テラーノベル
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s「あ、ご飯の時間になるよね?二人呼んでこよ?」
今ここにずっと居たら心臓がもたないッッ…/
kzと少しでも一緒に居るとバレてしまいそうで。急いで話題を変えた。
k「…わかった。syuは先に行ってて?俺が二人を呼んでくる。」
s「ありがとう、!」
なんとか持ち堪えれた…
s(はぁ…どうしよう。バレなかったらいいな、)
〜ご飯〜
全員『いただきまーす』
f「今日は泊めてくれてありがと」
s「元はfuも住んでたじゃん!」
f「そうだったわw」
たまに抜けてるよなぁ…fuは。
いつもだったら、しっかりしてて面白くて、人気がある。
自分の兄が周りから好かれているのは少し喜ばしいことだなぁ
s(俺も頑張んないと!)(モグ
r「あ、そういえば。」
r「syuって…結婚とか、視野に入れてるんですか?」
s「!??ッ」
s「ンン“ッゲホッゲホ」
突然の質問に吃驚して、食べていた物でむせてしまった。
k「大丈夫ですか!?」(さすさす
s「ゲホッ…あ、ありがと」
r「あ、ご、ごめんなさい…」
rmがすごく申し訳なさそうに謝ってきた。
ちょっと吃驚しただけだし、大丈夫!
s「大丈夫だよ。いきなりで驚いただけ」
f「…どうなの?」
fuがいつもより、さらに増して真剣に聞いてきた。
俺は少し考えて、
s「あんまり考えたことはない…かな。」
s「年齢的にも、そろそろ?」
f「いや、別に!syuのペースでいい!」
fuが慌てて否定した。
なんか俺に対して過保護?みたいになる場面があるけど…
俺はもう子供じゃないのに…
r「気になります…」
k「確かに、」
s「でも……」
f「でも?」
気になってる人、というかすごく惹かれている人ならいる。
と言いたいところだけど…流石に恥ずかしい…
それにこの中にいるし、流石にその人に聞かれるのはなぁ…
s「…なんでもない。」
f「気になるような言い方しないでよ!」
r「なんか含みのあるような言い方…」
k「……」
s「?」
kzだけは少し首を落として固まっている。
表情もいつもの柔らかさはなく、硬い表情になっている。
こう言う話苦手だったっけ…そんな記憶はないけどな…
s「…kz、体調大丈夫?どこか悪い?」
k「いや、別に…」
s「ねぇ、しっかり言ってよ!」
s「隠し事は無しでしょ?」
s「俺に隠してること、あるでしょ…?」
k「ッ…!」
言った後に気付いた。自分も全く同じことをしていると。
捲し立てるような言い方や責める言い方は相手を怒らせてしまうと。
でも、気付いた時には、もう遅くて、
k「…じゃあ、syu様はどうなんですか!?」
k「syu様だって、隠してることとかありますよね?」
k「自分のことを棚に上げて、何仰っているんですか!?」
それは、そうだ。今の自分の意見には、自分の行動との矛盾点がある。
言われても仕方なかった。だって自分が悪いから。
kzの意見にはしっかり筋が通っている。
s「kzッごめっ…」
k「ハッ)…すいません。言いすぎました…頭、冷やしてきます。」
そう言ってkzはどこかへ行ってしまった。
kzは悪くないのに。この状況を作ったのは自分なのに。
原因は全て自分にあるのに。言い出せない心の弱さがあったから。
なのに…
s「ッ…」(ポロポロ
なんで、泣いてなんか…
大体、この年で正しい判断もできないとか…
自分のさっきの行動に、自分を心底憎んだ。
s(kzと喧嘩しちゃった…)
どうにかしようと思考を巡らせるけど、出てくるのは涙ばかり。
s「kz、ごめんッ…」(泣
f「syu、一回落ち着こ?」
そう言ってfuは水が入ったグラスを差し出してきた。
s「ん、…」(ゴクゴクッ
s「…はぁ~」(深呼吸
よし、だいぶ落ち着けた。
s「…ありがとう。」
f「syu、原因がわかってるなら、そこをしっかり理解して、その上での解決方法を見出してみて。」
fuはいつも優しかった。だけど、アイデアを出してくれるだけで、手伝うような行動はしない。
それこそが自分の学びであり、真の優しさだった。
s「完全に…俺が悪かった。」
s「自分が言ってることと、やってることが矛盾してた。」
s「なのに、kzに意見を押し付けた。」
s(俺が言い出せる勇気があったら…)
r「…仲直り、しないんですか?」
s「したい!今すぐ!…けど、絶対嫌われた。」
f「そんなのわかんないじゃん。やってみないと。」
s「…そっか。そうだよね。」
何もしないで決めつけるより、どうせなら行動に移して砕けたい。
s「kz、どこだろ…」
仲直りをすべく、俺はkzを探しに行った。
f「嫌われるわけないじゃん。kzはsyuのことを一番大切にしてるんだから。」
r「そうですよね。」
f「敬語!いらない!」
r「あ…忘れてた。」
kz side
はぁ~…言いすぎてしまった。
いくら自分の話に筋が通っていたって、自分の言い方にも程があった。
k「絶対嫌われた…信用失ってる…」
でも、隠し事はお互いにできるだけしたくないから、言ったほうがよかったのか…?
k(自分から言ったら、syu様も言ってくれたのかもしれないのに…)
さっきの自分には、冷静な判断が出来ていなかったのと、言い方に問題があった。
k「早く謝らないと…」
関係が拗れる前に、絶対に謝っておきたい。今やらなかったら絶対に後悔する。
なのに許してもらえないとか、そう言う恐怖が体を支配してその場に立ち尽くしてしまった。
k「マジで…最低だな、俺。」
?「kz ~~ッ!?やっと居た…」
k「え、syu様ッ!?
思いがけない想い人の登場に唖然としてしまった。
s「あの…さっきはごめん…完全に俺が悪かった…です。」
s「kzの意見にはし筋が通ってるし、自分の言ってることとやってることに矛盾があったし、…」
s「だから、本当にごめんなさい!」
k「え、?」
思いがけない謝罪に少し驚いた。
k「い、や!俺こそ言い方がキツくて…傷つけるような言い方で…ごめんなさいッ!」
s「でも、原因作ったの俺だし…」
k「いや、俺がその後のことをしっかり考えれてなかったので…」
s「…でも、!」
k「いや…」
s、k「……」
s、k「…ッッ、w」(笑
笑みがこぼれた。それはsyu様も同じだったようだ。
s「お互い謝罪で、どっちの方が悪いか決めるって…」
k「なんか…アホらしいと言うか…w」
s「w」
s「確かに、w」
k「…仲直り、しましょ?」
s「もちろん!」
いつもの関係に戻れたのが嬉しくて。いつもの柔らかい空気感に包まれて。
syu様はやっぱりお優しい。
…syu様に支えていて、良かった。
今日もまた、そんなことを思えた。そんな俺は、絶対に幸せ者だ。
コメント
2件
syu第一のkzさんまじ好きです仲直りできてよかった😿結婚の話多くてかわいすぎる🥹💞ほんとーーーにこの作品大好きです😭😭これからもがんばってくださいー!❤️🔥