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拝啓 いつかの貴方へ
お久しぶりです。
そちらはどうですか?
このような文章を書いても貴方に伝わらないことぐらい、自分自身分かっています。
分かっている…….はず何ですよ。
さて、暗い話ではなく、今の話を致しましょうか。
昨夜、父と母が鹿児島から帰宅致しました。
どうやら飛行機が少々遅れてしまったそうです。
私にとっては、関係のない話です。
本日は、父に、少々怒られてしまいました。
どうやら、私と母のやり取りの問題だそうです。
私が既読スルーというものをたびたびやってしまい、母が怒ったのか、悲しんだそうです。正直に申し上げますと、はっきり言って私にとってどうでもいい、関わりたくない話です。私は、今でもそうですが、今の私は母のことを余りいい方だとは感じません。
そんな、あまり関わりたくもない方との文通なんて、怖くて、嫌で、今でも吐きそうになってしまいます。見るだけで吐き気がします。
私にとって、母はとても怖く、近づきたくない、関わりたくない存在です。
だからこそ、私は彼女と仲がいいのです。信頼のできる、大切な存在です。
何故、今の私ができてしまったのでしょうか。
何故、私は今いるのでしょうか。
私に役割や仕事なんてものはありません。居ても居なくてもどちらでもいい存在です。
ならば、もう、終わりにしてもいいかもしれませんね。
私は、どうするのが正解だったのでしょうか。
いえ、元から正解なんてなかったかもしれません。
それをつくってしまったのは私なのですから。
まぁ、そんな暗い話もやめましょう。私に正解なんてない。それがきっと答えです。
こんな私に世間の皆様にとっての正しい道なんてありません。
自分自身でその道を外してしまったのですから。
今更引き返すことなんてできません。今の私がつくってしまった分かれ道です。
なら、その道に終わりがあってもいいのではないでしょうか。
ですから、この文は貴方に向けたのです。
ハッピーエンドとは、貴方にとっての幸せ、そして、誰かにとってのバッドエンドの物語です。この世の人々全員がハッピーエンドで終わる。そんなことはありません。
誰かが下になるからこそ、上というものが存在する。
誰かが悪者になるからこそ、世間の正しさが正義になり、やがてハッピーエンドとなる。なんと醜いものでしょうか。
私はきっと、誰か様のための、
……….
いえ、貴方様のためのバッドエンドなのですね。
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コメント
3件
ああ、これ……読み終わって、しばらく言葉が出なかったわ。手紙の形で綴られる心情の揺れ方が、ものすごくリアルで胸が締め付けられた。特に「母を見るだけで吐き気がするのに、彼女と仲がいい」っていう矛盾した表現が刺さったな。自分で自分の感情を説明しきれないもどかしさと、それでも「誰かの幸せのためのバッドエンド」って結論に辿り着くところ。読んでてすごく苦しかったけど、だからこそ引き込まれたわ。続きが気になる……。