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赤side
「社長、今日はOKして下さってありがとうございます!!」
「いやいや、僕も一対一じゃ恥ずかしいし、ちょうど良かったよ。」
赤色のカーペットが敷かれていて、ピッカピカのこげ茶のクローゼット。そのクローゼットの中には綺麗に整えられた衣服がチラチラと見え隠れしている。
ここは社長室。ほかの部屋とは訳が違う豪華さ。何か相当な用事がない以外、立ち入ってはいけない。
そんな凄いところに俺が入れているのは何故か?そりゃあ、猫宮まろんさんに会うためだよ。
家に帰って連絡を入れると社長はあっさり了承してくれて、とても嬉しかった。…嬉しすぎたんだ。
〜回想〜
「ええっ、本当ですか!?」
『あぁ、うん。』
「ホントに、ホントのホントに!…ご一緒してもよろしいんですか!?」
『だからいいって言ってるだろ。笑』
「〜〜〜…!ありがとうございます!」
『おー、それじゃ、また明日!』
はぁ、マジか。マジで会えるのか、猫宮さんに。
ヤバい、今から心臓どくどくしてる。どうしよー、寝れそうにない…
「早く会いたいなぁ……///」
〜回想終了〜
とまぁ、昨日楽しみで、遠足前の小学生のように緊張して眠れなかった。
そのせいで、ううん、……簡単に言うと、寝不足。でも、仕方がない。憧れの人と会える前日に寝られる奴なんかそうそういないだろう。
「大神?どうした、眠たいのか?」
「あ、…はは、そうなんです。少し眠れなくて…」
「そうなのか…それなら、猫宮さんが来るまで寝ておけよ。」
「えっ、でも…」
「大丈夫。猫宮さんが来たら直ぐに起こしてやるから!!」
「…じゃあ、お言葉に甘えて。」
今からでも心の準備をしといた方がいいし、眠たくてまともに話せないから、仕方なく、寝る。
それが、間違いだったかな。
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