「俺のこと、甘くして、食べて?」
そう囁いた藤澤は、蜂蜜の瓶を手にした。
「さっきは、元貴の番だったから……今度は、俺ね」
言いながら、ズボンのベルトを外し、ゆっくりと腰を浮かせて下着を下ろしていく。
少しずつ露わになる肌、形の良い脚、そして――興奮で滾った中心があらわになる。
「見てて。ちゃんと、俺だけを見て」
大森が頷くと、藤澤は人差し指に蜂蜜をたっぷりとつけた。
その指を、自身の熱へと這わせる。
ぬめる音と共に、甘く艶やかな光が肌に絡みつく。
「はぁ……っ、ん……冷たいけど、気持ちいい……」
艶やかに濡れた熱の中心を、自分の指で扱きながら、もう片方の手が再び蜂蜜をすくう。
今度は、べったりと粘度の高い蜂蜜を中指につけ、ふっと大森の前へ差し出した。
「これ……舐めて」
蜂蜜が垂れないように、そっと差し出された指。
大森は一瞬ためらいながらも、ゆっくりと口を開いた。
ちゅ……
ちゅぷ……
「んっ……ん……」
唇でくわえたまま、舌を巻きつけるように絡め、藤澤の指を吸い込む。
粘り気のある甘さと、藤澤の体温が舌の上で混ざっていく。
「……やば……元貴……それ、エロすぎる……」
藤澤の手がわずかに震える。
「……もう、我慢できない。元貴……お願い。俺にも、さっきの、して……?」
その声に、大森は黙ってうなずいた。
舐めていた指を抜いた瞬間、大森は ゆっくりとしゃがみ込み、藤澤の前へと移動する。
香る蜂蜜と、ほのかな体臭が鼻をくすぐる。
大森は舌先を差し出し、最初はそっと、控えめに――
ぺろっ。
「っあ……っ、そう……ん、うん……いい……」
次第に、舌の動きは大胆になっていく。
蜂蜜でぬめる熱を丁寧に舐めとり、根元から先端までを何度も往復させる。
「あっ……そこ……っ、やば……っ、元貴……っ」
藤澤の声が震える。
大森は吐息混じりのその声に、ますます集中していった。
じゅる……ちゅぷ……ぬち……
ぬめる音が、狭いトイレの空間に生々しく響き渡る。
甘く、いやらしく、そして愛おしく。
「元貴……そんなに、舐めたら……っ、もうイっちゃ……っ、んんっ……!」
震える藤澤の腰を、大森がそっと抱き支える。
唇で吸い上げるように包み込み、強く、深く、貪るように奉仕した。
「っ、あああっ、もっ……無理っ……でるっ……!」
そして、次の瞬間――
藤澤の身体が大きく跳ね、白濁が大森の口の中へと迸る。
「んっ……!」
全てを受け止め、静かに唇を離す大森。
藤澤は肩で息をしながら、放心したように呟いた。
「……やば……ほんとに……全部、飲んだの?」
「……うん。……涼ちゃんの味、ちゃんと……」
「……ふふ。そんなこと言わないでよ。恥ずいじゃん」
藤澤がふっと微笑み、手を伸ばして大森の頬に触れた。
「……じゃあ、次。俺が、元貴の“奥”を甘くする番」
コメント
7件
読むの遅くなって申し訳ないです〜(´;ω;`)ねむたくてねちゃいました(T^T) 次で終わるのかなしい(´இωஇ`)
もう最高。これに尽きます。 これだから、主様の作品を読むのはやめられないんですよ…!神ですか!?あなたは!(キレないでくださーい。) なんか、私がこの場に居たら、「いいぞー、もっとやれー!」とかって思ってそうだなー…とか考えつつw。 続き楽しみにしています!
わぁ~ヤバイ、続きが気になりすぎる(≧▽≦)