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18 - 第18話 彼奴にあげる言葉

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2022年12月30日

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俺は絵を描くことしかできなかった




絵を描くことで生を感じていた



みんなからは


きもい、汚い、邪魔、なんでこんな絵が優秀賞なの、こんな絵描いてなんの価値があるんだよ、描くのやめろよ下手なんだから、人の絵写すなよ、


そんなことを言われる


優秀賞なんて取れても嬉しくないよ、価値なんて知らない、下手だって俺が一番知ってる、写してなんかない自分で考えたんだよ



俺はそんなことを言う勇気はなくて


どんどんと月日が流れていきながら














どんどんとヒートアップしていった


















そんなある日家に帰るとあいつ等がいた、俺を虐めていた張本人達が





















なんでここに居るのかと考えているとそいつ等は俺が描いた絵を一斉に破っていった





















俺は悔しかった















何もできなかった




























嗚呼、死にたいそんな言葉しか出てこなかった





















首を吊ってやろうか











そんなことしか考えれなかった

































でも今の俺なら

















許せる気がする
























だって俺には彼奴がお前がいるから



















今心が狭くなったらすぐに死んでしまう気がするから













彼奴をお前を悲しませる気がするから











だから心広く生きようと思う













だってお前のおかげで少しずつだけど表情筋が


















感情が戻ってきているから











まぁ、痛覚は逝ったけど































彼奴は面白くて好きだ、俺は彼奴のおかげで久しぶりに笑えた








俺の悩みを知った瞬間見捨てないでくれた






独りにしないでくれた






見捨てないでくれたのは


彼奴だけだった




























初めてだった






















だから彼奴の期待を壊すことはできない























唯一の生きる意味だから

















そして約束をした




お互いの命を背負いあった





ちっぽけかもしれないけど彼奴とポケモンをする約束をした













この約束は俺達にとっては大きな約束だから





















だから























だからまだ死ねない





死ぬことは許されない!



























彼奴に幸せを掴んでもらえるまで














俺は彼奴のために生きる






























親の決めた道なんて歩んでやるか






俺は俺が決めた道を歩く




















だから彼奴には、あいつが決めた道を歩んで



彼奴なりの ”幸せ” になって欲しい、
















俺は俺なりの ”幸せ” になるから













だから彼奴と生きていたい

































たとえ俺が殺されそうになったとしても

































絶対に生きてやるから



























こんな重い言葉言ったことないけどお前のために言う































































素直にならなくてもいい




















だから俺と
































一緒に生きてくれますか?

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