こんにちは
しゅあてるです
ワイテに軸置いてたんですが
にじのヒーローに沼ってしまったので
一時的かもしれませんがそっちに移動したいと思います.
みんな ワイテ推しがほとんどだと思うんですが
ワイテも1月に活動休止したとしても書いていきますんで許してください
これを機ににじも見に行ってください
シナリオをちゃんとしたい派だったりするので
前置きがすごく長いです ごめんなさい
たまにえっちなやつより長い物語にBLを添えたやつ読みたい時あるじゃないですか
ああいう時に最適な長め物語です
1万文字超えてます
今回はディティカの
rbruですすすすす ~
付き合ってない
体調不良
両片想い
______________________
ru視点
朝
ru「 くぁ…. 」
今日は大事な任務の日
お偉いさんがヴィランに誘拐予告の出されたから
その護衛と ヴィランの退治
お偉いさんだけに報酬も莫大だし
わざわざ誘拐予告出すくらいのもんだし
相当力に自信があるヴィランなんだろうし
西最強のディティカが断る理由もなかった
… それは、それとして
ru「 なんかさむ … 」
今日の気温は暖かめだから
力の温存もしておかなくていいと気楽に思っていたのに
朝だとはいえ ちょっと寒すぎるんじゃない?
ru「 なんでだろ 」
まぁ着込めばなんとかなるだろう
そう思って準備を始めた
───────
数分後
ピロン (L〇NE
ri《 小柳~ もうみんないるよ 》
ライからそんなメッセージが届く
ちょっとグダグダしてしまった
ru「 … けほ、 」
急がないと
─────────
集合場所には
ヒーロー衣装のライとカゲツ、
そして俺が片想いを拗らせた星導がいた
ri「 ようやくかよ ~
… って なんか顔赤くね? 」
kgt「 ほんまやん
お前が顔色変わってんの珍しいな 」
え 俺顔赤いのか
俺本人は寒すぎるくらいなのに
ru「 いや、多分めっちゃ急いだから。
あと今日寒くね ? 」
ri「 そうかぁ? 普通じゃね 」
ru「 マジで ? っ、けほっ 」
rb「 …… ?」
ru「 行こうぜ 。
依頼主に挨拶しなきゃだし 」
rb「 … 」
kgt「 ? 」
────────────
rb視点
気のせいかな
集合場所にきた小柳くんの様子がおかしいような
そんな気がする
今日結構あったかいのに寒いとか
いつも西から東にぶっ通しで走っても顔色ひとつ変わらない小柳くんの顔色が家からここまで移動した疲れだけで変わるとは思えない
ru「 …んだよ
人の顔じろじろ見てんじゃねぇ 」
rb「 … 」
まぁ本人が大丈夫そうなら
少し様子見るかぁ
そう思って
もう進み出していたライとカゲツに駆け足で近づいた
─────
ru視点
お偉いさんは結構良い人で
自分のためというより 巻き添えにされるかもしれない妻子を気遣った面が多い人だった
「 君たちのような優秀なヒーローが4人もついてくれるとは 。はは 私は何か前世で良いことをしたのだろうな 」
そう言って笑った
rb「 いえいえ 。こちらこそ依頼主に大変恵まれております 。何故って貴方様のような素敵な方々の 護衛につけるのですから 」
旦那様には恭しく頭を下げて
ご子息にはマジックみたいに取り出した風船をひとつ。
普段からふざけた星導の嘘は
こういう取り繕った空間で役に立つ
社交の場で活躍するのは
オリエンスならマナ
ディティカなら星導だろう
いつもならこういう場では少し離れているが
今日は頭がぼやぼやしてなるべく動きたくなかった
どうせ動きたくないし折角ならと
星導の挨拶を眺める
rb「 奥様も大層お美しい
まるで月光に輝く白百合のお姿でいらっしゃる 」
「 まぁ嬉しい 。褒め言葉がお上手なのね 」
そう言って奥様は星導に手を差し出す
ru「 ….. あ、 」
思わず声が漏れた
星導が奥様の手の甲にキスを落としたからだ
何、こういう場じゃよくあるのはわかってる
でもいつも以上に頭が働かなくて
ただ 俺の方に来て欲しいとしか
思えなくなっていく
手の甲でも 想いを寄せた相手がキスを落としたのを
見ているのはちょっと辛くて
頭にかかったもやが濃くなっていく感じがした
— — — —
rb「 … く、…こや…く…. 」
なに
頭がぼーっとしている
誰?
