テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
需要と供給がよくないので
金ブロ書きます…
しっかり現実
活動休止後の話
⚠️nmmn作品
⚠️CP要素ありあり
⚠️下手くそ
↓どうぞ
_____________
暇だな、
活動を休止してから、そんなことばかり思う
いつもこの時間は6人で撮影したり
集まって企画考えたり
ワイテルズとしての6人の時間だった
ワイテルズだったから、俺らは集まってた
活動があったから、一緒に行動してた
でも今は違う
それぞれが新しい方に歩き出していて
それぞれの1人ずつの時間になった
他の5人は今何をしているのだろう
久しく顔を見ていないのは…
ぶるっくにシャケ、スマイル…きりやん
Nakamu以外とは顔を合わせていない
ぶるっくときりやんはSNSで写真は見る
他の2人はきっと、活動で忙しい
俺も仕事をしていないわけではない
歌ってみたも順調に伸びてるし、歌えてるし
ただ部屋が静かだと
そう思っただけだ
ゲームでも、するかな
そんなことを思うが足は動かない
ソファーから動けずに諦めてスマホを触る
あ、これ今週からまた始まるんだ…
そう言えば誰かに勧められたが観ていない
1期からかー…今から見るのは内容的にな…
うーん、と1人で悩んでいれば
ちょうどブーッとスマホの通知バイブが鳴る
「ご飯食べ行かない?😘」
変な絵文字付きの久しい連絡
こういうのを常に送ってきてたのは1人だけ
「いいよ、どこ集合?」
そう返し、家を出る準備をする
「5時半にここの前集合で」
ここ、というのは下に送られてきたURLの事
タップすれば穴場感のある酒屋の写真
「OK」
そう短く送って、またソファーに座った
久々の飲みの連絡
思えば2人だけで飲みに行く、という事は
あまりないというか、なかった…はず
話題、困らないといいな…
そんな事を思いながら家を出る
イヤホンを耳につけ、
自分の誕生日に出すGOODWARPメドレー
の曲を聴き始める
3日後にはレコーディング
迷惑をかけないように、万全の状態で臨むのが
礼儀、というものだ
"金魚"を聞いていると
ちょうどサビの終わり部分で店に着いた
「着いたよ」
そう送ってから店のドアを開けると、
奥のお座敷の方から、顔見知りの顔が
ひょいっと出てきて、
こっちこっち、と手で招く
「久しぶりぃ〜w」
変わらない顔、声、ノリで話しかけてくる
「久しぶり、今日は…」
「まず座ったらw?」
向かいの席に座ると、
俺にメニューを差し出す
何にするか、ということだろう
手っ取り早く決め、店員に注文する
「それでー…何、ぶるーく」
「名前一応外なんだけどw」
「個室だしいいでしょ」
別に本名で呼びたくないわけじゃないけど
活動名の方がしっくりくる
9年間、ずっとそうだったから
もうこの名前に慣れてしまったのだろう
「で、なんで俺は呼ばれたの」
話を戻すと、ぶるーくは
自分のグラスを、氷が
カラカラと鳴るように揺らす
「世間話でもしようかな~って」
少しの沈黙の中、そう言った
もちろん、そんなことのために
呼んだのではない事ぐらいわかる
けど
多分、何かあったのだろう
仕方がないので話にのる
「世間話、ね」
「ぶるーくはどう、仕事とか」
「ん〜…まあぼちぼちw」
「いい感じ、かな」
「そっか」
「きんさんは、歌だよね」
「まあね」
「ちゃんと、毎回聞いてるよ、」
「歌ってみた。」
「ww聞いてるんだ?」
「もちろん」
「コメントはしてないけどw」
そう言うと、少し目を細める
「みんなさ、頑張ってるんだなって」
「感じるんだよね」
多分、俺らだけじゃない
6人全員が感じてること
全員がそれぞれの道で
それぞれのやり方で頑張っている
「…そうだね、」
「きんとき、もしかして」
「寂しかったり??w」
ニマニマと笑って
こちらを見るぶるーくは、
なんとなく、寂しそうで
自分のことだろ、
と思ってしまう
