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ソ連視点
自身の書斎からしばらく歩くと
4階の一番奥にある部屋に着く
軽くノックをした後扉を開ける
彼はソファにぽつんと座っていて
最初の頃を思い出す
ソ連
「おはよう、今日の調子はどうだ?」
聞いてはみるが返事はなく
ピクリとも動かない
脱走から連れ戻してから
ここ2年は常に放心状態で
毎日同じ動作を繰り返している
そんな彼の隣に座り
優しく頭を撫でる
無論、反応は返ってこない
案の定ではあるが少しつまらない
なんて思っていたが
不意に”今日のラジオの内容”を思い出す
すぐにラジオをテーブルの上に置いて
周波数を合わせる肝心の内容は
[日本国憲法を施行されるといった内容だった]
ソ連
「これで日帝も旧国だな」
喜ぶ気持ちを抑えて日帝の方を見る
先程まで一つも反応を見せなかった彼だが
胸のあたりをギュッとつかんで
ポロポロと涙がこぼれていた
手でそっと拭うと琥珀色の義眼がよく見えて
支配欲が満たされるのを感じた
そのままの勢いで彼にキスをする
一瞬ビクッとしたものの
もうどうでもいいのか
目を閉じこちらに身を任せていた
最初に舌を入れて彼の口内に侵入する
手始めに舌を絡め取れば
苦しそうな表情を見せる
しばらく堪能してから 口を離すと
呼吸が苦しかったようで
浅い呼吸を繰り返している
思えば一度も手は出していなかった
幾ら警備を厳重にしたとはいえ
逃げられては困るからだ
だが今は違う旧国になったのだから
もう良いのではないか
試しに軍服の第一ボタンを外す
ふと日帝に目線を合わせると
「これ以上はやめてくれ」
そう言っている気がした
ソ連
「抵抗の一つ位すればどうだ?」
彼の軍服のボタンをゆっくり外していく
こちらを見てはいるが何も言わない
彼は反論しない抵抗すらしない
しかし確かにこちらに怯えている
アジアの狂犬と言われた彼は
今や一国に乞うことすらできないのだと
また支配欲が満たされる
ボタンを全て外し終えると彼を押し倒す
まだ怯えているようで震えている
彼の頬に少し手を添えて
そのままなぞる様に胸に手を置いた
誤字脱字、内容がズレている
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最後に読んでいただき
ありがとうございました。