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゛甘い吐息と意地悪  ゛

桃 × 水





・BL要素、R15要素が含まれます。純粋様、地雷様、未成年の方はなるべく視聴を控える事を推奨します。

・この小説は完全作者の妄想、フィクションとなっております。ご本人様及び関係者、その他諸々全くの関係·関連はございません。

・ご本人様の目に届かぬ様 検索避け等ご協力をお願いします。コメント欄では伏字を使う事を奨励させて頂きます。

例)りうら↬❤️🐥、赫、L 等

いれいす↬🎲、irxs、不規則な賽子 等

・本作品に対する批判等は一切受け付けません。自己責任で閲覧して下さると幸いです。

上記の内容が了承できた方のみお進み下さい。

#irxs , #BL , #桃×水


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水side)



隣を見るとまるで軟体動物の様に緩くなった彼氏が目に入る。整えられていたピンク髪はあっという間に崩れ 先程までの圧を感じる雰囲気はどこかへと消えてしまった。

桃)「…んぅ ~ 、..ないこ疲れた、 …」

か細い声でぶつぶつゞ愚痴を言う彼は小動物そのもの。

どうやら取引先の会社との電話が長引いたらしく 。 ドアをも通り抜ける凛々しい声は耳に入ってきていた。

水)「…おつかれさま 、… 笑 ……ないちゃんは一生懸命頑張ってると思うよ … ⸝ 、?」

自分ができる最大級の褒め言葉をかけてあげると嬉しそうにこちらを見られる。光り輝いたその瞳が段々とこちらに近づいてくると同時に強く抱き締められた。

ふわりと漂う柑橘系の強い香り。ないちゃん特有の香りだからか少し気持ちが浮つく。

よっぽど嬉しかったのか抱きしめる力は益々強くなっていく。

桃)「…っ…ほんといむ可愛い … だいすし… 、」

「いむが居なかったら生きていけない 、…俺……」

普段のあのしっかりとした雰囲気から出てくるとは思えない発言をされるからか少し心臓が締められる。僕も同じだよ、なんて言って抱き返してみると面白い反応をされるのは意外だったりして 。

抱き締められた状態から離されると目を見開き少し赤くなった、 思った通りの反応を見せているないちゃん。

桃)「…どしたの、……今日いむめっちゃ可愛い…… ⸝⸝」

頬から耳にかけてほんのりと赤色が装飾されている。珍しく僕の発言が案外聴いたみたい。

照れ隠しなのか顔を俯くないちゃん。黒いピアスがお互いに当たり合うのを見届けると自分の頬に柔らかい感触を覚える。俯いた状態でも合間から見て分かる顔の赤さ。

彼を見ていたらなぜだか僕も恥ずかしくなってきた。

水)「…ッ、なんかね、…今そーゆー気分… ⸝⸝」

桃)「意味…わかんない……、⸝⸝⸝⸝⸝⸝ 」

水)「…ないちゃんが頑張ってるから僕も頑張ってちゃんと伝えとかなきゃって思ったの …、⸝⸝」

「普段あんま言わないんだから… ちゃんと噛み締めてよね 、⸝⸝ ? 」

ないちゃんの顔を両手で起き上がらせこちらを向くよう調整する。普段こんな大胆な行動をしないからか、あるいは僕の手が冷えていたからなのかびくっと跳ね上がる肩。

その少し揺らいだ、ちょっぴり拗ねた瞳に無理やり視線を合わせるとすっかり動かなくなるないちゃん。

桃)「…正面から言って 、⸝⸝⸝⸝」

「ないこ頑張ってる 、⸝⸝⸝⸝」

本性が出たのか拗ねた顔でお願いをしてくるないちゃん(彼氏)。僕の勇気ある行動のお陰か甘えてくれるようになったのは少し嬉しい。

何を言おうか少し考え悩んだ末実際に行動に起こしてみる。「今日くらい良いか」と自分を許しながら。

水)「…僕…ちゃんとないちゃん好きだよ 、⸝⸝」

「僕の為にお仕事頑張ってくれてる所も…こんな馬鹿な僕のこと好きになってくれた事も…正面から愛してくれる所も… 全部 、⸝⸝」

「…好き 、 …大好きだよ 、⸝⸝? 」

ふふっと笑うと何かダメージを食らったように苦しみ出すないちゃん。まだ終わってないよとでも伝えるように肩を掴み押し寄せる。瞳に映るないちゃんの顔は正に林檎そのもの。

