テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
【注意事項】
・ご本人と一切関係はございません。
・すべてを許せる方、このタグを知っている方のみ、先へお進みください。
・リクエスト、コメント返しなどは承っておりません。
【お話】
🦊⚔️ 布団をふたりで…?
▶︎🔞無し
▶︎若干⚔️🦊感あるかも
▶︎関係性は本人のお二人に近づけてみた
(口調など違ったらごめんなさい)
【読み方】
🦊「」
⚔️『』
ここから伏字無しです。
2人それぞれの目線で、物語が進みます。
▪️伏見side▪️
『お邪魔しまーす』
「はーいどうぞー。少し散らかってるんですけど」
『このくらい大丈夫ですよ』
今日は、刀也さんが家に遊びに来た。
いつもの通り、ゲームしたり作業しながらダラダラと過ごすだけなのだが…。
ひとつ、言わなければいけないことがある。
「あのー、刀也さん。」
『ん?なに??』
返事をしながら、リュックサックを下ろす刀也さん。
「えっとですねー……」
『なんだよ、そんなもったいぶって。もしかして予定入っちゃった?』
「いや違うんすけど…。あの、一応今日泊まるつもりっすよね?」
『うん、そうだけど…。』
「………」
しばらくオレが黙っていると刀也さんが眉尻を下げた。
『え? …不都合なことでもあった?』
少し心配そうにしてくる姿に、心が痛む。
だが、意を決して言わなれば!!
「あの…今朝なんですけど、刀也さん用の布団にコーヒーこぼしちゃって…!!」
『えー?!? 何してんだおめぇー!!』
「いやもうほんと、すみません!!片手にコーヒー持って布団敷いてて」
『いや本当に何してんだ、なんだその事故しか起きなそうな行動!!!』
『布団両手で敷けよ!!!』
その通りすぎてなんも言えねえぜ…
「でも!!掛け布団は無事だったんで!✌️」
『何の解決にもなってねえよ(笑)』
予定を崩されてそこまで機嫌を悪くしていなくてよかった。
そもそも刀也さんはそんなことではキレないのだが…
そんなことをグルグルと考えていると衝撃の発言を刀也さんが放った。
『……なに?がっくんと布団共有になるの?』
え?????
「えっ……あの、それは狭くないっスカ……」
「あ!いや刀也さんがいいなら別にどうにでもするんすけど」
あまりに動揺してしまってなんか変なことを口走ってしまった。
うちに刀也さんが泊まるときは、オレが普段使っている布団の隣に、刀也さんの布団を敷く。
そんな刀也さんの布団(敷き布団)をオレが汚してしまったからお泊まりはナシにしてもらおうとしていたのに。
今刀也さんが言おうとしているのは、オレの布団でふたりで添いn…
『別に僕はいいけど。最近夜ちょっと暑いけどいけるでしょ』
「えっ、、と…じゃあオレはソファで寝るっすね!!!!」
『え、なんでですか。布団で寝ましょうよ』
えっとぉぉ???
これはなんですか?誘ってるんですか?
