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この世には3つの花がある。🔺薔薇🔺 🔸向日葵🔸 🔹ネモフィラ🔹

簡単に言えば代表的な国の名前。仲の良いところもあるが、悪いところもある。




 人口16億人超え 薔薇の国 首都「ガーデンローズ」 私が住んでいる国だ。そして、将来私の国になる国だ。お金もあって裕福な暮らしをしているが、両親はいつも忙しいから あまり会えない。その代わり、メイドや執事が話してくれる。

 今日は、私の今の専属メイドが仕事を辞め、新しいメイドが来る日。そのメイドは、もともとネモフィラの国のメイドだったのに、薔薇へ無理やり押し付けてきたんだって。何か気に食わないことばっかするメイドだったらしい。そんなメイドを押し付けてくるなんて、ほんっと、やっぱり仲悪いなぁ…w


 私の部屋からみえるはずの門は、新しいメイドが入ってきた途端閉まり メイドも消えていた。

 ドアのノック音が部屋に響き渡る。

『失礼します。今日から専属メイドとなります。トゥルー・ライと申します。よろしくおねがいします。』


 入ってきたメイドは 身長は低く 執事の格好をし 羊の被り物を被っていた。

長い袖に白い手袋。肌を見せている部分は少なくとも首だけだ。喉仏はないから女性だと思うのだが……

 「そう。よろしくね、トゥルー。」

 私は困惑しながらも 礼儀正しい彼女に礼をした。



 仕事はできて、言うことも素直に聞いてくれる。正直言えば前のメイドよりも使える。だけど、羊の被り物はいかなるときもとってくれない。 お風呂のときははずしてあったけど、ドア開けたら羊の仮面をしていた。対策バッチリで腹立つ……。

 朝起きたら私を起こさないように部屋を簡単に掃除していたり、たまに顔を近づけてモーニングコールをしてくるから、怖い。 勉強に関してはスパルタで、自作のプリントをたくさん用意してくる。私の将来にためとは言えど、なんともないような顔ですんげー怖いことしてくんのまじ怖い。……おっと本音が。

 数日一緒に過ごしてわかったことだが、『トゥルー・ライ』という人物は感情をあまり表に出さない。何を考えているのかわからず、振り回される毎日だ。



 毎日羊の被り物をとろうとする私。でもトゥルーは対策バッチリだから1度も見れたことはない。羊の被り物はほんとにもふもふふわふわしてて、目は加工されているのか、ぬいぐるみや人形のようだった。今日の夜にそれだけ確認して、諦めた私は部屋へ戻って勉強をしていた。


 お風呂からあがってきたトゥルーは私につきっきりで、眠そうな素振りは見せない。きっと、寝るときに私に見られると思っているのだろう。失礼な、そんなことするにきまってるでしょ。だって意味分かんないんだもん。羊の被り物って。だから、勉強したんだ。


「……トゥルーは、羊の意味知ってる?」

『意味…と言いますと?』

「象徴みたいなもんよ。羊は、平和のシンボルなのよ。」

『そうなんですね。』


「ええ。そしてネモフィラの花言葉………

ネモフィラの花言葉は “どこまでも成功” “可憐” “あなたを許す”。」

『怖い花言葉はあまりありませんね。』

「そう?」


 花言葉を本で読み、これを知ったとき違和感があった。

-ネモフィラに怖い花言葉はない-

ならばなぜ_


「なぜ “あなたを許す” があるのかしら。」

『………。』

「この言葉的に、一度悪いことして、許してもらってるわよね。ちょっと怖い裏があるんじゃないかって。」

『……そうかも、しれないですね。』


そう考えると、羊の【平和の象徴】 ネモフィラの【怖さ】 で矛盾している。


「そして、トゥルーはネモフィラから来た。

ネモフィラは厳しい環境でもぐんぐん育つのよ。確かに全国的に考えてネモフィラの人たちは背が高いわ。」

「でも、あなたは私より背が低い。18歳の私より。


…一体、あなたは何なの。」

なんかできちゃった話

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