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こんにちは名無しと申します🙇♀️ ̖́-
はじめにちょっとした自己紹介
※本編だけ見たい人はちょっとスキップ!
↓↓↓
名前:名無し(まだちゃんとした名前が決まってないのでしばらくの間はこの名前です)
好きなもの、こと:絵を描く、漫画、アニメ、読書、犬
嫌いなもの、こと:勉強、卵料理(ケーキとかお菓子は別)、ゴーヤ
趣味は読書ですが時々読むくらいなのでめっちゃ詳しいかって言われたらそこまででもありません。好きな作品は「汝、星のごとく」「アフターブルー」「人間失格」などなど
漫画は薬屋のひとりごと、プルーピリオド、サマータイムレンダが好きで、最近は文ストにハマってます
私結構面倒くさがり&お豆腐メンタルなので投稿頻度は少なめです。(気分が上がってたら結構投稿するかも)
今回が記念すべき(?)1作目なので右も左もわからずとりあえず書いてる感じです。温かい目で見ていただけたら嬉しいです。
それでは本編へGO!
⚠️注意⚠️
ちょい鬱ぎみ
朝の教室は、いつも少しだけ騒がしい。
「おっはよー」
私は教室の扉を開けると、いつもの調子で声を上げた。
「きこ、おはよう」 「昨日のプリントってさ」 「今日の体育、持久走だっけ?」
「おはよう。プリントなら後ろの棚に置いてあるよ。体育は持久走。たぶん先生、今日こそやる気だと思う」
笑いながら答える。
誰かが笑う。
誰かが私の肩を叩く。
私は笑い返す。
――今日も、ちゃんとできている。
いつものように笑えてる。
勉強も、それなりにできる。
体育だって、苦手ではない。
友達もいる。
先生からも信頼されている。
家に帰れば、両親はちゃんと私を大切にしてくれる。
進路だって、「あなたの好きなところに行きなさい」と言ってくれる。
苦手科目もあるし、嫌いなこともあるから完璧までとは行かないけど、少し欠点があった方が―
だから。
私は幸せなはずだ。
「…よっ」
隣から声がした。
振り向くと、幼なじみの暁(しょう)が立っていた。
「何?」
「いや」
暁は少しだけ眉を寄せた。
「お前、今日も幼稚園児みたいに元気だなと思って」
「何それ」
「いや、褒めてる」
「なら一言よけいてすけどー?」
私は笑った。
暁も笑った。
それで終わった。
――終わったはずだった。
*
家に帰ると、リビングから両親の声が聞こえた。
「だから、あの子の成績を考えたら――」
「だからって、毎回それを言わなくてもいいだろ」
また始まった。
私は靴を脱ぎながら、聞こえないふりをする。
「ただいま」
わざと明るい声を出す。
リビングの会話が止まった。
「あ、おかえり」
母が笑う。
「今日どうだった?」
「普通! 委員会がちょっと長引いただけ」
「そう。夕飯もうすぐだから」
「はーい」
私は自分の部屋へ向かった。
ドアを閉める。
静かになる。
机の上には、今日返ってきたテスト。
九十二点。
悪くない。
むしろ良い。
でも、あと八点。
あと八点あれば。
私はしばらく答案を眺めた。
胸の奥が、ざわざわする。
悲しいわけじゃない。
泣きたいわけでもない。
何か特別に辛いことがあったわけでもない。
ただ、頭の中に浮かぶ。
――ちゃんとできなかった。
――迷惑をかけた。
――もっと頑張れた。
――親に塾に行かせてもらってるんだから塾行ってない人に負けるなんて絶対にだめ。
――でも努力することから逃げてる私なんかが、こんなに恵まれていていいのかな。
その考えは、いつからか私の中に住み着いていた。
両親が喧嘩する。
私のせいではない。
そんなことは分かっている。
でも、自分の中に住み着いてるものが時々自分という名のテリトリーの外で出てきてしまう
友達に少しきつく言ってしまう。
相手は気にしていない。
それでも私は気になる。
誰かに親切にしてもらう。
嬉しい。
でも同時に、申し訳なくなる。
私は何かを返さなければいけない。
何かを償わなければいけない。
そんなふうに思ってしまう。
だから私は、自分を罰する。
誰にも見つからないところで。
見つからないように、
何も言わずに。
何度も。
*
翌朝。
「おはよう」
教室に入る。
「きこー、昨日の数学教えて」
「えーまたうちー?笑。しょうがないなーいいよ。昼休みね」
「今日の委員会って何時から?」
「放課後。忘れないでね」
「さすが委員長」
笑う。
私は笑う。
昨日のことなんて、最初からなかったみたいに。
