるか? 」
とスタンに言われたので、何をするんだ?と疑問を抱えたまま、言われた通りに口を開ける。
すると、スタンは開いた口に、自身の舌を入れて、私の舌と絡めてきた。
千星「 ッ …!? は っ、 ん、 … ♡ 」
私は、そんなキスに驚き乍 、息を漏らす。
口内の 卑猥な音が部屋に響いて、耳までが可笑しくなりそうだった。
ゼノは私の服を 胸が見えない辺りまで捲り上げ、骨格を確かめるかのように指先で身体をなぞってくる。
身体が無意識に跳ねて、先程よりも目をトロンとさせる。
何も考えられず頭がぼんやりとなっていく。
スタンが私の口内を優しく舐める毎に、
ゼノが 私の身体をなぞる毎に 、
その快感が段々と下半身に集まってくる。
次第に 、舌を絡めるという濃厚なキスに息苦しさを感じ始める。
それに気がついたのか、スタンは口を離してくれた。
スタン「 …ッ はぁ … あんためっちゃ唆る顔してん ね 、 」
千星「 は ッ… ふ、ゥ … ♡ 唆る 、顔… ?」
しっかり呼吸をし乍、 スタンの言った言葉に疑問を感じる。
私は今どんな顔をしてるのか、と 思っていると、ゼノは近くから手鏡を取りだし、私に向ける。
ゼノ「 ふふ、 どうだい ? 実にエレガントだろう? 」
と、楽しそうに ゼノは私の目を見つめてきたので、 私は鏡に視線をやる。
そこには、顔を薔薇色に赤らめ、唇は緩んで開いた状態、目は細く半開きになっている 、
そんな顔が目の前に映し出されていた。
私は自分のそんな顔に驚き乍 も、 何故か興奮してしまった。
ゼノとスタンの2人に ただこんなことをされただけで、あのような顔をしてしまうのか、これ以上のことをされたらどうなってしまうのか …
心配になるが、それよりも期待や 好奇心の方が勝る。
私は1度深呼吸をし、それから 期待に満ちた目で彼らを見つめるのだった。
コメント
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( '-' )スゥーッ↑タヒにます(*^^*)最高です