星導…?
rb「 小柳くん!!! 」
ru ビクッ
星導が俺の両肩を掴んで呼びかけていたようだ
なんでだろ
なんか暑くなってきたかも
まぁ、いっか
ru「 悪ぃ ぼーっとしてた
挨拶終わったのかよ 」
rb「 ….. まぁ、はい 」
rb「 それより小柳くん
やっぱ今日、 調子悪いですよね 」
ru「 、はぁ? 何言ってんだよ 」
俺が?そんなわけ
ru「 絶好調だわ 。舐めんな 」
もし調子悪かったとしても
仮にも好きな奴に弱いとこなんて見せたくないに決まってる
rb「 でも… 」
ru「 なんもないって言ってんだろ。
挨拶終わったならライ達の方行って作戦立てんぞ 」
rb「 … はい 」
… なんだよ 本気で心配してるみたいな
いつもあんなクソみたいにへらへらしてるくせに
まず俺、人じゃないし
ましてや風邪なんてここ80年くらい引いてない
ただの星導の勘違いに過ぎないだろう
─────────────
数十分後
ri「 ~~~~ んじゃ、
概要はこんな感じで 。
今回は力技仕掛けてきそうなやつだから
触手の力量が多い星導と、力技に対応出来て
相手の裏を突くのに長けてる小柳が前線 」
kgt「 りきわざちゃうんか 」
rb「 ちからわざですね 」
ri「 俺も行きたかったんだけど
俺が1番人間ぽくて怖がられないから
万が一の時に備えて依頼主の傍にいる。
カゲツは上から監視 OK? 」
rb kgt 「「 OK 」」
ri「 ロウも大丈夫だよね? 」
ru「 … ぁ、 おう。 」
まずい ぼーっとする
前線… いつもとはいえ、
今日は人一倍気合い入れないと無理そうだ
rb「 小柳くん。 」
ru「 ん?おゎ、 なんだよ 」
rb「 無理したらだめですからね。 」
そう謎に釘を刺される
いつもより顔が怖い。
ru「 ぉう…? 」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後
前線の俺と星導は
敵が来ると予想される方面のバルコニーでスタンバイしていた
rb「 んー、 そろそろですかね 」
ru「 … かもな、 」
……うーん?
あれ、もしかしてやばいか
目の前がぐらぐらしてる
地震とかじゃないよな
星導はなんてことないし
あっつい。
なんだこれ さっきまで死ぬ程寒かったのに
体調悪い?
いやあんなに星導に意地張ったのに
今更そんなこと言えるわけない
ru「 … はぁ… はぁ … 」
rb「 小柳くん? 、! 小柳くん!! 」
rb( まずい 流石に顔色悪すぎるだろ )
rb「 ちょっ… 」
kgt《 前方から敵10体!!!
想定よりサイズは小さめやで !!
前線準備ええか!! 》
やばい
想定より早いな
まぁ早めに終わらせて早く帰ろう
そうしないとやばい
ru「 うぃ。 」
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rb視点
あぁやばい
もうカゲツから指令入った
止めないとなのに
止めたら敵が依頼主を襲える確率が増える
そう思うと何も出来ない
次の指令で小柳くんは行っちゃう
その顔色で体調で
無事に帰ってこれるかもわかんない
待って。 せめて確認だけでも ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
カゲツ《 狼!!!特攻!!! 》
rb「 … あっ…! 」
ru「 了解 !!!! 」
俺は記憶が無いからわかんないけど
小柳くんは何十年も戦い続けてきて
それが身体に頭に染み付いているから
いくら苦しかろうが
いくら体調が悪かろうが
戦い方だけは覚えてるしブレない
最早反射的に動く小柳くんの体は
一瞬で壁を蹴り敵に向かっていく
だとしても
いくらそんな強い彼でも
毒や体調不良には勝てない
勝てるわけない
ru「 …………っ、 」
あ、苦しそう
助けたい
この触手で今すぐ
今伸ばせば止められるのに
声をかければ少しは耳を傾けてくれるかもなのに
rb「 っ、カゲツ !
俺の番まだですか ?! 」
kgt《 まだや!!
