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バニーと潔 過去編第1話 拾われた少年
潔side
その頃の潔は、まだエージェントだった。
ある仕事の帰り道。
人通りの少ない路地を歩いていた潔は、建物の陰に小さな人影がいることに気づいた。
潔「……?」
少年だった。
まだ幼さの残る銀髪。
服は汚れていて、腕にはいくつか傷がある。
そして何より――。
少年は、誰かに見つかることを恐れているようだった。
潔は少し離れたところで立ち止まる。
潔「……大丈夫?」
少年は答えない。
ただ、警戒するように潔を見る。
潔「名前は?」
沈黙。
潔は無理に近づかなかった。
潔「言いたくないなら言わなくていい」
その一言に。
少年が、ほんの少しだけ顔を上げた。
バニー「……バニー」
小さな声だった。
潔「バニー、か」
潔はしゃがみ込む。
潔「俺は潔。エージェントをやってる」
バニー「……エージェント?」
潔「そう」
潔は少し考えてから言った。
潔「ここに一人でいるのは危ない。保護できる場所を探す」
バニー「……俺を?」
潔「うん」
少年は疑うような目を向けた。
バニー「……何かする?」
潔「何もしないよ」
バニー「……本当に?」
潔「本当」
潔はそれだけ答えた。
それから、少年の前に手を差し出した。
潔「来る?」
バニーはしばらくその手を見つめていた。
そして。
ほんの少し迷ったあと――
その手を取った。
それが。
潔とバニーの最初の出会いだった。
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#キャラ崩壊
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コメント
1件
ああ、これ…潔とバニーの出会いの話なんだね。 バニーの小さな声で「バニー」って名乗ったところ、すごく心にきたよ。 警戒してるのに、ちょっとだけ顔を上げた瞬間が切なくて。 潔もしゃがみ込んで目線を合わせて、「来る?」って手を差し出したのが優しかったなあ。 どうしてバニーが路地にいたのか、まだ何も知らないから続きがすごく気になる… この静かな温かさ、橘柚さんらしいね。好きだな🌙