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皆さまこんにちは、ものすごく追いかけられてる夜宙です、本編へどうぞ
潔「今日は最近、街の人達に聞いた噂は本当なのかな」
冴「噂」
潔「冴、居たのか」
冴「あぁ、愚弟に媚薬を作らされたようだな」
潔「それがどうした」
冴「何でもない」
冴「薬屋、お前、青い監獄の王子の価値を下げるにはどうしたらいい」
潔「嫌なことを聞きますね、いくらでもあります、特に上位だった場合」
冴「どんな方法だ」
潔「青い監獄は禿時代に一通りの教育を済ませます。その中で、美貌の悪くない、見込みのあるものと、そうでないのもをわけ、後者は、顔見世を終わるとすぐに客を取るようになります、芸ではなく身を売ります」
潔「見込みがある者は茶飲みから始まり、より顧客をつかむ話術がの長けたもの、才知の長けたものはどんどん値は吊り上げていく、そこでわざと人気王子の露出を減らすことで、茶飲みで一年分の銀が尽く売れっ子王子ができますが、身請けまで一度も客に手を付けられない王子もいる」
潔「手つかずの花だからこそ、価値がある」
潔「手折れば、それだけで価値は半減します」
潔「さらに特別な体質の王子は子を孕ませれば、価値などないに等しくなります」怖い顔
冴「そ、そうか」
潔「なんでそんなこと聞くんですか」
冴「ある人から王子の価値を下げるにはどうしたらいいと思いますか」
潔「ある人からね」
冴「お前に一つ頼み事がある」
潔「なんですか」
冴「お前にはしばらくの間、後宮に過ごしてほしい」
潔「何でですか」
冴「そこは詳しくは言わないが」
潔「はい」
冴「園遊会の時に外国の方々が来ていたんだよ」
潔「それでなんですか、問題ありませんよ」
冴「問題あるぞ」
潔「どこに」
冴「まずその一」
冴「お前が女みたいに思われたから」
潔「なるほど」
冴「その二」
冴「衣装が女の物だから」
潔「あれやっぱり」
冴「その三」
冴「お前に簪を上げるものが沢山いた」
潔「そうなんだ」
冴「このくらいかな」
潔「ちょっと聞きたいんだけどさ」
冴「何だ」
潔「何でもない」
冴「そろそろ戻らないと不味いな」
潔「またね冴」