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太宰さんが女性だったことを隠している世界線の話です。地雷さんはおかえりください。
初心者のため、誤字脱字、構成がバラバラ、などがあるかもしれませんが、多めに見てください。
⚠️生理表現あり
私には秘密がある。
誰にも言えない、私のコンプレックス。
そう、それは、私が女であるということだ。
私は起き上がり、洗面所に向かう。
顔を洗い、鏡を見ると、そこには膨らんだ胸がある。これは私の1番嫌いなところだ。切り落としたくなる。
声も、身長も、顔も、好みも、全部男性なのに、体だけは女性だった。
しかも今日はあの日だった。すごく気分が悪い。これは一般女性と一緒で、普通に辛い。
ナプキンをつけ、薬を飲んで、さらしをキツめに巻き、服を着替えて探偵社寮を出た。
太 おっはよーございまーす!
国 なっ…!?だ、だだだだ太宰が、15分前に出勤だと…?
太 もー国木田くんは大袈裟だなぁ。私にだってそうゆう日もあるさ。
(はぁ、今日は国木田くんをいじる余裕はないなぁ…。椅子に座って仕事をした方がまぁマシかな。)
カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
国 これは夢か…?太宰が真面目に仕事を?
敦 国木田さん、落ち着いてください笑
今日はなんか仕事ができる日なんですよきっと。
私は痛みを紛らわすために黙々と仕事に打ち込んだ。すると、ずっと動かなかったことの代償だろうか。トイレに行こうと立ち上がるとドロッと嫌な感覚がした。漏れてないよね、と、不安になりながらもトイレに向かう。
確認すると、結構ギリギリまで血がついていた。もう少し後に来ていたら、きっと漏れていただろう。私は少し安堵し、ナプキンを付け替え、それを黒いポリ袋にいれ、席に戻った。
(そろそろ薬が切れるころだな…。)
まぁ、定時まで後数時間だし行けるだろうと思っていたが、それは甘かったようだ。
数十分後には体調がどんどん悪くなった。
仕事のペースは徐々に落ち、頭痛だけでなく、腹痛や、吐き気をもよおすこともあった。
そんな感じで、机に突っ伏していると私の変化に気づいたのか、乱歩さんが推理を始めた。
(あ〜あ、バレちゃう…。嫌だ、知られたくない。けど推理を始めた乱歩さんはもう止められない。)
乱 与謝野。
与 なんだい?乱歩さん。
乱 耳貸して。
乱 ごにょごにょ…
与 ⁉︎ それは…本当かい?
乱 あぁ。とりあえず、太宰を医務室に連れてってあげて。
与 ああ、わかったよ。
与謝野さんが近づいてくることがわかる。
太 …。
与 太宰、ちょっと来な。立てるかい?
太 …行けます。
探偵社員(乱歩以外) ?
医務室に連れて行かれた私は、何を言われるのかは容易に想像できた。
与 太宰、あんた女だったのかい?
(はぁ、やっぱりね。)
太 もう、隠すことはできなさそうですね。 そうです、私は女です。
与 どうして内緒にしていたんだい?
太 単純に、嫌だったんですよ。昔は女の子として生きていたけど、体の大半が徐々に男性らしくなるに連れて、気味悪がられるようになったんです。だから、中学は受験し、男の子として過ごしてきたんです。
与 そうだったのかい…。まぁ、本題に入るよ。太宰、あんた今来てるだろう?薬はいるかい?
太 はい、あるなら欲しいです。
あと、このことは誰にも言わないで欲しいんですけど、いいですか?
与 ああ、私たちから言うつもりはないさ。けど、油断したらバレるから、気をつけるんだよ。
太 はい、ありがとうございます。
一旦切ります。
続きは5♡で書きます。
ありがとうございました。
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