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ちうい

殺人。

事後表現有。

蘭さん視点。

前提として。

寮としてお国様みんなで住んでる。

公務はほぼ無い。

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日本が快楽的に人を殺すのは初めてでは無い。

血の海と化した部屋を見る。

真っ暗で、引き込まれる部屋には人の形を有する者がいるようには見えなかった。

切り刻まれたものや、形にすら残って居ないもの様々な形をしてここに生き物であった証を遺していた。

日本が自室に篭れば、大体の確率で呼ばれる。

蜜月を共にしたと言う理由で選ばれるのは少々癪に触ろうものがあるが、気にする程でも無かろう。

燈籠を持ち悦に浸る日本の傍によった。靴下の生温い感覚が気持ち悪い。

日本の顔はほんのと赤みを帯び、瞳の中で薄く膜が張っている。口には弧が描かれ、似合わない下賎な血が口紅のように着いていた。

手に持つ刃物を奪い取り、適当なものに刺す。

可哀想なことにまだ生きていたものだったのだろうか。小さな喘ぎが聞こえる。

どこからか聞こえる小さな叫びを無視して日本を抱き上げた。抱きあげればふわりと頬に手を当てられる。誰のか分からなくない血が頬を汚す。

過去も、未来も映さない目に、苛立ちを立ち込めながら風呂場に向かった。

服を脱がせ、されるがままに洗われている。綺麗さっぱりとした日本を見る。血が着いていたかは分からなかったが、此奴は前より痩せた様だ。肋が薄らと浮き出ている。胃は何処に消えたのだ。

少しぬるめのお湯に日本を浸けながら思った。

服が此方も濡れてしまったな。

こくりこくりと眠たそうにする日本をあがらせる。完全介護である日本は何から何迄全て脱力する程身を任せていた。

びちゃびちゃになった服を着替える。

想定していた範囲でことが終わり、嬉しく思った。

そう言えば日本の着替えを持ってきていない事に気づく。取りに行けないことは無いが此処に放置するのは避けたい。頭を捻らせるが良い案は浮かばない。

強いて言うならば一緒に取りに行くのが最前で有る。

裸で此方に全体重を預ける日本に提案した。

上着を１着そのまま着させる。大きさが合わないためか、膝下までばさりと隠れていた。

また抱き上げそそくさと道をもどる。日本の部屋に向かおうかと考えたが、清掃が入るだろうし、自身の部屋の方が近い。

出来るだけ人に会いたくない。

その一心で部屋に見つけ次第、即入った。

此の寮は監視する目が無いがクソほど広いな。

苛苛とした勢いで日本を寝台に放り投げた。

ドンッと音がする。日本はビクビクと身体を揺らし驚いていた。

…嗚呼、もう全て面倒臭い。

何から何までやってもらう程お前は餓鬼じゃない。

乱暴に服を脱がせる。

良くないこととわかっているが劣情を感じる己を恨みながら欲望のままに従った。

日本の薄らと膨らんだ腹を撫でる。足を開き身体を震わせる様子は酷く歪んでいて心を蜜で埋めているようであった。

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上手に書きたいです。

どこかに閉まってた短編から引っ張り出してきました。