今タコ動くんちゃうぞ!! 》
そうだ
俺が今好きな人のために動いたら
ライが考えてくれた作戦が台無しになる
やっぱり力づくで止めて2人にも話しておけばよかった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ru視点
体は動く
戦闘には慣れてる
腰の鞘からすらりと抜いた刀には
俺の死人みたいな顔色がはっきり写る
好きな人の前だからって
変にかっこつけてた業が降りかかって
結構きつい
ru( お願いだから… )
ru「 さっさと死んでくれよ
このクソヴィラン 。 」
この底なしの頭痛を
全部敵のせいにして突撃した
本格的な戦闘が始まる
俺は特に強そうなやつを積極的に倒して
取り逃した奴らを星導が処理する
そういう作戦
大体俺がピンチなことなんてないから
何かあっても誰も来ない気はする 。
まぁ 変に心配されて戦闘から遠ざけられる訳にもいかないし
ru「 …っ、 」
視界が霞む
敵が迫ってくる
大丈夫だ
ロウルフのドンだろ。
今はもう何人もいるロウルフを背負ってけるくらい強くなったんだ
体調なんかに …
体調…なんかに、
ru( あ、これだめだ )
強く保っていた気を前に
そう本能が直感した
頭が途端にグラッとして
平衡感覚を失う
地面が壁に見える
しかし迫ってくる敵の姿は
はっきりとこの瞳孔が捉える
敵 « ヴォォォ!!!!! »
咆哮を上げて飛びかかってくる敵
今までで1番でかい
えぐいな。
なんだよこのでかさ
謎に愛嬌ある顔しやがって
ふざけんなよもう。
体調が悪いのに気づけなくて?
好きな奴にあんなに言われたのに
情けなさすぎる
俺こんなダセェ死に方すんのかよ
依頼をくれたお偉いさんにも申し訳ない
ヴィランが振りかぶるのが見える
終わったわ これは
ごめん。 ライ カゲツ
お前らは優しいから俺の為に泣いてくれるかもな
… ごめん 星導
お前が他の誰かと幸せになるとこ
見たくなかったから丁度いいかもしれないけど
ru「 …… せめて気持ちくらい
伝えさせてくれよ………… 」
最後まで星導のことばっか考えてる
ふっと、 目を伏せた
もう受け入れるしかあるまい
首でも跳ね飛ばされるかもな ……
そう思って。
…………
…… ?
rb「 小柳くん ッッッッ !!!!!! 」
突如として
見慣れた触手が目の前の敵を薙ぎ払った
ru「 ………︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ 」
ほんの少しダリアの匂いがする
俺が好きな …
ru「 ほし…るべ …… ? 」
rb「 もう!!!!!
無理するからだよ馬鹿 !!!! 」
はは……
ついに幻覚も見え始めた… ?
幻覚でも星導とか、 やべぇな 俺
さっき 気持ちくらい伝えたいって言ったから
せめてあわせてくれたってことかよ
変な気遣いすんなよ 神様
ーーーーーーーーーーーーーーーー
rb視点
頭で考えるより先に
体が動いてた
欠けて宇宙と繋がったこの瞳が
はっきりと彼を映した
いつもより粗のある刀の振りかぶり
時々頭を抑えて
虫をはらうみたいに敵を退ける
rb「 … あ 」
まずいと思った
小柳くんの目の前にはボス
普段の彼なら造作もない程だけど
急に小柳くんはグラッと倒れかける
怪我をしている訳でもない
血を流しすぎた訳でもない
これは
rb「 体の限界 … っ 」
熱でもあるだろうに
ぶっ通しで動き続けていたから
今助けなけりゃ
小柳くんは死ぬ
小柳くんを助けたら
俺がしぬかもしれないけど
別にそっちの方が何倍もマシだと思った
rb「 ごめんなさい ライ 。カゲツ 。
黙って見てられない 」
俺は真っ直ぐ
小柳くんのいる方向へ駆け出した
kgt《 はぁ?! 何してんねんタコ!! 》
ri《 星導?!何なんかあったの ?! 》
rb「 ……っ、
小柳くんがやばい !!!
体調悪いんだよ あの人 !!!!! 」
そうインカムに投げかけて
一直線に走っていく
rb「 小柳くん !!!!!! 」
今にも彼に攻撃しようとしていた敵の腕を鞄で殴り切断する
危ない
間一髪だった
背後で
俺の姿を見て
小さく「 星導 」 と呟く声が聞こえた
rb「 無理するからだよ !!
