今日の昼、勇斗と喧嘩をしてしまった
きっかけは些細なことだったけれど2人とも疲れが溜まっていて口を聞かなくなるほどの喧嘩になった
それのお陰で謝るきっかけもなく…
自分はもう仕事はないが、勇斗は別仕事がありさっき楽屋を出ていった
帰りの道中、あまり思い出さないようにしていたが途中で帰る家が一緒だということを思い出しはっとする
ドアノブに手をかけいつも以上に重く感じる玄関の扉を開ける
ソファーに勢いよく腰かけため息を着く
「あ゙ー、はらたつわーーっ」
声に出しても苛立ちは収まらず食欲もない
早く寝ようと思い風呂に入る
一緒に寝るのは気まずいが幸せカップルの家には大きなベッドがひとつだけ
ソファーで眠ろうかと考えたが明日の体を考えるとダメだと思いベッドの端に寝転がる
目を瞑るが寝付けなくてモヤモヤしていると玄関が開く音がして鍵がジャラジャラと鳴り響く
勇斗が帰って来たと思い強く目を瞑る
すると寝室の扉が開く
「じんと、起きてる?」
問いかけられたがここで起きるのはなんか違うと思い返事をしない
でも長年一緒にいた勘で寝てないことを見破られたのだろう
顔を覗き込んでくるのが分かる
その圧に負けて目を開け体を起き上がらせる
「ごめん… さっき、仕事の時ずっと考えてて悪かったなって」
「いや、俺もわるかった」
そう言って俯く
間接照明だけが付いていて薄暗い部屋に流れる沈黙
その瞬間頬を掴まれ目が合う
「これで仲直り」
そういって勇斗は口付けをする
「さっき喧嘩したばっかだよ?笑」
「もう仲直りしたから関係ない。仁人のこと大好きだもん」
「なんだそれ」
「仁人からもちょうだい」
そういって勇斗が自分のほっぺをつついて目を瞑る
その瞬間、口にキスを落とす
「え、?」
状況が理解出来ずに戸惑っている勇斗をよそに布団を掴み横になる
「もう寝る」
「ね、じんと、もう1回!」
「もうしない」
END
もうネタが無くなってきた…
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