この男は、羞恥心がないのか、距離感がバグっているのか……。
「あの、本当に刀也さんはいいんすか。それで」
『別にかまわないけど。…なんでそんながっくん焦ってんの??』
「はぁ?!何言ってんすかまじで!!」
「普通気になるでしょ!布団共用とか!!」
謎に煽られて少し本音を言ってしまった。
『僕も別にそれがしたいわけじゃねえよ!誰かさんのせいでお布団がないみたいなのでね^^』
「今ベランダで干してるんで、ドライヤーで全力で乾かしましょう。刀也さん😠」
『うわ、目こわっ!ごめんて笑』
▪️剣持side▪️
結局泊まるかどうかは後回しで、今はふたりでカレーを食べながら、マリカをしている。
「アアアァァァ!!!!!」
『がっくんうるさい笑笑』
「なんでよ!!何であんなとこに崖あんの??」
『知らないよ笑 前見て走れよ』
いつもどおり過ぎていく日常。
僕はこのがっくんと過ごす時間がとても好きだし、自分の心からの素を出せる気がする。
本当に、がっくんに出会えてよかっt…
「ギャハハハハ!!!刀也さんに今アオコ投げたぞ〜〜〜!!」※青コウラ
『……お前を殺す。なにがなんでも』
「殺意高めですね〜?刀也さん☺️」
『喋りかけんな』
それから2時間もマリカに熱中してしまった。
「あ!刀也さん疲れてるだろうし、先にお風呂入っちゃってくださいね!」
『ありがとございます』
Switchの片付けをしながら、がっくんはお風呂を譲ってくれた。
そういえば、昨日は仕事が山積みで、睡眠がろくに取れてなかった。
がっくん気づいてたのかな。申し訳ねえ。
さっさと入って、寝てしまおう。
▪️伏見side▪️
刀也さんがお風呂に入りに行って、リビングで1人になって、ふと思う。
「刀也さん、本当にオレの布団で寝んのか…?」
1つの布団に2人で寝るって…。なんかさ。
……オレの心が汚れてるんだろうな。
刀也さんに向けて、相棒としての大切にしたいっていう気持ちはもちろんある。
けれど、一部リスナーが望むような、“そういう感情”はまったく抱いていないし、これからもない。
でもさ、同じ布団はなんか恥ずかしい。
というか、刀也さん布団共有すること忘れてないか…??
「お風呂あがったらもう一回聞こう…」
▪️剣持side▪️
しばらく湯船に浸かって、身体をリラックスさせる。
全身の力が抜けていくようなかんじがして、気持ちがいい。
そんな中、忘れていたことを思い出した。
『あ……。布団共有、だっけ?』
あの管理の悪いバカ狐のせいで、布団1つしかないんだった。本当に何してんだ。
がっくんはさっき、ソファで寝るって言ってたけど、そこまでしてもらわなくても…と思っている。
ほんっとうにキモいし、リスナーの奴らには絶対言えないけど、がっくんとふたりで、ソファで寝たことがある。
たしか、お互い収録が夜中まであって、高校生は補導される可能性があったから、駅から近いがっくんの家に、急遽お邪魔したとき。
ふたりとも、フラフラでソファに倒れ込んだ、はずだったんだよな…。
ハッと目が覚めたら、がっくんの腕のなかだったんだよ。
反射的に突き飛ばしたけど。
その時はキモい以外の感想は出てこなかった。
でもよくよく考えると、あれほど深く眠りにつけたことは、あれ以来ないなぁ。
だから、またあの睡眠をとれるのなら、今日のこの状況もいいかm…
『いいわけねえだろ!!!!剣持E!!!永遠に出てくんなお前は!!!』
ったく…。やばめのサバ缶食べる個体もいれば、こんなキモい個体もいるとは。
剣持は数知れねえな。
▪️伏見side▪️
『お風呂ありがと』
頭をガシガシ拭きながら、出てきた刀也さん。
き、聞かなきゃだよね…?
「あのさ、布団…ほんとうにいいの?」
『いいですよ、仕方ないでしょ』
『がっくんの布団、少し大きいし、いけるって』
1ミリも嫌がる気が無さそうで、なんならそれをすんなり受け入れている刀也さん。
あの、それは…? 媚びではないんですか…?
「……スゥ–、わっ、かりました」
「オレもお風呂入ってくるっすね!!」
「先寝といてもらっても構わないんで!」
『めっちゃ早口じゃん笑笑笑』
「うるっせえ!!!!」
明らか照れ隠しだとバレるような早口で喋りながら、お風呂場へ向かった。
▪️剣持side▪️
なんだ、あいつ。
めっちゃ照れてましたやん!!!
