テラーノベル
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ナビだけを頼りに走った。
見知らぬ田舎道。
街灯もほとんどない暗い夜道だった。
やっと見つけた小さなコンビニ。
その駐車場に、ヤマは一人で立っていた。
車を降りると、目が合う。
少しだけ照れくさそうに笑ったヤマが言う。
「久しぶりに会うんが、こんなんとは思わんかったな。」
思わず私も笑った。
「ほんまにな。」
半年ぶりだった。
なのに、不思議なくらい気まずさはなかった。
壊れた車をレッカーに乗せて、私はヤマを助手席に乗せる。
エンジンをかけると、静かな車内に音楽が流れ始めた。
「高速乗る?」
そう聞くと、ヤマは窓の外を見ながら首を振った。
「……せっかくやし、下道で帰ろうや。」
私も小さく頷いた。
「うん。」
遠回りでも、いいと思った。
東 桃子
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桜咲かな
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コメント
1件
ああ〜もう、この空気感がたまらん😭💕 半年ぶりの再会なのに気まずさゼロで、しかも「下道で帰ろうや」って…遠回りしたいってことじゃん!? それを「うん」って一言で受け止める主人公も含めて、二人の間にある信頼とか優しさがじんわり伝わってきて胸がぎゅーってなったよ…🥺💖 イツカさん、こういう“何気ないけど大事な瞬間”を描くの上手すぎる…!