藍くんside
小川さんの家でバレーの話をしたり
しながら 軽く飲んでいると
「そう言えば、藍って好きな人とかいるの?」
「え、す、好きな人…///ですか…///!?」
「うん、なんか気になったんだよね?」
「え、えっと…///す、好きな人…///は…///」
言えない…俺は悩んでいた。好きな人。そう言われ思い浮かぶのはあの人しか居ない。でも
言っていいのか、あの人が好きだって知って
小川さんが引いたり、幻滅したりしないか
不安になって色々考えていると小川さんが
また口を開いた
「あ、分かった。もしかして藍の好きな人
って、 男の人だったりする?」
唐突な確信を突く質問に俺は驚いてしまった。
「へ、そ、そんな訳…///」
「ふふ、藍の反応分かりやすすぎ笑」
「そ、そんな事ないです…///」
小川さんは爆笑しながらそう言うと急に
真剣な顔になりこう言った。
「俺さ実は智さんと付き合ってるんだけど、
藍もその気持ちに素直 なりなよ?」
「へ、そうだったんですか…!って、
で、でも…やっぱり怖いです…」
「最初は怖いだろうけど、ちゃんと素直に
気持ち伝えなよ?祐希さんに? 」
俺の好きな人を直球に当ててくる
小川さんに思わずこう言う
「へっ…///!?何で分かるんですか…///!?」
「ん?何となく笑」
そしてそれから告白するにはどうしたら
いいかなどの話を小川さんとしその日は
解散した。
今の俺は知らない。素直になれない事が
祐希さんとの関係を変えてしまう事を。
コメント
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あーマジで好きです