(剣持の中の甲斐田)
がっくんをいじれるネタができたなこれは。
睡魔が限界に近づいているから、ぱっぱと髪の毛乾かして、寝よう。
テキトーにドライヤーかける。
そのあと、洗面所で歯を磨いていると、お風呂から出てきたがっくんと目が合う。
『がっくん、僕もう寝ますね』
「あっ、はいそれはもう。疲れ癒してください」
「オレ、ちょっと作業してから寝るっす』
『わかりました。おやすみなさい』
がっくんの寝室は和室だ。
ふすまをガラッと開けると、ひとつしかない布団に転がり込む。
けっこう睡魔は限界まで襲ってきていて、スマホのアラームの設定をすると、すぐに布団に潜り込む。
「…がっくんの匂いがする」
我ながらキモいと思うが、がっくんの家に漂う匂いが布団からしてくる。
まあ、がっくんはあの調子だとソファで寝るだろうな。
そんなことを思いながら、だんだん意識が遠のいていくのを感じた。
▪️伏見side▪️
オレはオレでやらなければいけないタスクがあるから、寝る前にそれを終わらすことにした。
刀也さん、オレの布団で寝てるんだよな…。
本当に抵抗とかないのかなと思いながらも、嫌われているわけじゃないと分かって、正直少し嬉しくなっている自分もいた。
「いや、キッモォ……。」
そんな考えが浮かんだことに、頭をかかえながらタスクを終わらせていく。
約1時間して。
「……っ、終わったぁ。」
大きくのびをして、ふーっと息を吐きながら立ち上がる。
………歯磨きする前に刀也さんの様子でも見ておくか。
そう思い、ふすまを静かにゆっくりと開ける。
スースーと小さな寝息を立てて、縮こまって寝ている刀也さん。顔きれいだな。
部屋に入って近づいて、なんとなーく頭を撫でる。
「いや、一緒に寝るとしてもあきらかに狭いだろこれは…笑」
そんなちっさい独り言をこぼしながら、部屋から出ようとしたときだった。
弱々しく手首を掴んできた。あの刀也さんが。
「っ、え?? あっ、ごめん起こした?」
そうゆっくり聞く。
『…がっ、くんは、一緒に寝ない、の?』
「いや狭いでしょ、あきらか」
『寝ようよお…』
まぶたが閉じたまま、にへっとこちらに笑いかけてくる。
まだこれぜんぜん寝ぼけてるな。
「はいはい、ちゃんと寝てください」
そうやって言って、乱れている布団を刀也さんにかけ直す。
そのときだった。
しゃがんでいたオレを、ぎゅーっとハグして、布団に引きずりこんできた。
「はっ?? え、チョ、とやさん?!?」
『んふふ、あったかい』
「ちょっ…。ええ??」
オレの腕は刀也さんに拘束されてしまって、どうにも動けない。
無理くり解こうとすれば出れるのだろうが、あまりにも幸せそうに寝ている刀也さんを起こしたくない。
「と、刀也さん……???」
オレの胸元にピッタリくっついているほっぺたをぺちぺちと叩くも、反応がない。
シラフ、というか普通の刀也さんなら自分からは絶対こういうことはしない。
やっぱり寝ぼけまくってるよ、これ。
どこの女の子と間違われてるんだ、オレ…笑
なんかもはや、弟の寝かしつけみたいに思えてくる。
はーあ。オレももうこのまま寝るか。
いろんなことを考えるのもめんどくさくなって、そのまま意識を手放した。
無
119
224
843
コメント
1件
ぱりんこさん、読ませていただきました…! 布団を共有することになった二人の距離感、すごく良かったです…💭 刀也さんが寝ぼけて伏見くんを布団に引きずり込むシーン、思わず「あっ…」って声出ました(笑) 日常の延長にある甘酸っぱい空気感が丁寧で、でもふたりの持つ自然な関係性がちゃんとあって、すごく好きな雰囲気のお話でした🌙