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コメント
4件
あば、あばばばば こないで!!!! こっちに来ないで!!! 絵描くのも上手くて小説まで 上手かったら私の存在意義が! 自給自足できちゃう じゃん!!!!!! りっちゃの小説担当で いさせてよ😭😭😭😭
え……控えめに言って愛してるんだけど。 神すぎないカナ…???🫶
えっ、、ハ、ハツチョウセン…ダヨネ、?? え…??? あ、さすがだねりっちゃん!?!? 多才すぎる、、す〜ごいね… がち続き楽しみ!!!!!!
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電車の中は蒸し暑くて気持ちが悪かった。
俺は吊り革に掴まりながらぼんやりと愛しの恋人とのメッセージを見ていた。
その時、後ろの方で小さく息を詰めるような声が聞こえた。振り返ってみると、同じゼミの女の子が肩を縮めて、後ろの男に体を固くしている。俺は迷わず声を出した。
「なにやってんだよおじさん」
痴漢の腕を強く掴んで引き剥がすと、丁度駅に着き、男は舌打ちをして逃げていった。
女の子__綾華は、俺の腕にしがみついて何度も何度も涙目で「ありがとうございます…」を繰り返していた。
その瞳が明らかに恋に落ちた色に変わった瞬間、俺は少し嫌な予感がしてたまらなかった。
予感は的中した。
翌日から綾華の猛アタックが始まった。
ゼミでは横の席、カフェテリアでは待ち伏せされ、気付いたらSNSもフォローされていた。
毎日のように「運命の王子様です」と言われ続け、手作りのお弁当や、プレゼントを渡されるようになった。俺はなるべく優しく断り続けた。
「俺、付き合ってる人がいるんだよね」
と言った瞬間、綾華の顔が一瞬固まった。でも次の日にはさらに勢いを増したアタックが始まった。
そして彼女は俺のSNSから恋人、吉田仁人の存在を突き止めてしまった。
ある日、勇斗の知り合いの女の子から突然呼び出された。
大学のカフェテリアに向かうと、小柄でかわいい顔をした女の子がにこやかに待っていた。
「あなたが吉田さん…??」
「佐野くんがいつもお世話になってます」
といわれ、彼女は笑顔のまま、容赦ない言葉を俺に浴びせてきた。
「吉田くん、佐野くんと付き合ってるんでしょ?」
「別れてくれない??」
「佐野くんにはやっぱり、女の子の方があってると思うの。男の人じゃ赤ちゃんも作れないし、普通の幸せを手に入れられないよね?佐野くんみたいな素敵な人に、そんなの可哀想。私だったらそんな可哀想なことしない。」
俺はなにも言い返せなかった。思ってしまったのだ。
俺は勇斗にとって邪魔な存在かもしれない、俺といたら普通の幸せを手に入れれないと。
胸が苦しくて帰り道のことはぼんやりとしか覚えていない。
その日から眠れなくなった。
小説初挑戦ですので、温かい目で見てもらえると嬉しいです🥹