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たくやの腕の中で、すずは心臓が口から飛び出しそうなほど緊張していた。
彼の視線がゆっくりとすずの唇に降りてきて、二人の距離が数センチまで近づいた、その時。
たくや「……ふぅ。……だめだ、やっぱり今日はここまで」
たくやは深く吐息をつくと、すずを抱きしめたまま、自分の額をすずの肩にぽんと預けた。
すず「……え? たくやさん……?」
たくや「……ごめん。すずちゃんがあまりに可愛すぎて、理性が飛びそうだった。でも……俺、決めてたんだ。ちゃんとすずちゃんに気持ちを伝えて、付き合うまでは、手を出さないって」
すず「……っ」
たくやがゆっくりと体を離し、すずの両肩を掴んで、真っ直ぐにその瞳を見つめる。
たくや「すずちゃん。最初はただの『可愛い隣の子』だと思ってた。でも、一生懸命で、おっちょこちょいで、俺の料理を世界一美味しそうに食べてくれる君を見てるうちに……気づいたら、目が離せなくなってたんだ」
部屋の明かりを落としたリビングで、たくやの声だけが優しく響く。
たくや「すずちゃん、好きだよ。……隣に住んでるお兄さんじゃなくて、一人の男として、すずちゃんの隣にいたい。……俺の彼女になってくれる?」
すずの目から、ぽろりと大粒の涙がこぼれ落ちた。
すず「……はい! 私も……たくやさんのことが、大好きです……っ」
たくや「……よかった」
たくやは安心したように眉を下げて笑うと、泣きべそをかいているすずを、今度は優しく、壊れ物を扱うように抱きしめた。
たくや「泣かないで。……これからは、ずっと一緒なんだから」
たくやが指先ですずの涙を拭い、そのままゆっくりと顔を近づける。
今度は、迷いはなかった。
触れるだけの、羽のようなキス。
でも、その温もりは今まで食べたどんな料理よりも甘く、すずの心を溶かしていった。
たくや「……これで、お隣さん卒業だね、すずちゃん」
すず「……はい、たくやさん」
二人はその後、ベッドとソファに分かれて寝ることにしたけれど、スマホで『おやすみ』のメッセージを送り合いながら、結局朝までほとんど眠れなかったのは、二人だけの秘密。
翌朝、カバンの底の隙間から、ひょっこりと部屋の鍵が見つかったのは……神様がくれた、ちょっとした悪戯だったのかもしれない。
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