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2件
ヤバい想像以上に最高すぎます! ありがとうございます✨
ども
今回はリクエスト作品です
ノベルが書きたくなったのでノベルでお届けします
irxs
桃黒
浮気ドッキリ
同棲設定
桃さんがクズっぽい
nmmn
nmmnがわかんない人はブラウザバックか意味を調べてから見てね
深夜2時
「友達と遊んでくる」
と言って出ていった彼は未だに帰ってこない
不安な気持ちが募って夜に溶けていく
彼はそんな事しないと自分に言い聞かせるが不安定な気持ちは揺らいだまま
「…俺、重いなぁ」
自分がこんなにも彼に依存していたのかと改めて感じる
不安要素ばかりが頭の中にぐるぐると巡って抜け出せない
ベッドに入ったもの目が覚めて仕方がない
不安な気持ちを切り替えるために扉を開け、外に足を踏み入れた
夜の冷たい風が心地いい
不安でいっぱいだった脳内が冷風に当てられ落ち着いてきた
こんな時間でも輝く街並み
ネオンの光が眩しい
その時何を思ったのかふと路地裏に目をやった
そこには桃色の影があった
「…桃?」
今思えばここで引き返せばよかったのに
その桃色の髪が揺れる方へ歩みを進めた
そこで見たのは信じ難い光景だった
「ねぇ、恋人のことほっといていいの?」
「んー?大丈夫だよ、多分ね」
「あはっwなにそれ」
微笑む彼と楽しそうに笑う女性
どんどん熱くなる
先程まで心地よいと感じていたはずの風が頬を刺す
しょうがないと言い聞かせ体の方向を変え、また、歩き出した
なにか声が聞こえた気がしたが振り返らずそのまま進んだ
「…あんた、重いね」
「うん、知ってる」
「…こんなん見たら普通に嫌われるよ?」
「確かにね」
「でも俺はこれを見た黒の顔が見たいの」
「…きも」
「うっせ」
扉を開けベッドに横たわる
浮遊感に包まれてなんだか夢を見てるみたいだ
分かってた
俺じゃ足りないって
好意を抱いていたのは自分だけだったんだな
「…っはぁ〜…きも」
きもいな、なんて思ってるのに溢れて止まらない大粒の涙が視界を悪くさせる
その時
がちゃっ
彼が帰ってきた
今は会いたくもないのに
どんどん足音が俺の自室へと近づいてくる
「黒〜?もう寝ちゃった?」
わざとらしい彼の陽気な声に気づかされた
あぁそうだった
彼はそういうやつだった
俺の不安な表情を見るのが好きなんだと
だからドッキリのようないたずらをする
でも今回はあまりにも手が込んでいたので気づかなかった
「…そういうとこが嫌いやねん」
「えぇ〜?気づいちゃった?」
「…入っていいー?」
「…いや」
「入るね〜」
「…話聞けよ」
扉を開けて入ってくる彼
「んふ、泣いてたの?」
「うっさいわ」
「可愛いね」
「…ほんまに出てくで」
「んー、でも黒は結局出ていかないの知ってるよ?」
図星をつかれて表情に困る
「ふふ、そんな困り顔しないでよ」
「もっといじめたくなるでしょ?」
そういって俺の額にキスを落とす
そのまま押し倒してきて
「…そういう気分ちゃう」
「んーでも俺はそういう気分になっちゃったもん」
「ね、俺に付き合って」
「…嫌って言ってもどうせやるやろ」
「よく分かってんね」
彼はクズっぽい
逃げ出したくなる時もある
でも彼に依存して動けずにいる
俺も、クズなんだろうな
本番は要望があったら書きます
リクエストありがとうございました