花「…なんか、モヤモヤする…」
あの2人、見てるとなんかなぁ…
言葉に表せない気持ちになる…
朔「なに落ち込んでんの?これ、ココアとお菓子。よかったら食べて飲んで」
花「ん、ありがと」
朔「どう…? 」
いや、まって、まず!(失礼)
なんか、変な味…
花「…これ、朔が作ったの?」
朔「っえ!わ、分かる…?」
花「いや、独特な味がしたから…」
朔「ギクッ」
花「もしかして、隠し味とか入れた?」
朔「な、なんで分かるの…?」
花「いや、隠し味強いなぁって」
これ、味噌か?
朔「…」
花「味噌入れたでしょ」
朔「…いや」
花「味噌の味しかしないよ」
花「いや朔味噌汁好きでもこんな事しないよ?」
朔「…はい」
花「…まあいいけど」
押し付けるか
花「朔、食べたいなら食べな」
花「なんか、その反応まだ食べて無さそうだから」
朔「…うん」
朔「…俺無理だ」
ほら、言わんこっちゃない。
てか、急なんで作ったんだろ…
もしかして…
花「…真くんに対抗したかったの?」
朔「うん、まあ、俺には勝てないよな 」
花「…」
朔「また貰って来てよ」
花「えっ…うん」
朔「ってか、真さんに会ってみたい!」
花「え」
朔「文化祭で姉ちゃんの高校いるんでしょ?連れてってよ!」
花「文化祭に?!」
花「い、いいけど…」
タイミングがなぁ…
花「もともと行くつもりだったでしょ?」
朔「そうだけど、真さんに会いたいから!」
花「ラリアットとかしないでよ?」
朔「俺のイメージどうなってんの?」
優奈「なんか、花様子がまたおかしい…」
亮「そうだよなあ…」
優奈「…あんた」
亮「ん?」
優奈「爽やかな顔しやがって…」
亮「あ、昨日の寝落ち電話、気にしてる?」
優奈「気にしてるもなんもないでしょ!」
優奈「『寝落ち』電話なのになに哲学ペチャクチャ喋ってんのよ!」
亮「まあまあ、」
優奈「まあまあじゃないよ…!」
優奈「罰としてこれ運んどいて!」
亮「これ1番重いやつじゃーん」
優奈「…」
優奈「私も行ってあげるわ…」
亮「…♪」
優奈「よいしょっと…後ちょっと…」
優奈「あれ…?開いてない…」
亮「あ!倉庫の鍵真が持ってんだった! 」
優奈「はあ〜!」
亮「真〜!」
真「あ、お待たせ」
優奈「亮、は?」
真「あいつ、どっか行ったよ」
優奈「そっか…」
真「倉庫行くか」
優奈「うん…」
真「わ、重いな」
優奈「うん、最大限力を出す…!」
花「…あの2人、仲良いのかな… 」
花「…真くん、とられたくないなぁ」
亮「真のこと好きなんだ」
花「…え、いやそういうわけじゃ…」
亮「ちがうの?じゃあ嫌い?」
花「…いや、そうでもない…はず…」
亮「あれ、今まで自覚してなかったの?」
亮「俺は真に惚れてるように見えるけどね」
花「っは…」
ダッ
亮「おー」
花(ちがう、ちがう!そんなんじゃない!)
花(こんな、私浅はか過ぎる!)
真「…あのさ、」
優奈「ん? 」
真「なんか、俺、花に避けられてない…?」
優奈「…ぽいね」
優奈(まあ、私も避けられてるけど…)
真「なんかしたかな」
優奈「一緒にいたいの?」
真「…うん」
優奈「…!」
優奈「思ってたより正直だね」
優奈「さあ、今日は1人で帰るかな〜」
亮「俺とは帰らない?」
優奈「どっから出てきたの…」
亮「家近いっぽいし」
優奈「別にいいけど…」
亮「やったー!」
続く
コメント
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んふふこのペア推せる🫰 最高でございやした