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👑→→📢
・学パロ / 先輩後輩
・ちょっと異常なわんこ👑クンと鈍感な📢クン
・📢視点気味
ちょっと没気味だけど載せちゃう。
「いるま先輩っ!」
陽気な声と共に廊下を駆け抜けてきたのは、一応可愛がってやってる後輩のみこと。
朝とか関係なくいっつも煩いぐらい元気で、俺によく引っ付いてくるひっつき虫みたいなヤツ。
汗に濡れた前髪の下、純粋無垢な笑顔がまぶしい。
「おはようございます!」
「はよ…って昨日も走るなって言っただろ。」
バックを片手にみことに向けて眉をひそめたが、にこにこと笑ったまま反省の色は見えない。
注意はするが、諦め半分だ。
「どうしても今、報告したくって!」
「また何かやらかしたのか?それとも勉強の事か?」
「ぅ…先輩は俺の事なんだと思ってるんですか!」
ぷくっと頬を膨らませた後輩が可愛くて、つい手を伸ばして頭を撫でる。
俺より少し背が高いのは気に食わないが、嬉しそうに頬を寄せてくる所は大型犬みたいだ 。
いや、良くキャンキャンと吠えるから小型犬か?
満足そうな顔をしたみことは懐から、厚みのあるノートを誇らしげに取り出した。
表紙には手書きの文字で《観察記録・百冊目》と書いてあるのが見える。
「…観察記録?」
「はい!」
「ついに、先輩への愛を綴った記録帳が100冊目に突入しました!」
愛を綴った日記。…その一言を聞いて頭を抱える。
「…お前、そんなもんいつの間に」
「最初の一冊目は、先輩が俺に初めて笑いかけてくれた日ですよ!覚えてますか?」
「いや、覚えてねえな」
「うっ…でも俺は覚えてますよ!だから全部書き残してるんです!!」
さっきから、誇らしげな笑顔で何を言ってるんだお前は。
「…お前って、変なとこで記憶力抜群だよな。」
「ありがとうございます!」
…なんて、そんな事を一応可愛がってる後輩に言う訳にもいかず。
俺に何も害は無いし、悪意も無さそうだから聞かなかった事にした。
「で、その…99冊?って今どこにあんの?」
「俺のベッドの下に、ぎっしり詰まってます!」
「うわ…」
「大丈夫ですよ、誰にも見せませんから!いるま先輩本人以外には!」
「俺にも見せなくていいし、報告も要らないから。」
「えっ」