2人の影が近づくと共に部屋内に小さく響くリップ音。外の音が全く聞こえず 唯一聞こえるのは僕とないちゃんの心音だけ。

桃)「んむ… ッ 、… ⸝⸝⸝⸝ ?、!」

水)「…ん … んへへ 、…⸝⸝ 笑 」

「… 好きっ 、…僕もないちゃん居ないと生きていけない… ⸝⸝⸝⸝ 」

自分で言うと決めたものの心臓の速度は早いまま。前に座っている彼はと言うと俯いてどこか体が少し震えている。

目にかかったピンク色の前髪が邪魔で表情が読み取れない為前髪を避けようと思った瞬間肩を捕まれ後ろに押される。

隙間から顔を伺うと染まっていた赤はどこかへと消えいつもの少しかっこいいないちゃんに戻っていた。

桃)「…」

水)「な、…ぃちゃ…ん 、⸝⸝⸝⸝ ?」

桃)「…キスは駄目 、…」

唇に少し暖かい物が触れると思うと間から舌が入ってきた。下唇を吸うように喰らわれると自然と息が漏れてくる。

目を開けると かっこいいないちゃんが視野全体に入る。先程輝かせていたその瞳を閉じ僕の唇を奪う。僕から漏れた息とないちゃんの息が混ざると余計興奮してしまうのは僕だけでは無い筈。

