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涼架side
打ち合わせも終わり、次々とマネージャーさんたちが出ていく。
残ったのは2人、いや、3人の空気だけだった。
言わなきゃ、今日こそ。
元貴に、決して覆せない事実を
伝えなきゃ。
でも、自分の中でも最後まで迷いがあった。
これを伝えたら元貴が壊れてしまったらどうしよう。元貴がもし、後を追う様なマネをしたらどうしよう。
このまま幻の中に住まわせていた方が元貴にとってはきっとずっとずっと幸せだろう。
でも、前に進むには、これを伝えなきゃいけない。
元貴が受けいれることを拒んでも、ふたりで少しずつでも受け止めなきゃいけない。
元貴を離しちゃいけない。
今も元貴は空白の冷たいイスに向かって話を続けている。
『でさ〜!若井があの時ー!笑』
「元貴。ちょっといい?」
心臓がキュッと締まるような感じがする。
上手く発せない。
『なに?』
若井は……ッ若井は……
目に涙が溜まるばかりだ。
『だから、なに?涼ちゃん。』
でも、、言わなきゃ。
「元貴。若井は……、、若井はッもう”!!泣」
その瞬間元貴に手を払い除けられた。
『うるさい!!!!!!!!!!』
「若井は……ッ”もう”……いない”の”!!!!泣」
僕の頬に涙がつたう。
僕を見ている元貴の目も、どんどんぼやけていく。
『そんなこと……ッそんなこと言われなくても分かってたよ”“ヅ!!!!泣』
『でも”、、こうじゃなきゃやっていけない”から”分かんなくなっちゃうから”、、ッ!!泣』
元貴の言葉が濁点で濁り始める。
そうだ。きっと分かってたんだ。元貴も。
ただ、その事実を受け入れながらも、前に進むことが出来なかっただけで、
僕はそっと元貴を抱き締めた。
どんなに叩かれても、元貴が泣き止むまで、そっと、壊れぬよう。そっと、包み込んだ。
もっくんは受け止められたのかな…、?
涼ちゃんだってきっとずっと悲しい。
前に進むための選択だったんだと思ってください。
次回もよろしくお願いします!
それではまた
コメント
6件
心情?書くの上手いね
うわぁぁぁぁ辛すぎるなぁ わかいいいいいいいいいい
ちょっと泣けちゃじゃん笑 今読んでる時泣きそうだったよ笑 もっちゃんきっと若井のことずっと引きずってくんだろうな 続き待ってる(*´∀`)