🔞注意
jkside
会社帰り
ものすごいフェロモンを感じた
こ、こんなとこで、、誰が、、
発情に陥りそうになるのを必死で耐えて、辺りを探る
こんな時間だ。周りに人影はない
それでも辺りを探っていたら、少し先のチカチカと点滅する街灯の下に、置き去りにされたカバンを見つけた
あそこ、か、、?
半分引き寄せられるように、半分助けなきゃという気持ちで、軽く息切れをしながらそこへ近づく
🐣「ンッ、、、ハァ、、、、、」
すぐそばの入り込んだ路地から小さな喘ぎ声が聞こえた
カバンを手に取って、そこを覗く
🐰「うっ、、、」
一気にそのフェロモンの濃さが増して、意識が飛びかけた
どうやら優秀すぎるΩらしい
でも僕はこんなとこで彼を襲うような、本能的なαじゃない、だめだ、
そういい聞かせて、路地に入り、倒れている彼の傍らに膝をついて、肩をそっと揺すった
🐰「薬は?どうしたんです?」
話しかけると、体を傾けてぼんやりと目を開けた彼が、こちらに手を伸ばしてきた
🐣「ん、、ふっ、、、、」
顔を近づけると、ぐっと引っ張られて唇を重ねられた
🐰「ンッ、、!!、」
🐣「クチュ、、ンッ、、チュッ、、」
大きな水音をたてて、貪るように口付ける彼に本能が引っ張られそうになる
彼の顔の両側に手を付き、覆い被さるようにして、引き寄せられるままに口付けをしていたが、
理性が途切れるぎりぎりでハッと我に返って無理やり剥がした
まずい、、この人もう理性失ってる
🐣「なん、、でッ、、、もっと、、、はぁ、、、」
涙目でこちらを見上げてくるその顔があまりにも綺麗で、くらっときたが、
彼のものらしいカバンを必死であさって、薬を探した
運良く、すぐ見つかる場所に入れてあった見覚えのある抑制剤を取り出す
几帳面な性格らしく、綺麗に整理されたカバンからは、ペットボトルの水まで出てきた
こんな人が、、なんでこんな路上で、、
とにかく収めてあげなきゃと、背中に手を差し入れて抱き起こし、自分の胸元に彼の頭をもたせ掛けて支える
🐰「薬、、飲みましょ、ね?」
包みからカプセル錠を取り出し、半開きになったままの口に含ませた
ペットボトルから水を飲ませようとしたが、唇の端から零れ落ちるばかりだった
その間も苦しそうに喘いで、僕を求めてくる
🐰「ちょっと、、ごめんなさいっ、、」
もう一度地面に寝かせて、自分の口に水を含み、そのまま口移しするように唇を塞いだ
🐣「んっ、、、ンク、、ンク、、」
驚いたのか、一瞬ビクンとはねた彼だったが、されるがままに僕から流し込まれた水を飲んでくれた
ただ、こんなヒート真っ只中で、この薬ひとつで収まるのか、、
🐰「おわっ、、ちょっ、、」
そう不安になったのもつかの間、急に僕を押すようにして起き上がった彼が、突き飛ばすように壁に僕を押し付け、首筋にしゃぶりついた
🐣「ン、、チュ、、ンッ、、、クチュッ、、」
🐰「ん、、くっ、、、ちょ、、ちょっと、、まってっ、、」
絶え間ない強いフェロモンと、首筋の快感を必死で耐える
🐰「ンッ、、だ、、め、、、、」
肩を掴んで引き剥がすと、とろんとした目でこちらを見つめ、悲しそうに眉を寄せる
🐣「くる、、し、、も、、、ちょうだい、、、ねぇ、、」
ふわふわとした声で、僕を欲しがって
この華奢な体のどこにそんな力があるのかと思うほどの力でぐいぐいと迫ってくる
🐣「んっ、、はあっ、、なんっ、、でっ」
その苦しそうな声を聞いた途端、僕は決心した
