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AK@アキ
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#ミステリーかもしれない
ねぎとろ
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#何かがおかしい
夢喰【文月村】
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お母様の冷たい足音が遠ざかり、重厚な扉が閉まった。私は床の本を拾い上げ、胸に抱きしめて立ち上がる。左頬がジンジンと熱い。
「お父様の書斎に行こう……」
確かにさっき、お父様は優しく笑って「行ってきなさい、リリス」と外出の許可をくれた。お母様が何と言おうと、私の記憶は確かだ。私は北棟の書斎へと廊下を急いだ。
「お父様。リリスです」
扉をノックし、中に入る。お父様は机に向かい、いつもの穏やかな笑顔で私を振り返った。
「おやリリス、どうしたんだい?」
「お父様、お母様が……私が無断で外に出たって怒って……」
私がすがるように言うと、お父様は困ったように眉を下げ、私の頭を優しく撫でてくれた。
「大丈夫だよ。私がちゃんと母さんに話しておくからね」
その温かい手に安堵し、私は胸をなでおろす。やっぱりお父様は優しい。
私はお父様に甘えるように、その大きな手を両手で包み込んだ。
──その、瞬間だった。
「……あれ?」
お父様の左手の薬指。そこにはめられた銀の指輪に、私の指先が触れた。
違和感が、背筋を駆け上がる。
指輪に刻まれているのは、見たこともない奇妙な█の紋章。
そして何より──お父様の指の皮膚が、かすかに「剥がれかけて」いた。めくれた皮膚の奥からのぞいていたのは、血の通った肉ではなく、精巧に編み込まれたベージュ色の長髪だった。私の髪と、まったく同じ色の。
「お父、様……?」
私が顔を上げると、お父様はさっきと全く同じ、寸分違わぬ「穏やかな笑顔」のまま、私を見つめていた。その唇は、ピクリとも動いていない。
「大丈夫だよ。私がちゃんと母さんに話しておくからね」
頭上で、お父様の声が響く。お父様の口からではなく、部屋のどこか別の場所から聞こえるような、奇妙な反響を伴って。
バタン、と背後で大きな音がした。
振り返ると、いつの間にか開いていた扉の前に、お母様が立っていた。手には、さっき床に落としたはずの、私が図書館から借りてきた本が握られている。
母は冷たく歪んだ笑みを浮かべ、その本のページを、私の目の前でビリリ、と破り捨てた。
「言ったでしょう、リリス。許可を出す権限が、あの男のどこにあるのかって。……あなた、まだ自分が『本を読んでいる』と思っているの?」
コメント
2件
もしかしてだけど娘さんはずっとそんなことを繰り返しているんだろうか、にしたってお父様がどうなっているというか何されてそんなことになったのかは分かんないけど。お父様の本体…?とされるものは別の所にある可能性ある? お母様は多分何か知ってるのかなぁ、どうなんだろう?
うわあああ第2話もヤバすぎる!!!😱💕 お父様の指が剥がれて髪の毛が出てくる描写、マジで鳥肌立った…!「大丈夫だよ」って同じ台詞が口と別の場所から聞こえるのも不気味すぎてゾクゾクする…。 そして最後の母のセリフ「まだ自分が『本を読んでいる』と思っているの?」で世界ごとひっくり返る感じ、天才すぎるでしょ!!続きが気になって今夜眠れないよ〜😭💫