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おわっちゃった〜オリジナルもめちゃくちゃ好きです(๑•̀ㅁ•́ฅ
ハチミツなんかより2人の愛の方が甘いよ!って脳内で叫んでました(笑)! っていうか、私がハチミツ並みに溶けました🫠 次のお話も楽しみにしております!
お話ありがとうございました。 甘すぎて溶けました🫠 そんな、箱で買っちゃうんだって、最後ちょっと吹いちゃいました。ごめんなさい💦 元貴君頑張れ😅 次のお話も楽しみにしています💕
「ん……っ、涼ちゃん……」
藤澤は、まだ余韻の残る身体で大森をそっと包み込んだ。
くったりとした腕、熱を帯びた頬、涙のにじむ瞳。
その全てがいとおしくて、ぞくりと身体の奥が疼く。
「元貴……こっち、向いて」
そっと顎に手を添え、大森の顔を自分のほうへ向かせる。
うるんだ瞳が、静かに見つめ返してくる。
「……涼ちゃん、さっきの……ほんとに気持ちよかった」
「俺も。……でも、まだ足りない。もっと、元貴と一つになりたい」
そう言って、藤澤はまた蜂蜜の瓶を手に取った。
もう残りは少ない。
でも、これで十分。
「今度は……奥を、甘くするね」
ゆっくりと瓶を傾けると、金色の蜜がとろりと垂れる。
大森は壁に手をつき、藤澤はそっと後ろの方へ手を回す。
「や……んっ……冷たい、でも……っ」
藤澤の指が、蜜ごと滑り込むように優しく撫でていく。
すでに何度も快感に耐えた身体は敏感すぎて、触れられるたび震えてしまう。
「ほら……ここ、もうこんなに……」
「だって……っ、涼ちゃんが、全部甘くするって……言ったから……っ」
「うん。言ったもん。だから、ちゃんと“奥”まで、甘くしてあげるね」
指にまとわせた蜜を、ゆっくりと入り口へ。
ぬるり、とした感触が広がり、藤澤の指が少しずつ中へと押し込まれていく。
「んっ、はぁっ……っ」
「大丈夫。痛くしない。……気持ちよくなるまで、俺がするから」
言葉と同時に、藤澤の指はじっくりと開いていくように動いた。
一滴一滴、垂らされる蜂蜜が中で熱と混ざって、くぐもった音を立てる。
「……元貴、奥の方、甘くなってきた。……もう、俺のが入る準備、できてるね?」
「涼ちゃん……早く来て……」
その一言で、藤澤の理性が切れる。
ジーンズと下着を降ろし、大森の身体を抱え直す。
脚を絡ませ、後ろからゆっくりと腰を合わせる。
「……いれるよ。ぜんぶ、俺の中に溶けて」
ぞくり、と背中に走る快感。
そして──
藤澤の熱が、後ろから押し当てられた。
「あっ……っ、涼ちゃ……っ……!」
「……っ、きつ……でも、最高……っ、元貴……中、熱すぎ……っ」
はちみつの粘度が潤滑になり、最初から奥まで一気に入ってくる感覚に、喉が震える。
中に押し広げられながら、壁に手をついて必死に声を堪える大森。
「すごい……中、吸いついてきてる……元貴の中、俺の形に馴染んでる……」
「そん……な、こと……っ、言わないで……っ!」
「でもほんとだよ?こうやって動かすと……ほら、はちみつが絡んでぬるぬるして……っ、気持ちよくなるだろ?」
「っああぁ……!だ、めっ……また……ッ……!」
ぐちゅ、ぐちゅ、と音が響くたびに、甘さと快感が混ざり合う。
藤澤は、奥を突きながら、大森の腰をしっかりと抱きしめる。
吐息を耳元にかけながら、甘く、でも支配的に囁いた。
「なぁ、元貴。もう、俺じゃなきゃダメだろ?」
「……うん……っ、涼ちゃんじゃないと、無理っ……」
「うん、いい子。……俺も、元貴しか欲しくない」
藤澤が腰を動かすたび、大森の身体が震える。
奥を押し広げられ、擦られ、甘く蕩けさせられていく。
「もっと、突いて……涼ちゃんの全部で、俺を……支配して……」
「……っ、言ったな……? もう逃がさないよ?」
パンッ、パンッ……と密室に響く音。
ぬるぬるとした蜂蜜が潤滑剤となって、奥深くまで繋がっていくたび、快楽は限界を超えていく。
「元貴……中、締めすぎ……俺、もう……」
「いっしょに……イって……?」
「うん……一緒に、イこ……んっ、あっ……!!」
「あっ、あっ……りょ、ちゃん…っ……イく、んっ……!」
ドク、ドク、と一気に白濁を出しながら、ふたりの身体がぴったりと重なる。
絶頂の中、名残惜しそうに大森の首筋に口づけながら、藤澤が囁く。
「気持ち良かった……?」
「うん…… 俺、涼ちゃんに壊されたい……次ももっと、もっと甘くして……」
「……いいよ。次は、家でゆっくり。蜂蜜、箱で買っておくから」
そう言って微笑んだ藤澤に、大森も笑った。
もう、甘くて熱くて壊れそうなふたり。
誰にも見せられない、深く深く依存した恋の形。
それでも――
それが、彼らにとっての幸せだった。
END