nt rch × nk ( nk受 )
お久しぶりです。
私生活が忙しかった、 とかではなく単にやる気が出ませんでした。
久々のセンシティブ類。
また寝て起きたら加筆するねおやすみ
加筆したら↑これ消す
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「うお、っ、…!」
途端に響いた耳を刺すような高い音。
作業に集中していたのもあって、結構驚いてしまって、心臓が早く鼓動する。
それに多少の苛立ちを覚えつつ、インターホンの通話を押した。
「…はい、…」
『あ、ニキニキ?あけてー』
インターホン越しに聞こえた、機械混じりの彼の声。
『言い方軽すぎだろ』
続いてそう笑いながらもう一人、突っ込んできた。
画面には、身長差の凄い二人が並んでいた。
どこに視点を置いたらいいか迷う程の。
「なにしにきたんだよ…」
呆れもあってため息混じりにそう呟いた。
別に断る理由もなかった為、さっさと鍵を開けて、二人を家に入れた。
「相変わらず汚ねー」
「うるせえな…」
部屋に足を踏み入れた第一声がこれだ。
足の踏み場もないよ、と彼は俺の家の中をフラフラとしている。
「え、これゴキブリとかいないよね?」
「さあ」
一方、俺より身長が遥かに高い彼は逞しいが害虫の心配をしていた。
「ええ、…」
曖昧に答えを返すとかなり引いた顔で困っていた様だった。
「んで、何しにきたの?」
「酒飲む為かなあ」
「そんなの自分の家でもできるじゃん」
「酔いすぎてなにか壊したら嫌だ」
そう彼は言葉にするが、どこか引っかかった。
普段魚みたいに跳ねてるだけだから。
口にしようとしたがぐっと堪えた。
「お酒なら買ってきたよ」
その横でそうコンビニのビニール袋をガサガサと開け、缶を取り出して並べた。
「んん、…」
暫く寝ていたのだろうか、目を開けると光が飛び込み、痛みを帯びた。
目を擦り体を起こす。寝ぼけぼやけた視界で辺りを見渡した。
「やっと起きた」
身体には毛布がかけられていたようで、起きたと同時に身体から離れて落ちていった。
彼は優しく微笑んだ。
生まれて間もない赤子を見るように。
「少しは疲れとれた?」
また声がする方に目を向けると長い足が目の前に飛び込んだ。
そのまま俺の前まで来て、マグカップに入った温かい飲み物をくれた。
ここ最近都会では温度差が激しく、夜間は冷え込むので有難い。
マグカップを片付けてくれている彼らの背中を見ながら、普段との差が見えて、どこか擽ったかった。
普段年下の癖に地味に器用で。
温厚だけれどしっかり冷静で。
「…すきだなあ、」
「「 俺もだよ 」」
零れた声に、重なって返ってきた返事。
途端に甘く重い空気になった。
「 は…う、…う”、ッ… ♡ 」
脳が状況を理解するのは大分遅かった。
気づいた時には何故か酷く溶かされていた。
声も、身体も、全て。
二人同時に囲まれて、頭がショートする。
「…っ、あ…は、あっ、…あ、…ッ ♡」
込み上げてくるものは小刻みに身体を襲い、全てを操った。
「あれ、早くない?笑」
「ニキくん、どうしたの溜まってた?」
それまで静かだった二人が果てたと同時につついてきた。
黙っとけ、と言いたいところだが何も言い返せなかった。
「 …さいあく …っ 、 」
恥ずかしさと悔しさが込み上げてきて涙が頬を伝った。
頬が火照り、その涙さえも温かさを帯びた。
「ぐ…、う”ぅ、…~~ッ、♡」
何度も身体を突き抜けるような二人の動きに全てひっくるめられてしまう。
最終的には唸り声、絶叫にほぼ近いものとなっていた。
何度果てたかわからないし、向こうも多分覚えていない。
けれど、
「可愛い」
酷く甘ったるい声が耳を支配したのはよく記憶にある。
「も、かわいいいって、…! ♡ 」
「ん、なあに?」
「いらない、いらないから…ッ、♡」
「うん」
「はやく、とめ、…♡」
「「 かわいいね 」」
行為後、意識が飛びかけて。
身体は痙攣しきったままで。
声は枯れてて、何も記憶にないけれど。
あの二人の声だけは、
耳に残って離れようとしなかった。
コメント
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うわ、もうほんとありがとうございます…!!!!!!! これだけで寿命7年ぐらい増えました😇((
一生ついて行きます。ありがとうございました。
ははニキニキかわいいね🫶🏻 ほんとに書き方が好きすぎて、🫣