鏡を見る。
いつもの顔。
いつもの豚みたいな気持ち悪い顔。
髪を整える。
前髪が伸びてきていて根暗みたい。
前髪が少し皮脂のせいでベタついていよ いよ本物の豚みたい。
制服の襟を直す。
そして、笑う。
完璧じゃない。
だけど、十分に「ちゃんとした人」に見える。
「……よし」
小さく呟く。
そのとき。
「何が?」
「わっ」
背後から暁が覗き込んできた。
「びっくりした!」
「何してたの?」
「鏡見てただけ」
「ふーん」
暁は私の顔を見る。
少し長く。
「……何?」
「いや」
また、その言葉。
私は笑う。
「変なの」
「そうかもな」
暁も笑った。
けれど、その目だけは笑っていなかった。
*
それから数日。
暁は、少しずつ私の近くにいるようになった。
休み時間。
昼休み。
帰り道。
特別なことは何もしない。
「今日の英語、難しかったな」
「そう? 簡単だったじゃん」
「お前基準で言うなよ」
「失礼だなあ」
「じゃあ教えて」
「やだ」
「なんでだよ」
そんなくだらない会話。
いつもと同じ。
でも、ある日の帰り道。
「なあ」
暁が言った。
「最近、寝てる?」
「寝てるよ」
「ちゃんと?」
「ちゃんとって何」
「……前より笑うようになった」
「いいことじゃん」
「逆」
足が止まった。
「え?」
暁は私を見た。
「前より、笑い方がうまくなった」
心臓が、一瞬だけ止まった気がした。
「何それ」
笑った。
いつものように。
「意味分かんない」
「そうだよな」
暁はそれ以上何も言わなかった。
ただ、歩き始めた。
私はその背中を見ながら思う。
――怖い。
気づかれたくない。
でも。
ほんの少しだけ。
気づいてほしい。
そんな矛盾した気持ちが、胸の中でぐちゃぐちゃになっていた。
*
ある夜。
両親がまた喧嘩をしていた。
私は自分の部屋で、机に向かっていた。
参考書を開く。
文字が頭に入らない。
ページをめくる。
また戻る。
時計を見る。
午前一時。
「……寝なきゃ」
明日も学校がある。
委員会もある。
提出物もある。
ちゃんとしなきゃ。
私は机の引き出しを開けた。
その中には、誰にも知られてはいけないものがある。
見つめる。
手が伸びる。
けれど、その瞬間。
スマホが震えた。
『起きてる?』
暁からだった。
私はしばらく画面を見つめた。
『起きてるよ』
送る。
すぐに返事が来る。
『そっか』
『それだけ?』
『うん』
『何それ笑』
『なんとなく』
私は笑った。
本当に、少しだけ。
『明日寝不足で倒れるなよ』
『大丈夫だって』
『委員長様だから?』
『そうそう』
そこまで打って。
指が止まった。
『暁』
『ん?』
『うちってさ』
文字を打つ。
消す。
また打つ。
『私って、いい子に見える?』
送信。
既読。
返事が来るまでが、妙に長かった。
やがて。
『見える』
胸が痛くなる。
『でも』
続きが来る。
『俺は、お前がいい子じゃなくても別にいいけど』
私は画面を見つめた。
何度も読み返した。
それから、布団の中に顔を埋める。
「……ずるい」
声が震えた。
涙が出た。
悲しいからじゃない。
ずっと欲しかった言葉をもらったからだった。
私は、ずっと自分の中に住み着いている気持ちを誰かにわかって欲しかったんだ。
「今日は切らないでおこ」
私は手首と手首に収まらなかった腕の傷を見て、ペッドに横になった。
*
気がつくと朝になっていた。
気絶するように寝たからいつ寝たかは分からないが、久しぶりにちゃんと寝れた気がした。
どうでしたか?
自傷してるシーンも書こうと思ったんですけど時間がなくってー
お目当てにしていた人すみません🙇♀️
次は入れます!
良かったらコメント💬、ハート♡で私のモチベをあげてください!!
コメント
1件
読み終えました。 「ちゃんとできている」自分を演じる主人公の内面の描き方が、すごくリアルで胸に刺さりました。笑顔の裏で自分を追い詰めていく感覚とか、暁の「笑い方がうまくなった」という台詞の鋭さ……あれ、本当に効きましたね。 最後の「切らないでおこ」という決意と、暁からのメッセージが重なって、ほっとすると同時にじんわり来ました。 この先、きこがどう変わっていくのか、気になります。続き、楽しみに待ってますね。
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🐼𝙰𝙻𝚃𓂃𓈒𓋜🐼
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