テラーノベル
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私の名前は須黒惚れ子(すぐ ほれこ)。
名前の通り、 自他ともに認める超・惚れやすい高校生だ。
少女漫画のような恋に憧れるあまり、優しくされたり、顔が好みだったりすると、すぐに胸がときめいてしまう。
(だけど、そんな惚れやすい性格を今日こそ直す!)
私は密かに一人で胸に誓った。
いつものように自転車で駅まで行き、改札で電車をまった。
満員電車が到着し、人混みに呑まれながら、車内に入った。
電車にのって、
(今日の時間割りなんだっけ…)
と、考えていると、急ブレーキで大きく体がよろめいた。
(倒れる!)
と思った瞬間、強い力で腕を引かれた。
「っと……危ない。大丈夫?」
上から声がしたので、見上げると、そこには端正な顔立ちに、切れ長の涼しげな目元をした同じ学校の制服を着た男の人がいた。
学校一の秀才と名高い先輩、東条蓮(とうじょう れん)先輩だ 。
「あ、ありがとうございます…」
「ケガがないなら良かった。次からは吊り革にしっかり掴まっておきなよ」
そう言って、ふっと、冷徹そうな彼の表情が、一瞬だけ優しく緩んだ。
(…好きっ!!!)
心のなかで拳を握りしめ、叫んだ。
(…一見クールに見える先輩の急な?不意打ちの?笑顔を見せるとか惚れないわけないだろぉぉぉ!!!グッジョブ!!!)
脳内で握っていた拳をぐっとマークに変えた。
クールな先輩の不意打ちの笑顔。
そんなギャップ萌えに私は屈するしかなかった。
(あっいけないいけない!私はもう惚れないって決めたんだった!)
私の脳内では、早くも先輩との恋の音楽が鳴り響いていたがなんとか押さえ込んだ。
コメント
1件
みぅです🤍 第1話読みました〜! 「惚れないって決めたのに…」ってなるギャップ萌え、めっちゃわかります!クールな先輩の不意打ち笑顔は反則ですよね…ずるい! 主人公の脳内で拳→ぐっマークになる表現、可愛すぎて笑っちゃいました 続きが気になる〜!この先どうなっちゃうんだろう🌙