馬鹿やろうが !!!!! 」
小柳くんが苦戦していたから強そうに見えたけど
俺が触手を使えば
遠距離攻撃はできないようで
じたばたと暴れる敵
俺は力を振り絞る
rb「 いただきます 」
ばくん
ーーーーーー
rb視点
流石にあんなでかいの食べたから
これ以上食べられない
今でも向かってくる敵
この数に彼を庇いながら戦えない
死ぬなら小柳くんを生かすために死のう
rb「 はぁ…はぁ…
もう無理かも … 」
rb( 小柳くん … )
ri「 おい!!!!星導!!!!! 」
明るくハツラツとした声が響いた
rb「 ライ?! 」
ri「 報告はあとでいいから!!
お前もうちょい頑張れ !!!
小柳抱えて病院まで走れ!!!! 」
登場が主人公すぎるだろ
流石はライだ
いつもその人が必要とした状況を創り上げてくれる
rb「 … !!!!
ありがとう !!!!! 」
そういうことならやってやる
俺は小柳くんを抱えて
触手をフル稼働して走り出した
ーーーーーーーーーーーーーー
ru視点
なんだかふわふわする
ほんのりダリアの香りと
かくかくと震える景色
水色がかった紫色の髪が見える
なにこれ、
どういう状況かは、わかんないけど
星導の近くにいるのかな
俺
ru「 はぁ…… はぁ ……… 」
息が荒くなってくる
視界に水の膜が張っている
でも
今なら言える
頭がおかしくなっているから
ru「 ほし、… るべ ……… っ 」
ru「 ……… すき、だよ、、 」
ーーーーーーーーーーーーーー
rb視点
はぁはぁと荒い息を繰り返して
ずっとずっと辛そうな彼
なんで隠してたんだよとか
なんで俺の忠告聞いてくれないのとか
思うところはあるけど
せめてヒーローとして死にたかったんだろうと思うと
いたたまれなくなる
あぁもう
好きな人を折角お姫様抱っこしてるんだから
もっといい雰囲気な時にしてくださいよ
淡いホワイトムスクの匂いが揺れる
rb( こんなに弱々しかったっけ )
俺に体を預けてただ息をしている彼を
どことなく愛らしいと思ってしまう
そんな時
小柳くんがそっと口を開いた
ru「 ほし……、るべ……っ、 」
rb「 ?! ちょ、喋らないでください
無理してほしくないんだから 」
小柳くんは ふっと微笑んだかと思うと
自身の顔の傍にある俺の触手に顔を擦り付けて言った
ru「 星導、 …
…… すき、 だよ … 」
rb「 …… へ 、 」
幻聴かな
今、好きって。
危うく彼を落としそうになるところだった
かく言う小柳くんは目を閉じて
続く頭痛と戦い続けている
だめだ
今は小柳くんの体調が優先なんだから
夢だ
幻聴だ
小柳くんが夢の中の好きな人に言ったのかも
嫌だなそれ
でも 星導って
えぇ? あれ、 なわけ、だよな
ガタンっっっ( 病院の扉の音 )
rb「 すみません!!!!!!
緊急で診てください !!!!!! 」
ぞろぞろと医師達が出てきて
そのうち 病室のベッドに彼を寝かす
よかった
小柳くんが弱りきる前に着けて
そう胸を撫で下ろすと
1人の若い看護師さんが 俺の方へやってくる
俺も小柳くんと一緒で
滅多に顔色とか変わんないんだけど
疲れ出てたかな
看護師「 あの お付きのヒーロー様、
大丈夫ですか? 」
rb「 … え、あ、いえ、
怪我とかは大したことなくて… 」
看護師「 いえ、そうではなくて 」
rb「 ? 」
看護師「 お顔、真っ赤ですよ? 」
rb「 … へっ? 」
ーーーーーーーーーー
ru視点
…
ru「 んん… ? 」
この天井…
ドクターの…研究室に似てるなぁ…
ru「 … てことは、病院…? 」
なんだろう
なんだか膝あたりに重みを感じる
そう思って体を起こそうとするも
思った以上に言うことを聞いてくれない
仕方なく頭だけを自身の膝元にあてる
ru「 ?! 」
俺が被っている掛け布団の上から
覆いかぶさって寝ている星導がいた
目の下には隈が酷くて
長い髪は雑に結われていた
ベッドの横にあるサイドテーブルには
誰かが用意したであろうりんごが切られている
ru「 星導? 」
軽くぺちぺちと頬を叩く
rb「 …ん゛~ 、 … ? 」
ru「 …んふ、 」
睡眠を邪魔されて唸る姿が可愛くて
ほっぺをぐにーっとつねった
rb「 … んぁ、こやなぎ…く、
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎……… ?!?! 小柳くん?! 」
勢いよく起きた星導が
びっくりして目を見開く
ru「 うん。 おはよ 」
重い体をなんとか起こして
星導の顔をはっきり見る
rb「 … っ、も~~~~~~っっ!!!