僕もないちゃんに合わせるように必死に舌を絡めると何かを感じとったのか目を開ける彼。その瞳は本性を表した狼そのもの。

水)「…ん、っ… んん… ふぁ… 、っむ… ⸝⸝⸝⸝」

桃)「ふ…、んーッ… ん…… ⸝」

無意識に腕が動きそうになる所をないちゃんに強く押さえつけられてしまう。痛いくらいに握られ 興奮を覚えてしまう自分が恥ずかしい。

息が苦しくなり必死に口で訴えかけると流れるように首元に近づき服の合間から跡を付けられる。

痛くてもないちゃんなりの愛だと想うとちょっと嬉しい。

水)「ぁ、う… っ、いた… んん 、……⸝⸝⸝⸝」

桃)「はぁ、ッ…ん、… いむ… 」

噛まれたところをすっと撫でられると胸の奥が少し苦しくなる。僕だけの印。ないちゃんの物だという印だと思うと頬が赤くなるばかり。

桃)「…可愛い癖に…もっと追い討ち掛けてくるんだから…、⸝ 」

水)「ッ、…っん、…キスしたくなっちゃったんだもん… いい、でしょ…っ… ⸝⸝⸝⸝?」

桃)「だーめ、…キスは俺から 、⸝」

ふにっと指を添えられると何も言い返せなくなってしまう。いつもに増してビジュがいいのは反則すぎる。

胸元を押すと察したのか起き上がるないちゃん。そのまま押し続け僕も起き上がるとお互いに見つめ合う。

水)「…ないちゃ…ん、…⸝⸝⸝⸝」

言いたいことがあるのにも関わらず言葉が詰まって出てこない。前を見ると意地悪そうにこちらを覗いてくる馬鹿。

桃)「なーに 、? 笑」

水)「…っぅ、… うぅ、…~… ⸝⸝⸝⸝⸝」

「分かってるでしょ 、 … ⸝⸝⸝⸝」

桃)「ないこ純粋だから分かりませーん…笑」

水)「キスマ付けてきたのどっちだよ… ⸝⸝⸝⸝」

ニヤニヤとこちらの様子を伺ってくるないちゃんを弱く睨みつけるとその場から1歩後ずさった。

後ろを向き何事も無かったかのように去ろうとすると服の裾を捕まれ動けなくなる。

桃)「…え 、…まって」

水)「……なに 、⸝」

散々馬鹿にしてきた癖にいざとなると焦り出すのがないちゃん。先程の楽しげな表情とは一変動揺した焦りを見せている。

水)「……⸝」

桃)「…い…む 、… ?」

水)「…… ッ、⸝⸝」

あるはずの無い犬耳が垂れ下がる様な感じがして。微かに潤った瞳に見つめられ何とも言えない感情に襲われる。そんな顔を見ていたら自然と口が開いていた。

水)「…っ、…意地悪きらい… ⸝⸝」

「…僕の事分かる癖に…何でも知ってる癖に … 、⸝⸝⸝⸝」

桃)「ッー、… ⸝ 」

方向を変えないちゃんに抱きつく様に押し倒す。僕より一回り大きい身体に収まる僕の身体。勢いで押し倒してしまっては次の行動に迷う。

取り敢えず起き上がりないちゃんの服に手をかける。裾を上に上げ程よく鍛えられた腹部に触れると小さく跳ね上がる肩。僕の行動を目で必死に追うないちゃんの視線を感じると僕まで声が溢れちゃいそうで。

水)「…ッ、…ふー、… っ、…ん……⸝⸝」

桃)「…ぃむ… 、ッ… ちょ…」

水)「うるさい…ッ 、やらせたのはそっちなんだから黙ってて… ⸝⸝⸝⸝」

桃)「…っ、いむ、1回止まって 、… ⸝ 」

水)「ッ、むり… 黙って 、っ… ⸝⸝⸝⸝」

桃)「…ぃ、む… 、ばか…ッ、止ま…れ、…⸝」

ベルトに手が行きそうな時ないちゃんに動きをとめられる。珍しく随分と重症みたい。

桃)「…ッ 、攻められんの…好きじゃない 、…から… ⸝⸝」

「…ごめん 、いむが可愛すぎて … ⸝⸝」

こういう時ないちゃんはいつも”可愛い”で話を解決しようとする。少しずるく感じてしまうが正直嬉しいので許す。

水)「…謝る時はどうするの 、…⸝⸝」

聞こえるかどうかも分からない声でそっと問いかけてみる。慣れてないからかないちゃんの顔を見れない。

何とかないちゃんの顔を見ると何が何だか分かっていない様子。頭の上に薄ら見えるはてなマークの山。

しょうがなく手を広げてあげると理解した様に明るくなる顔。強く抱き締められると顔を埋められる。

桃)「っ…はー、… ⸝」

水)「…ないちゃん 、…分かってる…でしょ… ⸝⸝⸝⸝」

桃)「…っー、…可愛い、…⸝ 」

僕なりの1番甘い声を発しながら抱き返してみると服の中に手を入れられ素肌に触れられる。彼の温もりを直で感じられる事に特別感を覚え嬉しくなる。

自分よりも大きい手に包まれ安心すると共に今まで感じなかった感情に襲われ息が漏れてしまう。

いつもとはまた違う淫猥なその手つきに溺れてしまいそうで。

水)「…っ、ないちゃ…ッん、♡…んぁ、…ッ…すき、…すき…っ、゛ ⸝⸝⸝⸝♡」

桃)「ッふー、…っ、…可愛すぎ……⸝ 」


ないちゃんの体温を感じながら快楽に溺れて行った。








甘い吐息と意地悪 . 𝙚𝙣𝙙


サムネ➷

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コメント

1

ユーザー

だいすしってこういうことだと思うんだよねぇ〜……👏👏👏👏 久しぶりの投稿うれぴよです🐥 相変わらず神✨✨✨✨✨ 他のも楽しみです🫶🫶🫶🫶🫶🫶

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