「別に寂しくはないけど」
そう返す
寂しくはない、少し暇なだけ
「僕はさ、w」
「今までこの時間は」
「6人で過ごしてたから」
「ちょっとつまんないな~って」
動画に出ることが他のメンバーより
少なかったぶるーくが、
つまらないと感じる。
もっと動画に出ていた他のメンバーは
どんな気持ちなのだろう
Nakamuは多分、充実してる、かな
シャケとスマイルは変わらないし…
きりやんは里芋で忙しいか
「きりやんは元気だったよ」
そっか、そういえば
「動画、出てたもんね」
「あれぇw?見たの?w」
「サムネは見た」
動画はまだ途中までしか見ていない
「中身見ろよぉーw」
「また時間ある時ね」
そういうと
今暇じゃんw、と言われ
なんとも返せなくなる
話を変えよう
「最近、プライベートとか」
「何してんの」
自然に出てしまった
プライベートとかやばいかな
ちょっときもいかも
「プライベート…今ってことw?」
確かに今もプライベートだけど
「普段、仕事ない時とか」
「何してんのかなって」
「活動休止してから連絡なかったし」
そう早口で答えれば
「あッはwあははははッwwはッw」
「早口だねぇww」
相変わらずこいつの笑いのツボは
よくわからない
「別に変態とかw思ってないよ?w」
ツボに入ってしまったので
諦めて、きていたドリンクを飲みつつ
自分の頼んでいたものに手をつける
「えーっとw…なんだっけww?」
「普段何してんの!」
「あぁああwプライベートねw」
何したっけなー、そう言いながら
頼んでおいたつまみに手を伸ばし
「あ、ヒットマンみたわw」
少し考えてから、そういった
「懐かしw」
「久々に聞いた、その名前w」
"家庭教師ヒットマンREBORN!"
俺とぶるっくしか知らなかったアニメ
「ワイテの動画見直してて」
「あのー…構造物リスバラの途中ぐらいに」
「2人で歌ってるの見て」
「久々に観たんだよね〜w」
歌っていた、という事はきっと
"DIVE TO WORLD"のことだろう
「俺も久々に観ようかな…」
レコーディング終われば少しは暇になるだろう
そのタイミングで観ればいい
ストアの登録はめんどくさいけど…
「…今から観にくる?」
は?っと反射的に返してしまう
「帰ってから続き観るつもりだったんだよね」
「あ、でも僕の家から帰るのめんどくさいか」
「………行く」
「りょーかいw」
そう軽く返し、店を出る準備を始める
「あ、家行く前になんだけど」
「コンビニ寄って色々買いつつでいい?」
「おっけ」
観に行くだけ
別になんかやましい事するんじゃない
こいつは多分、何も考えずにいってる
だって俺たちは
友達、だ
________________
会計を済ませると、普通に店を出て歩き出す
「コンビニ行ってー家行こ〜」
そんな事だけを言う
いやいやいや
「会計、割り勘だろ、いくら?」
普通に友達同士だし、割り勘でしょ
何スマートに支払ってんだ
何がクレジットで〜、だ
そう言うのは彼女にやることだ
ぶるっくはキョトンとした顔で
「きんさん、もうすぐ誕生日でしょ?」
「ここは僕がもつけど」
活動のために作った誕生日
ガチのじゃないし祝う人は少ない
それこそファンが色々してくれて
俺が騒ぐだけみたいな日
「別に本当の誕生日じゃないんだしw」
祝う必要はないし
奢ってくれる必要もない
「でも誕生日じゃんw?」
そうだけど
そうではあるけれど
「ちょっと早い誕プレって思えばw」
ちょっと早いって…2週間前だけどな
いや、ぶるっくのことだ
折れる気がないことぐらい、わかっている
「……じゃあ、ごちそうさまです…w」
少しペコっとすると
「いえいえーw」
上機嫌に鼻歌を歌いながら
コンビニへと歩き出した
__________________
短編というより中編です
一話も3000文字ぐらいなので長め…です
言葉多め心情多めになっています
読みにくかったらすいません…
next_♡500
🔞_♡1200
コメント
2件