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あぁクラス委員なんてマジダルい…。
「そもそも私がやる必要ないじゃん?」
誰もみてないし、サボっちゃおっかな…。そんな事を考えていたら、急に肩に手が乗った。「え?」
「白川さん、どこいくの?」
後ろを向いたら、同じクラス委員の黒川大樹だった。「黒川か…先生かと思った」
そう答えると黒川はきょとんとする。「白川さんって、こわがりじゃないんだね、意外」
「はぁ!?なんで急にそこ?」語気が強まってしまって、イライラしてる感じになった。ヤバ、この言い方でよく喧嘩になるんだった…。でもなぜか、黒川の顔は少しも暗くならなかった。それどころか、「いや、ラブコメでは肩に手が乗ると女の子ってびっくりするでしょ?」と言った。
…は?ラブコメ?
そう思ったのが顔に出たらしく、黒川の顔が少し暗くなった。「ぇと、漫画とかよく読むから、ラブコメとかも読むっていうか…」黒川の様子があきらかにおかしい。てか、今にでも泣きそう…。今度こそ語気が強まらないよう、少し深呼吸してから言った。
「ねぇ、だからなに?なんで泣きそうなの?」
あぁ、やっぱ語気が強まっちゃった。あんまりトラブりたくないのに…。せめて顔は優しい感じにしようと笑顔をつくる。黒川がこっちをみる。すると、急にふきだした。「ぇなに!?どうしたの!?」
「くっ…ふふふぁっ」
どうやら、笑っているらしい。めっちゃ長いし、笑い声おもしろ。「マジどしたの?話ぐらいなら聞けるけど」だんだん心配になってきて、つい真剣に言ってしまった。すると黒川は、こっちをみて言う。
「だって、白川さんー。」