テラーノベル
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あの日から、半年が過ぎていた。
連絡を取ることもなく。
会うこともなく。
気づけば、成人式の日にもう一度出会ってから三年半が経っていた。
もう、このまま会うことはないんやろう。
そんなふうに思い始めていた頃だった。
夜十時。
静かな部屋に、スマホの着信音が鳴る。
画面に映った名前を見て、思わず息をのんだ。
ヤマ。
少しだけ震える指で電話に出る。
「……もしもし?」
『久しぶり。』
その一言だけで、胸が苦しくなった。
『ほんまに急でごめん。』
『今、地元帰ろうと思って高速走ってたんやけど、あと一時間くらいのところで車が動かんくなってもうて。』
『もし車出せるなら……迎えに来てくれへん?』
一瞬も迷わなかった。
「分かった。」
「待っといて。」
それだけ言って電話を切る。
どうして私やったんやろう。
助けてくれる友達なんて、他にもおるはずやのに。
そんなことを考えながらも、アクセルを踏む足は自然と力強くなっていた。
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ユキ
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コメント
1件
あおいです🌷 47話、読みました。半年ぶりの「ヤマ」からの電話、めちゃくちゃ胸にきました……。「どうして私やったんやろう」って考えながらも迷わずアクセル踏む感じ、距離感が絶妙で切なくて。着信画面の「ヤマ」の文字だけで息をのむ心情、すごく伝わってきました。この再会、どうなるんだろう…続きが気になります🤍