「ッ、!?」
お姫様抱っこされた。
え?どうゆうこと?
「手前、何か病気持ってンのか!?」
どうも、ほっぺたぷにぷにのせいで病気疑われた人間です。
はあ、、、、、今日は散々な気がする。
主に自分のせいで。
「急いで首領に診せにいくぞ、!」
ごおっ、と亦しても強風が。
下から見た彼も、必死な顔も、すごく格好良くて。
でも、今はごめんなさい。
気絶します。
意識が壊れかけの蛍光灯のように途切れていくのを感じながら謝罪した。
○。._________
ぺちぺち、
ぷに、
みょーん。
ふにふに、
頬が盛大にいじられているのを感じながら意識が覚醒する。
誰だ触ってるやつ。
「やァおきたかい?」
「貴方のせいで最悪の目覚めですね、中也さんは何処に?」
「ん、任務行ったよ。」
「誰が任務だクソ太宰!」
腕を組み帽子を深く被り、腕を組んで壁により掛かっているイケメンが!(
「んで、手前、今度こそ名前教えてくれるんだよな?」
「誰が云ったんですかそんな事。」
「利害の一致だよ。ねえ、藤宮乃ノ香ちゃん?」
ぴくり、と肩が跳ね上がる。
太宰治には、其の偽名は使ってない。
「いいや、其れ共、杉﨑海音ちゃんと読んだほうが良かったかい?」
「山田花子でお願いします。」
「良くそんな偽名出てくんな、」
「偽名製造部隊とかないですか?エースになれる気がします。」
「wwwそんな部隊或ると思うかい?」
「あったら良いなって云う願望です。只の願望なのでお気になさらず。」
「最年少幹部殿。」
ふと、口をついて出た言葉。
空気は硬質なものに変化し、太陽は雲に隠れ、一瞬のうちに部屋に入っていた太陽光が消え。
「随分と面白れェな、手前。」
ニコリ、と音が付くほどの満面の笑み。
瞳の其処は鉛の様にどろどろとして温度を持たない何かで。
先程の森鴎外とやらの人と随分と似ていて。
嗚呼、育ての親彼の人だったか。と納得する。
気がついたら「太宰幹部」の顔が直ぐ近くにあって。
顎に右手が添えられ、上を向かされていて。
左手は、首に。
「どういうことか、教えてくれるよね?」
私を見つめる瞳は、暗闇と化していた。
バケモノよりも、恐ろしい「ナニカ」。
黒く染められた瞳と至近距離で見つめ合ったせいか、何なのか、躰の震えが止まらなくて。
そんなときに後ろに引かれた。
後ろに居たのは中也幹部で。
助けてくれたわけではないのに、口は反射的に感謝の意を述べていた。
「有難う御座います」
と。
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