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…貴方が私を見てくれて初めは嬉しかった。
とある本に書いてあった『おまじない』を試してみたら貴方は頬を赤く染めて私に興味を持ってくれたみたいで…。
どこまで効果があるのか試してみたかった。
だから私は貴方に紡ぐ『言葉』を重ねていったの。
…でも、段々と私を取り巻く状況が変わっていった。
気づいた時には遅かった。
私はいつしか呪文で人を惑わす『魔女』と呼ばれるようになった。
それでも私は今日も巷で呪文と言われているものを唱え続ける。 私の話を、私が紡ぐ言葉を『呪文』と捉えずにそばにいてくれる人が欲しいから…。