壁に背中を持たせかけたまま、彼の体の向きをくるっと回し、後ろから抱きすくめる格好にする
まだもがいている彼の肩に頭を乗せて、耳元に囁いた
🐰「1回イかせますね。大丈夫。僕はαだけど乱暴はしません。いいですか?」
α、と言った途端、彼の動きが止まり、荒い息だけが響く
ヒート中のΩからしたら、αほど怖いものは無いだろう、でも自分が、彼らが想像するような乱暴なαでは無いことをわかって欲しかった
🐰「それ以上は絶対何もしません。約束します。1回出せば薬が効いてくれるはずですから、ね?」
身体をもどかしそうに小刻みに震わせながら、こくっと小さく頷いてくれたのを確認した
彼のスーツのベルトをスルスルと抜き、下着まで一気に下ろす
🐣「あ、、ンッ、、、」
顕になったソレは、小さいながらもその存在を主張していて、先端がじんわり湿っているのが分かった
後ろから手を回し、落ち着かせるように、片方の手で胸上あたりをさすってあげる
🐣「はぁ、、はぁ、、ンッ、、」
どくどくと心臓が脈打っているのが伝わってきて、早く助けてあげなきゃと焦った
🐰「触りますよ、、」
もう一方の手でソレをきゅっと握った
🐣「あぅ、、、んっ、、」
焦ったような声をあげたが、無視してその盛れ出していた雫を塗り広げるように上下に扱く
🐣「やぁッ、、あっ、、出ちゃッ、う、、」
頭を仰け反って押し付けてくるのを、後ろの壁にぶつけてしまわないようにしっかり肩で受け止めた
🐣「ひゃぁっ、、あっ、、ッ、、」
所在なさげにさまよっていた震える手が、僕のスーツのズボンを遠慮がちに握った
🐰「イけそうですか?我慢しないで、、」
そう囁いて、スピードを早めた途端、
🐣「くぁッ、、、ああッ、、ハァ、、ハァ、、」
ビュッと白い液が飛び出して、抱いていたその体がどっと弛緩してずり落ちかけるのを抱え込む
🐣「ハァ、、アッ、、ハァ、、ハァ、、、」
手を伸ばして引き寄せた自分のカバンから、ティッシュを探り出し、彼が出したその液を丁寧に拭ってあげた
薬が効いてきたのもあるのか、モノを触ってもほとんど反応していないことに安心する
フェロモンも弱まり、ずっとどこか霧がかかったようになっていた僕の頭もすーっと晴れていく
🐣「ハァ、、ハァ、、、ハァ、、、」
でも彼は、ズボンを元のように戻してあげてからも、呆然とした様子で荒い息を繰り返していた
🐰「もう大丈夫ですよ。
動けるようになるまで僕がここに居ますから、安心してください」
抱きかかえたまま、じっとしていると、彼の体の感触とその優しい香水の香りに安らぎを覚えている自分を感じた
腕の中で僕に身体を預けきっているのを感じていると、なんだか可愛くて、くすぐったいような気持ちが生まれる
実は僕はこの第2の性による差別社会が嫌いで、自分がその頂点に立たされたことが嫌だった。
Ωが聞いたら怒るかも知れないが、αになるくらいなら虐げれるΩの方がよっぽどマシだと思っていた
だからずっと誰かと性行為をするのは避けていた
もちろん、番なんて言う存在もいらないと思っていたし
高圧的にΩを襲うαが、自分と同種だと思うといつも虫唾が走る思いがした
でも、、こんな綺麗なΩを自分の番にできるなら悪くない、、と生まれて初めて気持ちが揺らぐ。
いや、、でも、、だめだ、、そんな乱暴なαと同じような思考に陥っては。
ただ助けただけなんだ。そう、それだけ。
初めての感情を取り払おうと、頭を振った