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最近、仁 人の様子が変だ。
変?というか、俺に近づいて来なくなった。
前は距離感バグってる!というぐらいに近くにいて、「近いって!」『あ、ごめん。』という流れが多かったのに、気がついたら、ここ1ヶ月ぐらいはそんなやり取りをしていない。
正直、人から触られるのは苦手なので、よかったのかもしれない…が、なんだかモヤモヤする。
他のメンバーとの距離感が変わった感じはないが、もしかして避けられてる?と思いきや、会話は普通にしているし、態度も不機嫌という事もなく、笑顔で接してもくれている。
表面上に変わったところはない。
ある日、楽屋で太 智と二人きりになったタイミングで聞いてみた。
🩷「太 智〜。最近、仁 人、なんか変…だよな?」
💙「どしたの佐 野さん?仁 人と何かあった?」
🩷「特にこれってのはないけど、なんか避けられてるというか…。」
💙「え?普通に話してるよね?何か問題あったん?」
🩷「前はしょっちゅう、俺の隣に来てたけど、来てないな、と。」
💙『そうかー?俺には、ようわからんけどww』
🩷「そう?」
💙「それに、佐 野さんは仁 人が近いって嫌がってたんだし、よかったやん。」
🩷「え?俺、そんなに嫌がってるように見えた?」
💙「ネタやと思ってたけど、仁 人にキツめに言ってる時もあったし、本気なんかな?って思った事もあるでww」
🩷「そっか…。」
💙「え〜、佐 野さん、仁 人が近くに来なくて寂しいん?」
🩷「…別に。元々、くっつかれるのは好きじゃないし。」
(ガラッ)
🩷「仁 人から離れてくれるならよかったわw」
俺が話してる途中でガラッと楽屋のドアが開いた。後ろを振り返ったら、そこにいたのは仁 人だった。
💛『お疲れ〜。』
あれ?やばいかも?
なんか今のって、タイミング悪くない?
そう思いつつ、「よっ!お疲れ!」と仁 人に声をかける。
💛『二人とも、そろそろ準備しないと。収録開始時間に間に合わなくなるよ。』
よかった、至って普通だ…。
もしかしたら聞かれていなかったのかも。
そう思い、準備に取り掛かる。
今日は太 智、仁 人、俺の三人でクイズ番組の収録。
三人で並んでセットに座るが、結構ぎゅうぎゅうに詰めて座る感じになる。
俺・仁 人・太 智の順で並ぶ予定だった。
🩷「距離近いな〜ww」
久々に仁 人が隣にいてくれて、なんだか嬉しい。
💛『そうだね。あ、太 智。やっぱり太 智が真ん中にきて?』
💙「え?」
🩷「え!?なんで!?」
💛『バラエティ向きの太 智が真ん中の方が、いいでしょ?』
💙「そうか〜?」
💛『俺、左利きだし、左手でスイッチ押そうとすると、太 智の右手とぶつかるじゃん?だから、端っこの方がいいのもあるw』
💙「あ、確かに!ほな、変わろか!」
さっと席を入れ替える二人を横目に、モヤモヤとした気持ちが積もっていく。
そのあと、本番が始まると、ホラー系の問題では、仁 人と太 智はお互いにくっついて震えているし、仁 人はぎゅっと太 智の腕を握っていた。
前はしがみつかれるのは、俺の役目だったのに…。
俺にしがみついて離れなかったのに…。
そんな事を思いながらその様子を眺めていた。
・・・
収録後、楽屋に戻り、次の仕事に行くまでの間の時間を過ごしていた。
前は俺がソファに座ると、仁 人はその隣に座って来たのに、来ない。
今は俺の向かい側に座った、太 智の隣にいる。
💙「あのホラー映像、ほんまやばかったな〜…」
💛『やめてよ!思い出しただけでもめちゃくちゃこわいんだから!!もー!鳥肌立って来たー!!』
💙「ホンマやww手も震えてるやんww」
💛『だって、本当にこわかったし…』
本当に震えているのか確認してやろうと、向かい側から手を伸ばし、仁 人の手を握ると、ビクッっと驚かれた。
🩷「ほんとだw震えてるw」
💛『…あっ…も、もう大丈夫から!』
握った手からするっと仁 人の手が離れていった。
なぜか、ズキッと心が痛んだ気がした。
🩷「ほんと、お前ら震えてたもんな。
仁 人は太 智にしがみついてたし。
あのさ…仁 人、その誰とでも距離近いのやめろよ?気持ち悪いから。」
自分以外の人と接触するのに、俺が触ると逃げた事実にムカついてしまった。
それに、これぐらいの事を言っても、仁 人には問題ないだろう、そう思ってしまっていた。
💙「…勇 斗!」
💛『…ごめんね。太 智もごめんな!俺、この後の仕事に行かなきゃだから!
…ほんと…、ごめん…!』
💙「えっ!仁 人…!」
俺は、去っていく仁 人を見れなかった。
💙「…おい、勇 斗!!仁 人と何があったんだよ!!」
🩷「別に?何もないよ。ただ、アイツの距離感が異常なのが気持ち悪いんだよ。」
💙「別に、俺は困ってない。
気持ち悪いなら見なきゃええやん。見ないふりするぐらいできるやろ。」
🩷「…。」
💙「収録始まる前に勇 斗が言ってたこと、仁 人聞いてたで。」
🩷「え…?」
💙「「仁 人から離れてくれるなら良かった」って言ってたよな?それ、聞いてたで。」
🩷「あ…。」
やっぱり聞かれていたのかと、後悔する。
💙「あの時、勇 斗は見えてなかっただろうけど、仁 人、すごく悲しそうだった。
勇 斗、仁 人の事、嫌いなん?」
🩷「え…?嫌いなわけないじゃん!」
嫌いなわけがない。むしろ…。
むしろ…?自分のなかに浮かんできたモヤモヤの正体が見えそうな気がした。
💙「じゃあ、なんで、仁 人には辛辣なの?俺からみたら、勇 斗の方が変だよ。」
🩷「…そんなに辛辣だったか?」
💙「仁 人…、さっきも、かなり泣きそうな顔してたで。」
🩷「…マジ?」
💙「ってかさ?勇 斗は何がしたいん?
仁 人に近づいてほしくないなら、今は勇 斗から離れてるんやし、放っておけばええやん。俺は仁 人にくっつかれても問題あらへん。嫌なら、勇 斗が見なきゃいいだけやろ。…流石に、仁 人が可哀想や。」
🩷「そうだよな…。ごめん。」
💙「謝るのは、俺やない。」
🩷「うん。ちゃんと仁 人にも言う。」
太 智はニカッと笑ってくれた。
この時、さっさと謝ればよかった。
まさか、あんな事が起こるなんて、思っても見なかった。
コメント
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続きが気になり過ぎます!! 胸がキュってなりました😭
ありがとうございます! ちまちまと書いておりますので、もう少し、お待ちください!
ぶっ刺さりすぎてます🫰🏻 続き楽しみに待ってます🥹🎀