… よかった ……… 」
ru「 ?! 」
突然大きな温もりが俺を襲う
えっ、 もしかして星導に抱きしめられてる…?
ru「 おい、っ 」
rb「 どんだけ心配したと思ってんですか 本当に … !! 」
そう言って肩をガっと掴まれて
じっと目を合わされる
ru「 ? 」
rb「 はい、 無理して ?? 」
ru「 … ごめんなさい 」
rb「 助けてくれて?? 」
ru「 ありがとう … 」
rb「 …… はい。
ライとカゲツも心配してますからね
もうすぐ3時だし 来ると思うんですが 」
ru「 えっ 」
そんなん 説教コース確定 ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ガララララララッッ
kgt「 タコー 狼起きたら … 」
ru「 げっ 」
kgt「 …… ?!
えっ 狼起きてるやん !!!!
起きてるやん !!!!!!! 」
やばい騒がしいの来た
てかカゲツがいるってことは
kgt「 おい伊波ー!!!!! 」
あっ まずい
ru「 星導 、俺の事隠してくれ 」
rb「 えーるべち日本語わかんなーい 」
こんのクソタコがっっ
スタスタスタスタ
不穏な足音が近づいてくる
ri「 こーやーなーぎーー??? 」
ru「 ひっ 」
ひょこっと幼げな顔立ちが覗く
口は笑っているが
目が笑っていない
ru「 ら、ライ … 」
ri「 ほんとにお前さぁ、
自分を守らないと他人を守れないってわかんないのかよ ? 」
ru「 はい… すみません 」
rb「 怒られてやんのー 」
ri「 小柳守りたいからって捨て身で飛び込んだお前もだぞ 星導 」
rb「 … へぃ、 」
… これは、 長くなりそうだな
ri「 俺らは頼りにされたから
自分を守ってくれるって思って貰えたから
依頼主は依頼くれたわけ
俺らは勝たなきゃいけない
生きなきゃいけないんだよ
これまでもこれからも
必要とされてるわけ。
体調不良を黙ってて
誰も得しないのわかる?
お前のことだから大丈夫だってプライドでいこうとしたんだろうけど
結果大丈夫じゃないでしょ
俺だって優秀なお前のこと責めたくないけどさ
作戦だって崩れたし
星導だって怪我した 」
… えっ
怪我した、って …
俺は星導を見る
星導は気まずそうに目を逸らした
rb「 ちょ、だから大したことないって…
そんな言わなくても 」
ri「 俺がフォロー入らなければ
お前と星導共倒れの可能性だってあったんだよ 」
ru「 ……っ! 」
kgt「 伊波 … 」
なにか言おうとするカゲツを
星導が頭を振って制した
ri「 …… 俺さ、
いっつもお前らの面倒みんのめんどくさいよ
だるいし、手間ばっかかかるし 」
ri「 でも 誰よりもお前らのこと大切に思ってんの 。
ヒーローにしたら失言かもしれないけど、
死なれたら困るし、悲しいし、嫌だよ 」
ru「 ライ… 」
ほんとに人間かはわからないけど
唯一普通の人間と触れ合って育って
感受性豊かでヒーロー気質なライだからこその想いなんだろう
ri「 … ごめん 怒ることしかできなくて
…… 起きてよかった ほんとに、 」
俺と星導を助けてくれた
こんな優しい奴を悲しませた罪悪感と
こんなに俺のために息を切らしながら
叱ってくれることへの嬉しさが同時に押し寄せる
ru「 俺の方こそ ほんとにごめん
あとありがとう 叱ってくれて 」
ri「 … 次は許さないからな 」
ずびっと鼻をすするライがじっと睨んでくる
kgt「 ほんまやぞ !! 僕は伊波ほど優しくないからな!! 」
rb「 …… もう、
お騒がせ集団なんだからー 」
rikgtru「「「 お前もな 」」」
ーーーーーーーーーーーー
長くなって申し訳ありません!!!
好評だったら続きを書きます
rbとruの恋模様の話になると思います
センシティブも出てくるかも?
いいねコメントがモチベになります!
では!
コメント
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大好きですっ♥!!